自分らしく生きる

2016.12.24
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6 「強さ」の根っこ

 「理屈では分かるがどうしても弱気が治せない」
という人もいるだろう。

そういう人は

・自分は弱い人間だと認めてしまうことで、
かえって気が軽くなる。

言い換えれば、

・一人で強い人間などはそもそもいない

からだ。前に言ったように気の強そうに見える
人も実はさびしがり屋で人一倍弱い人間なのである。

 困ったことに職場の人とは「付き合わない」
わけにはいかない。一番良いのは苦手の人間の
本質を見抜いてスバッと切り込むことである。
そうすると相手は意表を突かれてかえって
こちらに敬意を表するようになる。それは
面白いほどである。要するに、職場の人間を
観察して楽しむくらいの余裕を持つことである。

 それができない人は、自分の得意技を磨いて、
「こいつは役に立つ」と思わせること。例えば
あなたが苦手な上司がパソコンには弱い、
とか文章には弱いとしよう。あなたがパソコンに
強く、文章に強ければ、このパソコンと文章の
両面でこの上司を「サポート」してあげること
である。私はこの手で、みんなが敬遠していた
先輩の心をつかむことができた。もっとも私の
場合は、まだパソコンは普及していなかったので、
文書と文字でこの先輩をサポートしてあげて、
信頼関係を築いた経験がある。

 私が勤めた最初の会社で、転勤命令が出た。
新しい職場のY先輩は、一般には
「怖くて厳しい人」と定評があった。

私が新しい職場へ転勤しYさんと一緒に仕事
をすることを知った人たちは一様に「気の毒に」
という顔をした。事実、そのY先輩が厳しいこと
に耐え切れず、何人も前任者が会社を辞めている
ことを私も知っていた。

 私は戦々恐々、覚悟を決めて、新しい職場で
そのY先輩と仕事を始めた。
ここでいえることは「人の噂は信じてはならない。
噂は半分」と思うこと。

 実際に仕事を始めると、噂とは異なり、そのY
先輩は決して
理不尽に厳しさを求める人ではなく、きちんと
した仕事をする人でこちらが、真面目に仕事を
すれば,決して意地悪な人ではないことが分かった。
それどころか
、東大出のYさんは、頭の切れる人で私にとって、
いろいろ参考になることも教えてくれたのである。
さらに、そんな、Yさんにも、「弱み」があること
が分かった。その「弱み」とはー字を書くこと、
文章を書くことだった。実は、それは、私が「得意」
とすることだった。だから私はYさんに代わって
Yさんの求められた仕事を代行しYさんは、彼の
上司である会社のトップや幹部からほめられる
ことが多かった。

つまり、私が代行することで、Yさんの上司から
の評価は、さらに上がったのだった。Yさんは私
を重宝がって、よく私の出番を作ってくれた。
Yさんと私は、当初の大方の予想に反し、
助け合って楽しく、仕事の実績を上げることが
できたのである。

 こうして考えると人間すべてに「強い人」など
は存在しない。

 要は「相手も人の子」であることを知ることで

ある。そうすれば相手の弱いところが見えてくる
ばかりか実は欠点だらけ弱点だらけの人間だった
ということもわかるかもしれないのだ。ここまで
くれば、もはやあなたは「弱い人間」ではないこ
とに気づくだろう。

 クールに見れば、強い人間なんてどこにもいない。
人間は一人で裸で生まれ、一人で裸で死んでいくのだ
。そう考えれば怖いものなんかいないのである。
こういう気持ちになることが強い人間になる第一歩
、根っこなのだ

・人間をよりよく知ること

・職場でも家庭でも人間を観察し、より深く
理解すること

を心がけよう。そうすると、生きるのが楽しく
なる。

 あなたは「弱くて自信のない人間」と自分の
ことを思い込み、ずぶとくて(反面無神経な人間
を強いと思っていたかもしれないが、そういう人は、
繊細であなたが気が付いている、繊細な人心の機微
や自然の微妙な変化、現実的な側面などは理解でき
ないかわいそうな野暮天かもしれないのだ。

 人間「長所は欠点」「欠点も長所」ということ
になる。(第 章参照)






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最終更新日  2016.12.24 07:05:15
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