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「笑っちゃうほどツイてない日」のその後の展開があったので、書く。あの日目的を何一つ達成できず傷がついた靴で帰宅した私は、早速パソコンを起ち上げ、試写会プレゼント企画をしたサイトの問い合わせフォームから苦情をしたためた。とても楽しみにしていたこと。行くために事前に仕事や家庭の調整をし、交通費も往復の時間も使っていること。それはあの会場の入口で並ばされ、そのまま帰された人全員がそうであること。席の確保を全くしていない試写会プレゼントをすべきでないこと。会場の収容人数を遥かに超える人数を招待するのは企画として大変問題であること。試写会の振替はできないと言われたが、本当に何のフォローもできないのかもう一度検討してほしいこと。あの会場で、言えなかったけど帰路で「言うべき文句はきちんと言えばよかった!」と思ったことをしたためて送信した。これでスルーするならそれまでの企業。明日はない。私とお前は社名が変わる前からの15年近い付き合いだ、どうか誠実さを見せてくれよ・・・そんな気持ちでようやくほっと一息、と言いたいところだが既に夕飯の支度をする時間。一つの事に囚われる余裕も無いおっ母さんの日常に戻り、いつも通りの慌ただしい時間が過ぎる。ご飯を作りながら、「ああ、母が ”料理してる時間は無心になれるからストレス解消になる” って言ってたのがずっとわからなかったけど(料理嫌いなので)、今日はなんとなくわかるよ。。。」と思う。これで「必ずやらなければならない事」という縛りがなければ、私はきっとビールをチビチビ飲みながらずっとムカムカしていただろう。働くお母さんはやることが多岐に渡って大変だけれど、肉体も精神も色々なところに引っ張りだこなのがかえって切り替えができて良いのかも。仕事をしてなかったころに本当に苦しかったのも、ずっと育児と家事だけの生活で、一度ストレスを感じると心がそのことに支配されて逃げられなくなる状況がきつかった。区切りが全くないから。そして夫も帰宅しご飯を出してようやくほっと一息つけた22時頃。運営から返信があった。当日中に返信をもらえるとは思っていなかったのでそれだけで誠実さを感じる事ができたのだが、最初にお詫びの言葉があり、今回のケースがイレギュラーであったことの説明があった。そして既に社内で検討し・交通費の補償・前売りチケットの送付のどちらかで対応したいとの提案をいただけた。信頼して応募した企業に「些末な消費者」として軽視されたようなショックがあり、プレゼントを真に受けてわざわざ出向いた自分をマヌケに思えてきていたので、このように迅速な対応をしてもらえて精神的に救われました。私が選んだのはもちろん前売りチケット。もうこうなったら作品を観て感動しなければ気が済まない!また時間を作るのは大変だけど、でも楽しみ〜次は美味しい中華を食べられますように。
2015.04.13
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今日は笑っちゃうほどツイてない一日だったのだけれど、まだ笑えるところまで昇華できてない。先月応募していたとある映画の試写会が嬉しい事に当選となったため、今日は事前に仕事を調整して休みをとり、子供の下校から習い事までの手配をして、ウキウキでおめかしをして東京都心へと向かった。東京の電車は細切れに止まり、ネットワーク状に広がる各線への接続も複雑なため、油断をすると予定した時間内に目的地につく事ができない。また客の乗降にも互いに気を配り合わなければいけない。常に一定以上の緊張が求められる。東北本線のように読書に集中したり隣り合わせたおばあちゃんからみかんをもらって食べたりぼけーっとしていてはいけないのだ。さて、ようやく目的地に降り立った私は「今日は美味しいものでも食べよう」と事前に場所とメニューを調べておいた湖南料理店へと向かった。しかし残念ながら満席とのこと。仕方なく他の店を探す事にしたが、既に中華料理の気分だった私は「ザ・中華」な店構えの料理店に吸込まれるように入ってしまった。ところがそこは回鍋肉やフカヒレ料理が食べられるような所謂中華料理店ではなく、台湾風ラーメンの店。ご馳走を頂く予定が、何故か油っぽいテーブルでそんなに好きでもないラーメンをすする羽目に。向かいのテーブルの客が「これ、味がしないよ」と店員に文句を言っているのを横目に。味はともかく満腹になったことだし、試写会の時間まで食後のコーヒーでも…と気を取り直しカフェを探す事に。さすが都会。カフェだらけ。しかし、どこもかしこも満席で行列ができている。こんなにたくさんのカフェがありながら、一杯のコーヒーにありつく事も困難。レストランや定食屋の外にもサラリーマンの行列。私が入った台湾風ラーメン屋が空いていたのは奇跡ではなく、皆が意図的に避けているからなのだなと悟りつつ歩き回る事15分。ようやく一軒の喫茶店のカウンター席が一つ空いて入る事ができた。ところが、そこは分煙化されていない喫茶店でカフェというよりも街の喫煙ルームとして機能しているようなお店…煙草を吸わない私は、座ったとたんに「しまった!」と思ったが他に行く場所もないのでとりあえずブレンドコーヒーを注文。何故か秒速で出て来たブレンドコーヒーは香り低く、味わい浅く、熱くてちょっと苦い汁とでも言うべき代物だった。