きららん’ｓ　キッチン・テーブル

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2005年07月14日

安野モヨコ・著「監督不行届」

(4)

テーマ：お勧めの本(7418)

カテゴリ：読書の楽しみ

ご主人である庵野秀明監督との日常を綴ったエッセイコミック。

書店の安野モヨコ氏のコーナーでみつけ、
中身を全く見れないままに衝動買いしましたが。
・・・買ってよかった・・・・。

「日本のおたく四天王」と称される庵野監督に嫁いだ安野モヨコ氏が
立派なおたくの嫁へと感化される「オタよめ道」（！）を、
「カントク」＆「オタよめ」、２人の暮らしを通じて描いています。

実は、ワタシの中学生時代はアニメブームが興った時代。
同人誌市場が活性化して、コミックマーケットが開催されるわ、

もちろん「ヤマト」も「９９９」もＴＶとロードショーで見ています・

ですから、この「オタよめ道」には、懐かしい部分が沢山。
巻末の「監督不行届・用語解説」も
読んで楽しく、覚えて使えるウンチク集、としてお奨めです。

モヨコ氏愛用のインテリアと、カントクくんのコレクションが
葛藤する情景も面白い。　
安野モヨコ氏のベストセラー「美人画報ワンダー」の
インテリア実物写真をあわせて眺めるとさらに面白いかと思います。

　キレイになれる美人画報シリーズ、文庫化もされました

夢中になってずーーーーっと見ている５歳児とダンナを叱り飛ばしている
綺羅々母ちゃんなのですが
母ちゃんも熱血アニメファンに復活して一緒に見ちゃおうかなぁ。
テレビは有害という偉い先生がたの言うことは聞こえないふりして
一家でアニメおたく・・・うぷぷっ♪　楽しそうです。

振り返ってみて、一番すきなのは
「庵野監督、カントクくんを語る」という１章。

静かな筆致で、細君・安野モヨコ氏を語っているのですが、
これほど深い愛情があるものなのかと何度も何度も読み返しました。
（しかし、その感動的な章の背景は、なんとなんと
　監督のウルトラマンポーズなんですよね・・・。
　すごいGAPですがこれは監督＆モヨコ氏の照れかな、と憶測します）

「日本のおたく四天王」の愛はかくも深かったのです・・・。

余談。

２人が出演した映画があります。