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2009.02.04
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カテゴリ: カテゴリ未分類
セレーラ・ジェノミクスを率いてヒトゲノム解読で大活躍したクレイグ・ベンターの自伝。大活躍したというか、この本を読むまで、クレイグ・ベンターというのは、資本主義のガリガリ亡者で、ヒトゲノムの特許を私企業で独占しようとするヒール役だと思ってました。

ところが、なんとなんと、この本を読むとぜんぜん違ったイメージになります。公的プロジェクト側がいかにベンターを悪者に仕立て、邪魔し、かつ自分たちを正当化しようとしてきたかよくわかります。というか、アメリカの科学界っていやだなあと、日本の研究者も、こんな環境でサイエンスをやるであれば大変だろうなと思う。

このほか、やはり印象的であったのは、世間のイメージとは逆にいかに、会社として特許を取らずにサイエンスの発展のため(あと、自分の科学への貢献のために)なるべく早く学会に界に発表しようとしてきたことです。

まあ、それにしても戦いの好きな人であることは確かですね。

彼はいろいろな戦いをしている。一つは研究者のなかでの戦い。先ほどいった、公的資金を使った団体やNIHの連中。それと、セレーラなどの出資者。当然だが、1990年代以降のアメリカであれば、ビジネスモデルを作って、研究が成功すれば、当然ビジネスモデルに従って利益が転がりこむことを想定する。ところがそれをしない。まあ、投資家とすれば悪夢のような存在だろうね。

ゲノムをはじめ、科学ではどのように競争が行われているのか、いまさらながら、そのすさまじさを実感させるよい本ですね。







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最終更新日  2009.02.06 00:19:26
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