それでももうすぐ始まる試写会の事を思えば「ついてない日もあるよね☆」くらいで自己消化できるというもの。タバコの煙で全身をくまなく燻されつつ黒い苦汁を飲み干した私は、試写会場へと向かった。エレベーターを降りると既にそこには列ができている。「こちらにお並び下さい」というスタッフに促され、おりこうに並ぶ。エレベーターから次々と降りて来る招待客。「申し訳ありませんが、前にお詰め下さい」というスタッフの指示に、おりこうに従う。出演者も監督も年配のためか、列にはお年寄りが多い。杖をついている人も列に並んで立っていて、大丈夫かしらと心配していると若いスタッフが何かをボソボソと言い列が動き始めた。列の先頭に並んでいた招待客が何故か追い返されている。「招待券、忘れちゃったのかな?すごい気の毒・・・」と思っていると私の前の人の番に。私が握りしめている招待券と同じ招待券をを差し出した。すると、その若いスタッフが「マスコミ関係者で満席になってしまったため入る事ができません」と言うのが聞こえた。え?・・・えっ、え!?前の招待客が追い払われた後私も同様の説明で追い払われる羽目に。杖をついて並んでいたお爺ちゃんも、みんなみんな、一般の招待客はみんな門前払いされたのだ!なんだこれ。あり得ない。なぜ入る事を許されない我々一般人を招待したのだ。マスコミ関係を名乗る人も門前払いされていたので「マスコミ関係者を優先しているため一般の方は入場できない」というスタッフの説明からするとおそらく入場できた一般客はいないものと思われる。チケットに同封されていた案内状には「満席の場合はご入場頂けない場合もございます。お早めにお越し下さい。」とあったので、そういう可能性もあることはわかっていたがこれって「場合もある」という範疇を超えてますよね?って話だ。会場の収容人数なんて会場予約の際にわかってるはずだしマスコミへの案内状と一般向けの招待券の数だって把握してないはずはないし収容人数をはるかに超える人数の人々を招待しちゃったという事故ですよね?後から来たマスコミ関係者の所に責任者と思われる年配女性が慌てて近寄り「本当に申し訳ありません、もういっぱいで、物理的に無理なんです。また別の日をご連絡しますので。」と説明している。私はその言葉に「物理的に無理な人数を招待したのは自分たちでしょー!!」と心の中で突っ込んだ。「一般招待客は入場できない」「他の日の試写会に振替はできない」「一般客用の席の確保はしていない」この一点張りで、全く納得はできないものの、入れないものは入れないのである。「そうですか」と顔面で不服を表明するにとどめ、仕方なくエレベーターに乗ってビルの外に出た。そういえば、JR東京駅の100周年記念Suicaの購入数の読みが甘くて長時間並ばされた人が怒って暴動にまで発展しちゃったっけな・・・その事案に比べると、並んだ時間も環境も遥かにマシだけれど、招待客は自分たちが招待したわけだから、収容人数に対する来場者はSuicaの販売数とは比較にならないほど予測可能だよなあ・・・そんな事を考えていたら、参加がほぼ不可能であることがわかっていながら映画の宣伝の為に「試写会招待プレゼント企画」をしたのではという疑念がわき上がってきてしまった。私も、他の人も「そうですか」とあっさり引き下がっておとなしく帰ってきたけど、これってもっと声を上げて文句を言っても良かったんじゃないか!?「不平不満を口に出すのは大人げがなく、恥ずかしい事」と、文句があっても黙って飲み込む事を良しとする日本人特有の妙な価値観に、我々は飼い馴らされすぎていやしないか!?そう思うと、仕事を休み、家庭の都合をつけて各々数時間かけて足を運んだ多くの人が声を荒げる事も無く、若いスタッフに言われるがままおとなしく門前払いされる様子は、不気味にさえ思えてきた。私もその一人なのでなおさら。そんな憤懣やるかたない気持ちではあったが、私にできることは家に帰ってプレゼント企画をした広告代理店の問い合わせフォームから苦情をしたためることくらいしかないので、とりあえず来た道(地下鉄)を戻ることに。乗り換えのため3線の中継駅となっている混雑する駅構内を歩いていると、背後から足に何か硬い物が当たって慌てて振り返った。するとそこにはベビーカーが。自分の不注意だと思い「すみません!」と頭を下げたものの、ベビーカーのお母さんはド無視でスルー。。。こちらが痛かっただけであちらは何ともなさそうだったからまあいいかと、子供達のお土産の為シュークリーム屋の前に並ぶと、また背後から硬い物が打ち当たり、足に痛みが走る。振り返るとまた再び同じベビーカー。ベビーカーに当たる異物の衝撃はもはや手になじんでしまっていて気づかないかのようにものすごいスピードで立ち去るお母さん。そんなに飛ばして・・・ベビーカーはキックボードではないのですから・・・ベビーカー持ちの外出が想像以上に大変なのは私も経験しているからわかるけど、背後からでは避けようがないよ。靴にも傷がついてしまったよ。はぁ・・・、つかれた・・・何も目的を達成できなかったのに・・・仕事を休んでまで来なければよかった・・・そんな脱力感で緊張が維持できなかったのです。最後の最後に家の最寄り駅をうっかり乗り過ごしてしまった。なんてツイてない日だったんだろう。
2015.04.09
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