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2007.07.08
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カテゴリ: 【E】




エーク・ドォ・ティンはヒンディー語の【1・2・3】、古代インドのデーヴァナーガリ(神の言葉、サンスクリット語)ではエーカム・ドヴェ・トゥリー二と言います。

アーサナ、又はアサンとも言われるヨーガのポーズはラージャ・ヨーガのアシュタンガ(8つの枝、8段階)の3番目。
(ラージャ・ヨーガについては良かったら こちら を読んでみて下さいね。)
【↓】はベリー・ビギナー様にはご参考になるかもしれない?アーサナに関する【1・2・3】、マイ・ホーム・メイドのトリムルティ(三位一体)です。

1・力を抜く(リラックス)
2・血行を良くする(循環)
3・バランスを取る(シンメトリー)


(「かかります」とは言わない所がポイント、そんな神秘的なお話は又いつか~。)

是非とも最初の1回で「出来ない~」「身体が硬い~」と感動して驚かないで下さいませ。
ローマ・・・じゃなくてアーサナは一日にしては成らず、されど全ての道はローマへ続く・・・というよりは自分自身がローマで道そのものなのですから。

アーサナはダンスや器械体操のようなパフォーマンスではないので、出来るとか出来ないにはそれほど意味がないと思うんですよ。
たとえ形が未完成でも充分に効果がありますし、続けて行けば誰でももれなく身体は柔軟になりますし、究極的には10人いれば10個の完成ポーズがあるとも言われます。

もしも他人様が気になって比較を始めましたら(左脳の思考→→→)、目を閉じて意識の矢印を思いっきり内側に向けてご自分の身体の中を感じるようにしてみて下さいね(→→→右脳の感覚)。
きっとさらに多くの気づきやギフトを実感される事でしょう。

そして痛みを感じたら深呼吸、痛い時には緊張して必ず呼吸が止まっているか浅く速くなっています。
痛い部分が伸びているな~と思いながら、そこに呼吸を入れて行くようなつもりで深く長~く吐いてみて下さい。
慣れて行くうちにストレッチする痛みが気持良く感じられるようになって来るから不思議ですよね。

アーサナには長い歴史の中で無数の種類ヴァリエーションが成立し、それらの心身双方への効果には絶大なものがあります。

でもポーズ中の肉体に起きている出来事はわりとシンプルなメカニズムのような気がするんですよ。

1・力を抜く

あの七転八倒の全てはこのためにある。
「力を抜いてリラックス」とか言われましても、人間ってそう簡単には脱力出来るものではありませんよね。
なのでまずは逆に力を入れまくる、そしてその物理的な反作用を狙うわけです。


この時に両手両足を中空に突き上げて全身で思いっきり力んでから、バッタ~ンと床に落とすようにするとより力が抜けやすいかと思います。
このシャヴァ・アーサナのシャヴァという言葉は、「娑婆に戻ったら・・・」という時のシャバのルーツでもあるんですよ。

2・血行を良くする

これも又反作用の原理。
アーサナをキープしているうちに身体の曲げた部分などから一旦血液が逃げて行きますよね。
この時には是非とも深呼吸をお忘れなく、デトックス効果が倍増しますよ。
そしてポーズを解いた時には血が勢い良く逆流、新鮮な血流から身体の各所に酸素や養分が供給されるという効果があるのです。
普段縮こまっていて循環が滞ったままの身体のパーツにも、そして毛細血管の先端の隅々にまで・・・。

3・バランスを取る

右に曲げたら必ず左にも曲げる、前屈したら後ろに反る、立って坐って、仰向けと腹ばいと横にも寝て、サルヴァンガ・アーサナ(肩立ちのポーズ)をしたらシルシ・アーサナ(逆立ちのポーズ)も行う・・・などなど。
必ずポーズは全身をシンメトリーにまんべんなく動かすようにして行いますよね。
普段の生活やスポーツなどでもどちらかというと片寄った身体の使い方をしがち、そのアンバランスを様々な形のポーズに取る事によって矯正して行けるのです。

背骨から脳天を抜けて真っ直ぐ上空の宇宙へ、そして同じ線上を大地の下の地球の中心にも、この縦方向の正中線と丹田(おへその10cmくらい下)が交差する所がちょうど身体の中心くらいに当たります。
この正中線を意識的にイメージしながら、丹田に重心を置いてアーサナを行うようにするとバランスが取りやすくなりますよ。

ここだけの話ですがこの身体正中線と重心丹田のイメージを時々思い出ようにするとちょっと便利。
姿勢が良くなって無駄の少ないきれいな動きになりますし、肩の余計な力が抜けるのでリラックスしていられます。
他人様や環境の影響を受け過ぎている時にも、このイメージをする事によって瞬時に自分の中心に戻る事も出来るんですよ。
居心地が悪くなったらこっそり【+】をイメージをしながら深呼吸、もしも惹かれましたらお試しあれ。





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Last updated  2007.07.08 14:37:16 コメント(18) | コメントを書く


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