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クマタツ1847 @ Re[1]:今日は恥を忍んで。。。(08/06) yokota115さんへ  おはようございます。 …

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2024.06.24
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カテゴリ: 友人



 あの吹上浜の夕日の向こう側に消えってしまったのか。
6月15日、LINEにKくんから入ってきた文面に驚いた。なんと闘病中だった「本〇どん」が13日に亡くなったとの知らせだった。昨年末から病状が思わしくなく入退院を繰り返されてはいたものの、病床からいつもと変わらぬ几帳面な文章を送ってくれていた本〇どん。最後となったLINEは、6月8日(土)の早朝だった。しかしこのLINEは他の人に送ったつもりだったようで数時間後に本人から「ごめんなさい!! 宛先を間違えています!」という断りの送信が届いた。
それと別なLINEにも次のような文章が届いた。同じ日の前の間違いLINEより早い時間の夜中の2時26分となっている。「〇〇どん! ありがとう  最近の舎友のO氏やM氏に近づいています。今後については、もうすぐ自分では、諸々の方々の所に楽しくも波乱万丈を乗り越えて来たとの自負をもって、堂々と参上します。その想いで一杯です」 これが私たち仲間が見た本〇どんの最後のLINEになってしまった。この○○どんは高校が私たちと同期であり、本〇どんとO氏やM氏と一緒に東京で学生時代を同じ寮で過ごした舎友のことである。
当時このLINEを読んだときは、それまでの本〇どんの少なくともLINE上で見る限りはそれほど深刻な状態とは思いもせず軽く見ていたが、今読み返してみるとご本人は覚悟を決めていたのかなと思われてならない。

 私と「本〇どん」との出会いは、私が2011年の秋頃からそれまで好きだったが時間もなく調べることもなかった鹿児島の歴史を退職もして時間も出来たので史跡めぐりも始めたことがキッカケである。
そして4年間特に島津家や西郷隆盛のことを中心に本を読んだり、史跡を訪ねたり、講演会に行ったりして、ブログの記事にも薩摩の歴史のことが多くなっていった。
振り返って自分の手帳を見ると2015年11月に本〇どん在住の日置市吹上町永吉にある歴代永吉島津家の墓地である「天昌寺跡」を訪ねている。その時、墓地の一角にビニールの袋に入ったものが置かれているのが目についた。外から見るとマジックで何か書いてある。よくよく見ると「この天昌寺跡墓地を見学の皆さんへ」とあり「電話をくだされば駆けつけて説明を致します」というような趣旨の事が書いてあり電話番号も書いてある。当時の私はパソコンは持っていても、小さな文字でやり取りする携帯電話は苦手で持っていなかった。その後、家に帰って電話をして、メールアドレスなども交換しメールでのやり取りが始まった。そして本〇どんのブログ「中期高齢者である田舎人のタワゴト」も知ることになる。お互いのブログへのコメントも書き込むようになって、交流は深まっていった。
そのやり取りの中で、2016年の南日本新聞の元旦の紙面に永吉島津家二代目・豊久の記事が掲載されるということを知る。そしていよいよ2016年の正月はきた。なんと新聞の第5部に二面ぶち抜きで「最強イケメン島津豊久」というタイトルの記事があり永吉島津家の二代目豊久(島津四兄弟の義久、義弘、歳久の末弟家久の子)のことで埋め尽くされている。このように島津家に連なる一分家の豊久がこれほど大々的に取り上げられられたのにはわけがあった。曰く「戦国時代の薩摩の武将・島津豊久が脚光を浴びています。関ケ原の合戦で奮戦し、命と引き替えに叔父の義弘を守りましたが、知名度は高くありませんでした。最近、漫画やゲームで新たな命を吹き込まれ大暴れしています。豊久人気の秘密に迫ります」ということで地元の南日本新聞が大々的に取り上げたようだ。
その記事の中で、この島津豊久が眠る「天昌寺跡墓地」を掃除をしたりして守る「永吉南郷会」の会長へのインタビュウー記事があるが、その会長が本〇どんである。(当時)




                         (天昌寺墓地の一番奥にある島津豊久の墓碑)


