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ハンガリーでは、積雪はありませんが、寒さが増し、街の様子もすっかりクリスマスモードになりました。この様子は1月上旬まで続きます。
リスト音楽院での12月は、たくさんの演奏機会に恵まれた一ヶ月でした。学期の終わりの月なので、半年間のレッスンや練習の成果を見せる場としてクラスコンサートなどが開かれます。
私もピアノと室内楽のクラスコンサートのほかに、ヴァイオリンの先生に声をかけていただいたコンサートなどに出演しました。
室内楽のクラスコンサートでは、日本人のヴァイオリニストとドヴォルザークのヴァイオリンソナタを演奏しました。私自身にとって初めて挑戦するロマン派のヴァイオリンソナタで、自由なテンポ感の中でどう息を合わせていくか、ハーモニーによる変化の中にどう感情を乗せていくかなど、試行錯誤を繰り返した作品でした。
本番では心地よい緊張感の中、集中して弾けたことが二人にとって良い経験になったと感じていますし、演奏後お客さんが笑顔でたくさん拍手をしてくださったことが強く印象に残っています。
一緒に半年間悩んだり、お互いの音楽を共有できたパートナー、そして毎週熱心に指導をしてくださったOszkár Varga先生に感謝申し上げます。
ピアノのクラスコンサートではスクリャービンのピアノソナタ5番を演奏しました。
複雑なハーモニーの変化や色彩感、さまざまなキャラクターをどう表現するか、本番に向けての精神的なコントロールなどまだまだ課題がたくさんあると感じましたが、コンサートでは今できることをやり切れたと感じます。
自分以外の門下生の演奏を聴くことができたのも、よい機会でした。
これからは2ヶ月に1回のペースでクラスコンサートを開催したいと先生も言っていたので、次にまた門下生たちと交流できるのが楽しみです。
12月中旬には、Falvai Sándor先生のコンサートを聴きに行きました。先生には日本にいる時から何度もレッスンをしていただき、先生の作る音楽や幅広い知識からは毎回たくさんのアイデアを得ることができます。
今回の演奏会ではショパンのバラードやベートーヴェンのソナタ、ムソルグスキーの展覧会の絵などを演奏していて、先生の奏でる音一つ一つに感動した演奏会でした。
また、演奏会から数日後に先生のご自宅にてレッスンもしていただきました。今回はショパンのポロネーズで受講しましたが、自分の演奏を見直す貴重な機会になりました。
12月中旬にÓbudai Társaskör(コンサートホール)にて行われたVilmos Szabadi先生とその門下生によるコンサートには、たくさんのお客さんが足を運んでくださいました。
私は室内楽のパートナーの方とモーツァルトのヴァイオリンソナタK.304を演奏し、納得いく演奏ができました。
終演後たくさんの方から日本語で挨拶されたり、良い演奏だったよと声をかけていただき、とても温かい気持ちになりました。
最後にご報告ですが、1月22〜26日にイタリアのリボルノという場所で開催される国際コンクールに参加することになりました。現地に行って参加する国際コンクールは初めてなのでドキドキしていますが、良い経験になると思うのでさらなるレベルアップを目指して精一杯頑張ってきたいと思います。
応援のほど、よろしくお願い申し上げます。
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