前門の虎、後門の狼 <年子を抱えて>

前門の虎、後門の狼 <年子を抱えて>

2006/02/16
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カテゴリ: lecture
今日のテーマは、「こんなところに気をつけて ~犯罪から身を守るには~」。


昨年の愛知県の犯罪件数は約20万件、
そして我が市は46市町村のうちのワースト2である約9000件であったという。
(ちなみにワースト1は自動車産業で有名なT市で、
鳥取県全域に匹敵するほどの件数だったらしい)。

9000件というのは警察に届けられた件数(認知件数)であって、
実際には泣き寝入りした例も多いだろうから、一体どれだけの犯罪がおこったのだろうか。
少なくとも認知件数だけでいけば、市民の40人に1人は何らかの犯罪に遭っている計算になる。


後部座席の窓ガラスが割られ、粉々になった破片が車の中にも飛び散っていた。
当時、夫は単身赴任だったため、私は一人でアタフタしてしまった。
私だけでなく、そこに止まっていた6台全部が被害に遭った。
私はレーダーを盗まれただけだったが、隣の人はナビを盗まれたと言っていた。

ところで、安全はタダだと思っているのは日本人くらいだという。
安全は、警察が守ってくれるからお金を使う必要はない、と。
しかし、悲しいかな今の時代、防犯のためにはある程度お金を使わなければなるまい。


<泥棒に入られないための4か条>

 1.光
 2.時間
 3.目(周囲の目)
 4.音



人影等をキャッチするとピカッと光る防犯ライトは有効である。
これは我が家のお向かいさんがつけているのだが、
実家に行って、帰ってくるのが夜になったりすると、
私が車で通るたびに光るのでなんだかドキドキしてしまう(苦笑)。
玄関から道路までは庭を隔てた分の距離があるのに、


門灯を一晩中つけておくのはもったいないだろうか?
たかだか1ヶ月でコーヒー1杯分くらいにしかならないというではないか。
家の中が暗くても外が明るければ、外に人影があっても気づく。
反対に、家の中が明るくて外が暗いと、外は見えない。
泥棒だけでなく、のぞきをする人には願ってもない状況となるわけである。

防犯フィルムを貼っておけば、蜘蛛の巣状にひびが入るだけでガラスは割れない。
ガラス全体でなくとも、鍵部分の付近だけでも貼っておけば違う。

よく「うちには盗まれて困るような物はないから」と言う人がいる。
しかし、本当にそうだろうか?
お金なら、働けば取り戻せるだろうが、人の命は二度と戻らない。
たとえば、空き巣が侵入しようとしている時に家人が帰宅したら、どうだろう。
海外なら まず間違いなく殺されるだろう。
他にも、思い出の詰まった品などは お金にはかえられない物といえるだろう。

次に、「時間」である。
泥棒の心理は、できるだけ短時間で済ませたい。
侵入するまでに5分かかったら7割、10分かかったら9割の泥棒が諦めるという。
時間がかかればかかるほど、誰かに目撃される可能性が高くなるのだ。

次に、「周囲の目」である。
不審者というのは、同じ場所を行ったり来たりする。
キョロキョロしたり、特定の家の中を覗こうとしている。
犬を飼っているか、人通りはあるのか等をチェックしている。
見覚えのない他府県ナンバーの車が
1時間も2時間も止まっていたら気をつけろ!(長井秀和風に)

もしそういう人物を見かけた場合は「どこのお宅をお探しですか」と声をかけてみる。
声をかけられただけで、顔を見られた、ヤバイ!と思うのである。
この町は地域として防犯意識が高いのでは?と思って、諦めるかもしれない。

東京都世田谷区では、住民が意識して、知っている人知らない人誰彼構わず
「おはようございます」「こんにちは」と挨拶するようにしたところ、
前年に比べて犯罪が大幅に減ったのだという。

最後に、「音」について。
歩くと音がする砂利を玄関付近に敷き詰めておくのは効果がある。
ドアが開くとベルが鳴る振動センサーなるものもあるらしい。


ここは土地柄か、のんびりした人が多く、無施錠の家も結構あるのだという。
しかし、いつ犯罪に巻き込まれてもおかしくないご時世だ。
まさか私が…と油断せず、明日は我が身かもしれないと気を引き締めたいものだ。

ひったくりも多発しているらしい。
被害に遭いやすいのは女性、特に高齢者だという。
おばあさんは、両手を後ろに回して腰をかがめて歩いていることが多いようだが、
その体勢でバッグを持っていたら、格好の餌食となってしまう。
犯人に言わせれば「貯金箱がウロウロ歩いている」。

ひったくりに遭わないためには、肩からかけるバッグを幼稚園がけにするのが一番だそうだ。
道の右端を歩く場合、バッグは自分の右側に来るようにかける。
その状態だと、通りがかりにバッグを奪うことは物理的に難しいのだ。

子どもが小さい今、どうしても肩からかけるバッグばかり使うことになっている。
荷物が増えれば重くなって肩が凝るし、手に持つタイプのバッグを使いたい、
でもまだ歩けない坊がいるから実用性がないよなぁ…と思っていたのだが、
防犯のためにはもってこいのバッグというわけね~!


<講話を聞いた感想>

防犯にはある程度お金をかけるべきだ、という話が出たが、
4か条のうち、「周囲の目」は、お金がかからない。
昔みたいに、向こう3軒両隣という言葉が通用しない現代は、
地域のつながりが薄くなって、挨拶すらしない人もいる。
そういう場所は、泥棒にとって狙い目となる。
挨拶は誰でもできるし、気分もよくなるから、どんどん挨拶すべきだと思う。
子どもの誘拐を防ぐために、児童の下校時間に合わせて犬の散歩をするとか、
地域住民にこそできることがある。安心して暮らすために、皆の問題として考えたい。




<おまけ>

簡単な護身術を習ったのだが(手を掴まれた時にふりほどく方法)、
いざとなったら足がすくんでしまってできそうにないな…。
うーむ。究極の護身とは、怪しい人がいるような場所に近づかないことかしら。






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Last updated  2006/02/17 12:23:11 AM
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