 2016年1月7日、いよいよ本〇どんと会うことになり、私は天昌寺跡墓地に向かった。駐車場で待っていると本〇どんが人なっつこい笑顔で車から降りて見えた。その2ヶ月くらい前からメールやお互いのブログのコメント欄への書き込みで大体のことはわかっていたので歴史好きの高齢者同士の初対面だったが何らこだわりもなく話をすることができた。
天昌寺墓地跡を改めて案内していただいて益々興味は深まった。
その後、「大辻石塔群」も是非見たもらいということで本〇どんの車のあとについて行った。なんとそこは広い畑の片隅に珍しい石塔群が並べられていた。島津忠良(日新公)に敗れるまでの300年間、日置南郷を支配していた桑波田氏一族の石塔をここに集めたものでここも永吉南郷会によって守られているとの話で感動した。ここの詳細は2016年1月9日の当ブログに詳しく書いた。

 その後、本〇どんのお宅にお邪魔したのだが、大学から東京に行かれて就職し、定年後に鹿児島に帰ってこられてから先祖代々の地に建てられたという愛宕山を望む絶好の地にある広い広いお屋敷に驚いた。
初めてだったのに厚かましくも上がり込んでいろいろな話が弾んだ。同じ年齢で高校は違ったが話をして見ると共通の友人・知人の名前が次々に出てきたのもある意味鹿児島の狭さだろうか。そのこともあって一層親しさも湧いた。

 長くなったがこれが「本〇どん」との出会いであった。
それから数えて8年半、私の高校の同期生を巻き込んでの楽しくも意義のある交流が続いたのだった。
東京から帰ってきた同期の仲間とKくんなど一緒に訪問したのが二回目だったかな。
ある時は、Kくんの関係する日中友好協会の関係者である中国人の留学生も一緒に本〇どんの屋敷を訪問し、梅やビワの収穫をし、昼にはバーベキュー大会をしたこともあった。
特に印象に残っているのは、2021日3月14日の事である。この日も私たち同期生数人は「本〇どん」の案内で「黒川洞穴」「西郷隆盛御座石」「西郷殿屋敷跡」「天昌寺跡墓地」「梅天寺跡墓地」(永吉島津家初代・家久が眠る)「南郷城曲輪跡」「六地蔵塔」「小松帯刀の眠る梅林跡墓地」などを訪ねた後、夕陽の沈む吹上浜に行った。

左がMくん右がKくん、波打ち際にいるのはNさんかな?
この吹上浜の夕陽は忘れることができないものとなった。
本〇どんの奥様がいくらか落ち着かれた頃にお参り方々吹上浜を訪ねようと仲間同士で話をしているところだ。


 もう一つ大きな忘れることができない思い出がある。  (甑島のトンボロ)
それは、本〇どん、Kくん、Mくんと私の四人で行った甑島2泊3日の旅である。

何事にも熱心な本〇どんは、旅の宿でも帰りのフェリーの中でもKくんからスマホのことをいろいろ習得しようと教えを受けておられた。この旅が本〇どんとご一緒した最初で最後の旅になってしまった。

 本〇どんの永吉島津家を中心とする歴史の研究は本格的で県内各地の歴史講演会に呼ばれて講師を務めたり、また島津義弘や豊久などが戦った関ケ原の戦いや大分の戸次川の戦いの現地に出かけて当時の敵方の子孫と交流したり現地の慰霊をしたり、その実行力にも驚くほかない。

 一方音楽にも造詣が深く、奥様共々音楽の都・ウイーンを何回も訪ねて♬に浸り、当地鹿児島国際大学のオペラの講座に数年間通ったり、若手の音楽家の育成に努めたりもされた。
またヘラブナ釣りにも思い入れが深く、出水や地元の山奥の湖に出かけてはヘラブナと対話をされる一面もあった。
そして、各地で出会った友人を大切にされて毎年の年賀状は数百枚に及んだという。
筆まめで、歴史の講演の資料も全て手づくりで枚数も多くわかりやすく、また全国の友人に「近況報告」としてその時々の事を送っておられた。私にも付き合いが始まってから大型封筒に墨字の宛先・名前を書いて送ってきたものだ。いつも頭の下がる想いで感激しかなかった。

 最後になったがT高校卒業の「本〇どん」は、上記のようなつながりから私たちG高校の卒業生でつくる「G高校八期会」の特別会員! あるいは賛助会員! 異色会員! として私たちの3つのlINEに入り、新風を吹き込んでいただいた。感謝。

 本〇どんのご冥福をお祈りいたします。

                          合掌





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Last updated  2024.06.25 19:27:12
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