インド洋に浮かぶフランス、レユニオン島

インド洋に浮かぶフランス、レユニオン島

●レユニオン島用語集

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レユニオン島用語集・Dictionaire de la Reunion   


レユニオン島は、フランスの海外県なので、もちろん公用語はフランス語。フランス共和国憲法にも、ちゃ~んも第2条に規定されています。

でも、レユニオン島には、クレオルたちが使う、クレオル語という、フランス語といろんな地方から集まってきた言葉がまじりあってできた方言、ともいうべき言葉があります。

フランス語と混ざっているのですが、私には、クレオルたちが早口で話し始めると、彼らの言っていることが、分かりません。私だけではなく、来たばかりのメトロ(これもレユニオン島の言葉、フランス本土から来た人たち)は、ほとんど分からない、発音も文法も変わってしまった言葉です。

ここでは、メトロにも分かる、レユニオン島に典型的なクレオル語、またはレユニオン島でしか使わない(分からない)表現、言い回しを集めていきます。これさえ、分かれば、あなたも立派な島の住民!?というかなりマイナーな用語集です(仏日辞典には載っていません!)。

ホームページ上、分からない言葉があったら、こちらで確認してくださいね。ここに乗っていない場合は、連絡をください。よろしくお願いします。



●<クレオル les Creoles >
クレオルというのは、もともとフランス語で、「植民地に生まれた白人」を意味します。レユニオン島では、転じて、クレオルというと、「レユニオン島で生まれた人すべて」を指します。フリーページ、「誰が住んでいるの?」


●<メトロ les Metros>
もちろん、地下鉄のメトロではありません! メトロとは、メトロポリタン(les Metropolitans)との省略で、フランス本土から来た人たちを指します。彼らは、クレオルたちの言葉が分からなかったり、土地に通じていなかったり、妙になまっちろいのでするので、すぐに分かります。同じ意味で、ゾレイユ(les z'oreilles)という言い方もありますが、あまりよい言い方ではありません。メトロが自嘲的にいうのが、よく聞かれます。 フリーページ、「誰が住んでいるの?」へ


●<ラジオ・フリードム FreeDom>(Freedom と Departement d'otre mer (DOM)=海外県をかけています)
地元の人気ラジオ番組です。住民のかける電話で、ローカルなニュースを伝えます。事故があった、交通渋滞、そんなときはすぐに特別番組に切り替わり、地元のニュースを一番に伝えてくれます。

それだけではなく、落し物、車などの盗難があってもここに電話をします。島中の人が聞いているので、なにかの情報がかならず入ってきます。「こどもが気を失った、どうしたらいい?」(!)なんていう電話もあります。とにかく、なにかあると、警察や病院より、まずフリードムっていうクレオルも多いのです。

夜になると、出会いを求める男女の電話も紹介していたり、クレオルに、絶大な人気と信頼(本当に信頼されている)を誇るスターチャンネルです。 「スマトラ島沖の地震の津波、ここまで・・・」へ


●<ドド・dodo> ドドというのは、かつてレユニオン島、モーリシャス島に住んでいた鳥。キウィのように、空を飛ばず、その代わり、丈夫な脚が発達していたそうです。大型動物、敵のいないレユニオン・モーリシャス島で、ドドは、自由に虫を追いかけながら、生きていました。

人間の入植とともに、このドドは絶滅してしまいました。人間達にとって、大型動物がいないこの島では、ドドは唯一の食用動物だったのです。そして、人間達とともにやってきた、大型ねずみも、ドドを餌食にしました。いままで敵のいなかったドドは、恐れるということをまったく知らず、人間に襲われても、逃げることさえ知らなかったそうです。

そんなわけで、現在、ドドは、レユニオン島産のビールのメーカー、ブルボン・ビールのシンボルマークとしてのみ、レユニオン島のいたるところで見られます。

そんなドドは、こんな感じ。



笑顔が、とてもかわいいドドです。マークの上には、かならず、「la dodo le la!」と、クレオル語が書いています。 レユニオン島のシンボル・ドードー鳥とヤモリ






(以下、準備中。徐々に整理していきます)


参考文献・"Le Petit Rebert', Le Robert, Paris, 1993.




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