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本日の日経新聞に以下のような記事が載りました。
新国際会計基準からすれば大増益になったということだと思います。在庫の価格が上がったので大きく儲けたわけですから^^;
しかし在庫の価格を除いた実質ベースだと経常利益がマイナスだということで、株価がちっとも上がらずに、10年来の安値ベースからほんの少し上がっただけです。
石油元売にとって実質ベースの経常利益なんて、あんまり関係ないのではないかと思うんですけどね。機関投資家の皆様には実質ベースが大事ってことでもないですよね。在庫の評価損が大きいって、今まで投売りしてきて10年来の安値にブン投げたんだから^^;
『大手石油元売り2社の2009年4~12月期経常損益は原油在庫の押し上げ効果で黒字となりそうだ。 新日本石油 が1000億円超の黒字(前年同期は3513億円の赤字)、新日鉱ホールディングスは金属事業も下支えし、500億円強の黒字(前年同期は362億円の赤字)となったもよう。ただ需要急減で採算は悪化しており、在庫の影響を除く実質経常損益は苦戦している。
新日石 、新日鉱HDの経常損益が黒字化するのは原油在庫が収益を押し上げるためだ。石油元売りは期初の割安な原油在庫を原価に含む「総平均法」という評価方法を採っており、原油価格の上昇局面では会計上プラスとなる。原油価格は1バレル70~80ドルで推移しており、 新日石 で1100億円超、新日鉱HDで400億円超の在庫による押し上げ効果が発生する見通し。
ただ、こうした原油在庫の影響を除く実質ベースの経常損益は悪化している。石油精製事業では国内外で軽油、ガソリンなどの需要が低迷し、減産を迫られた。原油価格と卸価格の差である利幅(マージン)が低下し、 新日石 の実質経常損益は300億円を超える赤字(前年同期は737億円の黒字)となる可能性がある。
新日鉱HDの4~12月期は原油在庫を除く実質経常損益で前年同期比9割減の50億円程度の黒字だったもようだ。石油事業は苦戦したが、金属事業が下支えした。銅価格が1トン6千~7千ドル台に上昇し、金属事業の経常利益は前年同期比3割減の300億円前後となったようだ。金属事業は10年3月期通期では増益に転じ、計画を上回る前期比5割増の430億円程度まで回復する見通し。
新日石 と新日鉱HDは4月1日付で持ち株会社「JXホールディングス」を発足し、経営統合する計画。石油製品需要の減少に対応し、13年3月末までに600億円以上のコスト削減を目指している。 』
以上、日経新聞からの引用終了。
物事の本質を見据えて投資をしていきたいと思います。株で儲けても、在庫で儲けても企業が儲かってればそれでOKだと私は思っています^^; 新国際会計基準の考え方に近くて、違和感はまったく無いです^^;