かえるちゃんのぽっかぽか生活

かえるちゃんのぽっかぽか生活

出生前診断と羊水穿刺

出生前診断と羊水穿刺

【トリプルスクリーン アンド アムニオセンテイシス】

羊水や血液の検査で、胎児の異常を調べられるのが出生前診断。
結果次第では中絶に結びつくことあり、ずっと議論が続いている問題の検査です。

長男出産の際もあまり深く考える事なく「お友達も受けたから」的な感覚で
受けてしまいました。結果「異常なし」の診断。結果オーライに終わりましたが
もしその結果が「異常あり=染色体異常」だったらば、自分はどういう判断をして、
どういう処置をしていたのかという事を全く考えていなかった事に深く反省しました。

そして再び次男を妊娠。妊娠週数も20週になり、また検査の時期がやってきました。
前回の教訓を踏まえて「検査はしない」方向で考えていたのですが、妊娠・出産とは
何度経験しても不安なもの。前回の妊娠は初期から出産まで、母子共に全くの健康体
であった私ですが、マタニティライフを不安のまま過ごすよりも長男の時と同様、
「大丈夫ですよ。」のその一言が欲しくて再び検査を受ける事にしました。
検査と言っても血液を腕から採取する簡単なもの。結果は一週間以内にでます。

検査から一週間もたたないある日、病院から電話がかかってきました。
「出生前検査でひっかっかったので、もう一度来てください。」との事。
この検査にひっかかったと言う事は染色体異常か二分脊椎??
染色体異常に詳しくなかった私が思いついたのは「ダウン症」の一言でした。

次の面接まで長い長い2日間・・・いよいよクリニックのカウンセラーから説明を
受ける日が来ました。
結果からいうと18番目の染色体に異常が見られる「18トリソミー」の可能性が高い
との事。私の年齢からすると1/3000の割合でなければならないのに、私の血液検査の
結果は1/10。1/10の確率で障害児が生まれるという意味。確率の問題なので、
10人に9人は大丈夫と考えると大丈夫のような、10人に1人と考えるとかなり
high chanceのような検査結果。その時に見てもらった超音波の映像でも心臓と脳の
変形が見られているので、大きな病院に行ってくださいと、早速翌日の予約を
取ってもらいました。

自宅から1時間の大きな病院に行って調べてもらっても、超音波検査で見られる
結果は同じ。画像から診断する限り18トリソミーの症状が見られますが、
いまだ確率で考えているだけ。ここで羊水穿刺をして羊水を検査すれば、
ほぼ100%確実に分かりますとの事だったので、「そうかもしれない。そうじゃない
かもしれない。」で頭を悩ませるよりは、少し危険を冒してでも(この検査により
流産する可能性もあり、特に胎児が小さい場合、その危険性は2倍に。)はっきり
させないといけないと思ったので、その場で検査を受ける事にしました。
赤ちゃんに針を突き刺すことなく、きちんと羊水を取れるのか?羊水を取った穴から
羊水は漏れ続けないのか?と不安は大きかったですが、優しく対応してくださる先生に
全てを任せることにしました。
羊水を採っている間はきつい子宮の収縮を感じたのですが、幸いにも流産に至る事は
ありませんでした。



天使になった小さな命 中絶(1)


Designed by unamama



© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: