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久々に、 加瀬亮
出演作の見直し映画のアップです。
これ、探したら膨大なVHSの山の一角にあったのです・・・
なぜだっ
そう、これまた大好きな 永瀬正敏
出演、ってことで
当時録画したんでしょうね~
でも、状態が悪くて画像が解りにくかったので
先日格安になっていたDVDを入手して、やっと見直しました。
五条霊戦記-GOJOE-
(2000年サンセントシネマワークス)
監督:石井聰亙
脚本:石井聰亙、中島吾郎
見直してみたけど、内容全然覚えてなかった・・・
多分、当時は永瀬正敏の出番中心に見ていたんでしょう
あらすじ
平安末期、平家が支配する闇の時代。
京・五条橋では平家武者が次々に襲われ、「鬼」の仕業と恐れられていた。
その「鬼」の正体は源氏の生き残りである遮那王こと源義経( 浅野忠信
)であった。
源義経は山にこもり、源氏再興を目指し日々武術や妖術の鍛錬に明け暮れ、
影者・芥子丸( 細山田隆人
)と護衛僧兵・剛人( 成田浬
)を引き連れ
毎夜、殺戮を繰り返しているのだった。
一方その頃、夢の中で不動明王より鬼を退治せよとのお告げを受けた、
破戒僧・武蔵坊弁慶( 隆大介
)は、高僧・阿闍梨( 勅使川原三郎
)の
忠告も聞かず、比叡山から大太刀"鬼切丸“を盗み出し、五條橋に向かっていた。
刀鍛冶の無宿人・鉄吉( 永瀬正敏
)を案内役に、
遮那王が潜む逢魔ヶ森へ踏み込んでいく弁慶。
そんな彼の存在を知った遮那王は、
ふたりの前に立ちはだかる弁慶の宿敵の棟梁・湛塊( 船木誠勝
)や
自分の命を狙う平忠則( 岸部一徳
)を一刀の下に倒すと、
いつしか平家討伐という使命を忘れ、弁慶との戦いに取り憑かれていく。
そして、遂にふたりの決戦の時が訪れる。
五條橋を舞台に繰り広げられる壮絶な戦い、それは相討ちという形で幕を下ろした。
しかし、この事態に側近の少進坊( 鄭義信
)は困惑した。
彼は、芥子丸と剛人をそれぞれ遮那王と弁慶に見立てると、
源氏からの迎えの者たちに彼らを引き渡す・・・。
・・・・歴史には詳しくない私、これは独自の解釈で描かれていますが
もー、登場人物の対立関係を追うだけで精一杯
大好きな永瀬正敏、
浅野忠信(若いっ、そしてカッコいい!)はじめ、
岸部一徳、 國村隼、光石研、田中要次、森下能幸
等々、
ベテラン陣から個性派、名わき役、とにかくものすごい数の役者さんが
でてるんですが、今クレジットだけで私にわかる役者さんが案外少ない・・・
中心人物を演じている何人かも、ここ最近何に出てるのかがわからない、
といった状況でしたので、その中で
禿髪一
という、役名のような役名でないような、そして台詞ナシのいわば端役だった
加瀬亮という人の躍進の仕方は、やはりスゴイのだな、と
改めて思ったわけです。
さて、登場シーン。
初見では、わからんくらいです
役の、 禿(かむろ)
というのは調べてみると・・・
平安時代後期に平清盛が実権を握った際、
平安京内に多数の禿の頭髪の童子(及び童形の者)を放ち、
市井の情報、特に平氏に対する批判や謀議の情報などを集めて
密告させたという記録がある。これらの童子は
「禿、禿童(かぶろ、かむろ)」と呼ばれていた。
一説では禿は、髪をおかっぱに切りそろえるなど特定の外見をしていたとされる。
この場合、実際の情報収集以上に、都の住人に心理的な圧力をかけて
支配と治安を維持しようという狙いがあったとも考えられる。
「平家物語」によれば、14歳・15歳の童を300人えらんで、
髪をかむろに切りまわし、赤い直垂を着せ、京の市中を徘徊させ、
平家のことをあしざまにいうものがあれば、
これを聴きだして、その家に乱入し、資財、雑具を没収し、
当人をとらえて六波羅に検束した。禿童は自由に宮中にさえではいりし、
禁門をとおっても姓名をたずねる者さえなかった。
(以上wiki)
という、かなり特殊な役割であり風貌。
つまりおかっぱ頭で赤い直垂(ひたたれ)姿ってこと。
そして、平家の親衛隊というか情報源。
その見方で見ていると、、、お、出てる出てるっ
平忠則(岸部一徳)が弁慶を捕らえるぞっ、みたいなシーンで後姿で登場、
その後、捕まえた弁慶とのシーンでは
後にいろんな映画やドラマ、CMなどで共演することとなる、
岸部一徳さんや國村隼と一緒のシーンだったとは、感慨深い・・・
弁慶を追い詰める森の中でも、眼光鋭く直垂姿でいたりするし
(完全に、悪役のときの目・・・コワイ)
矢に打たれた仲間の禿の脇にもいるし
炎上する村に来たときも、
従者のようにすぐ脇に仕えている。
今の活躍の度合いから考えれば、それもまた面白い。
映画自体は、なんかちょっとわかりにくい部分もあって
大挙して出てくる役者さんの使い方がもったいないかも、
と思う部分とか、CGがくどいかも、と思う部分とかありますが
まあ、新しい解釈ということで・・・
結構、永瀬正敏さんと一緒に出てる映画があったりして
私としては嬉しいのだった。
MINAMATA 2021.10.02
切なかったベル・カント 2020.02.24