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加賀宝生花がたみをビルの屋上で篝火を焚いて演じた人が何者かに殺された。石油の利権が絡んだ犯行に潜むからくりとは。この小説に出てくる金沢に町は、浅野川の沿線梅の橋近く。加賀友禅と浅野川での仕事がテーマに書かれている。文体がなるほど句読点が多いので読みやすい。しかし小説に出てくる金沢の風景は意外とそれだけである。 小説によると金沢で1月間を過ごした留学生の話では、日本のよさが一番残っているのは京都ではなくて、金沢ではないかと思われたと書いてある。京都が日本での観光名所ならそこよりも金沢はより日本らしい。金沢に住むものにとってわからない点である。自分たちで金沢らしいものが見あたらないので困るし、小説も困ってしまっている。小説は最初の出だしはちんぷんかんぷん。後半は論理の飛躍すぎ。せっかくの能での設定が生かされていない。演目から振られた女の狂う謡とは察しが着くが、大統領では難しい。少々無理な展開であった。ただ内容がわからない分空想が長続きする。もし金沢らしさを表現するなら、総合力で書くしか無かろう。根性よしの県民性が、めぐまれない女性に成り代わってビルの屋上で金沢の加賀宝生を舞う。この総合力が金沢らしさかな。京太郎さんもさぞ苦しまれているのだろう.日本と京都と金沢と。どう違う。
March 19, 2013
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今回は奥能登宇出津を舞台に事件が展開する。能登島にリゾートホテルを建てた業者が富山湾の定置網を破いて自社の定置網に魚を漁獲しやすいようにしたり,妨害する人を殺人する。そのため能登の漁業の網元が網を切られて破産し東京に夜逃げし,子供を捨てる話。あまり詳しく書くとサスペンス小説を読んでも面白くないだろう。宇出津のキリコ祭りは暴れ祭りと言って,キリコを海に沈めるまで行う。40本の大きな7mのキリコと子供が生まれると2メートルの子供キリコがお祝いとして作られる。7月から9月半ばにかけて,連夜能登のどこかで祭りが行われる。七尾の石崎の奉灯祭と呼ばれ派手な武者絵の高さ12メートルの灯籠が並ぶ。輪島は輪島塗の灯籠が50基。宇出津のキリコは能登の祭りで最初にスタートし長方形のもので表には大きな字が書かれ,裏には武者絵。女性の絵が描かれる。大きなもので12mの重さ2トン。能登の夏祭りに必要なものはキリコと,巨大な松明だ。宇出津は八坂神社があって、スサノウノミコトを祭り、そのため喜ばすのに暴れる。能登沖地震のことについても書かれている。2007年3月25日朝9時 金沢は被害がなかったが輪島の被害が大きかった.総持寺の山門も方がルぐらいひどかった。穴水までも被害があるのでかなり広域に被災している。 当時1週間後に輪島 高州園 に泊まったが、ホテルはキャンセルでがら空き、建物は窓が歪んでいた。地震直後はおそらく道路もまともに走らなかったのではないだろうか。キリコ祭りが日本の中で、のとが200箇所と多いのは驚いた.今後もっと宣伝してもらえたら祭りが賑わうと思う。西村さんは、かなり早い時期に地震のことを話題にするなど意欲的な作家である。他にも「奥能登に吹く殺意の風」「十津川警部 金沢・絢爛たる殺人」「金沢加賀殺意の旅」「金沢歴史の殺人」の作品がある。是非他のも読んでみたい。
March 7, 2013
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