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仕事柄、十数年間にわたりほぼ毎月の様に訪問しているタイですが、ここの所、例によって(苦笑)かなりキナ臭い感じです。毎回毎回「赤シャツvs黄シャツ」の構造になってるんですが、今回は少々心配しています。まぁ、基本的には都市部を中心とした旧支配者層に農村部の支持をバックに戦いを挑むタクシン一族って事です。タイ人でもない私が、他国の政治に口を挟むべきではないと思いますが、あまりにタイの国益や国民の未来を無視した奴らに対しては、「どっちも早く逝っちゃってくれ!」と言う感じです。インラク首相の被害者面もイライラするし、反政府指導者ステープ氏の「毎朝、美顔マッサージしてます?」的に妙にツルツル、テカテカした厚顔みると張り倒したくなる自分がいます。 立憲君主制に移行する以前から、タイの政治や経済を牛耳ってきた旧支配者層。こいつらは、自分の利益だけを追求し農村部や貧困層に対する思いやりは配慮なんてまったくしてきませんでした。今でもバンコクっ子の中には、東北地方(イサーン)の人達を「コン・ラオ=ラオス人」と蔑称し差別する奴らがたくさんいます。さすがに最近ではあまり聞かなくなりましたが、かつて農村部では「口減らしと生活維持のため娘が身売り、都会に出て風俗」と言う話がゴロゴロしていました。 それにもかかわらず、タイの金持ちの金満振りって言ったら、金持ちでもちゃんと税金取られちゃう我が国の成金達なんててんで話しになりません。まぁ、決して経済大国ではないにもかかわらず、世界で一番金持ちの王様は誰でしょう・・・って所で、旧支配者層の搾取振りが伺えると思います。 「タクシンは農村部に金をばら撒くから選挙をすると自分たちが負ける」とか反政府指導者ステープ氏はのたまっておりますが、言葉は正しく使っていただきたいものです。正しくは「俺たちだって負けずに金ばら撒いてるけど、数でタクシンに勝てんっ!」でしょ。今回のデモに参加している中には「基本的にはタクシンを応援しているけど、デモに参加すると日当もらえるから。選挙になれば当然タクシンに投票するぜぇ!」と言う奴がワンサカいます。良くも悪くもたくましい人達です。 そんな旧支配者層に対抗するように力をつけてきたタクシン一族だって似たようなもの。確かに農村部や貧困層に金をばら撒きましたが、やり方としては「よしよし君達には一律50円あげちゃおうっ!でも、その際に手数料として一人当たり100万円僕が貰う事にするからね」みたいな感じです。なんだか我が国の田中角栄元首相を見るようです。でも、まったく自分たちの方を見向きもしてくれなかった旧支配者層に比べればタクシンはまさに神様!・・・「角栄先生は悪い事したかもしれんけど、おらが村に大きな道路作ってくれたし公民館だって建ててくれた」と言う新潟県民を見ているかのようです(ちなみに私、母方が新潟でして、実際にそういうことを力説する地元の爺婆をたくさん見ております)。と言う訳で、タイ北・東北部の農民層の間ではタクシンの人気は絶大です。 そしてタイでは都市部の人口よりも農村部の人口の方が断然多いので、何回選挙をやっても勝つのはタクシンサイドという図式になってますから、反政府側(旧支配者層)が選挙をやりたがらないのは当然です。彼らとしては選挙ではなく、政権譲渡と言う形で権力を取り戻したい訳ですし、今までは何回も同じ事を繰り返してきました。 でも、本当に今回もその図式で大丈夫なんでしょうか。選挙なしの政権譲渡で、今までと同じように農村部の人達はおとなしく引き下がるのでしょうか。最近、バンコクで農村部出身の人達と話をすると、以前とはずいぶん意識が変わっている事に驚かされます。要するに「基本的人権」に目覚めつつあるんでしょう。以前であればタイ人ならば絶対口にしないはずの「××様」に対する不満も、かなり親しくなった後の私的な場所であれば平然と口にするようになっています。 旧支配者層は「農民や貧困層なんて所詮・・・」的な旧泰然とした意識で事を進めると、後々取り返しの付かないような騒動になる恐れがあると見ています。私にとっては「第二の故郷」とさえ言えそうなタイだけに、今後平和的解決の方向に進む事を願ってやみません・・・とか書いてますが、残念な事におそらく解決策がない事はほぼ間違いありません。まったく困ったもんです。
2014/01/24
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タイ人気質 その3 スパープ 何だかタイ人のだらしない面ばかり強調しすぎている様な気がするので、ここらで彼らの違う側面を。「スパープ(=礼儀正しい)」と言う言葉の通り、タイ人は実に礼儀正しい民族なのです。我が国の思い上がった「ラーメン屋のクソ親父」みたいに客を舐めた口の聞き方や態度なんて絶対にしません。どんな場末のレストランや屋台でも、支払いが終わると客に対して両手を顔の前に合わせてお辞儀をするワーイと共に、「コップン・K(ありがとうございました)」としてくれます。ホテルのドアマンやボーイなんかもまったく同様ですね。悪評高いタクシーの運ちゃん達だって、ちょっと多めに釣り銭上げた時なんか、十中八九「コップン・K」です。同様に、年上や目上、そして僧侶(タイは仏教国)に対しても、実にきちんと礼節を守っています。 そんな「礼節の国タイ」では、肌の過度な露出は忌み嫌うものとされています。そう思って、バンコクの街中を眺めてみてください。タンクトップ&短パン&サンダルみたいな服装しているのは、外国人ばかり。タイ人はみな袖つきのシャツ着てます。また、襟のないTシャツも下品みたいで、若造は別にしてほとんどの大人はポロシャツとか半袖の襟付きシャツ着てるはずです。よく日本人観光客が利用するツアーでも、ガイドさんが「お寺とか観光に行く際は、Tシャツ・短パン・サンダルは駄目ですからね!」とか注意するそうです。特に、仏教の信仰が厚いタイではお寺に行く際は、最低限彼らの信仰に対する配慮の意味でも、これら服装はやめましょう・・・って言うか、格式高いお寺なら境内に入れてもらえませんけどね。 それと、女性は坊さんにタッチしちゃ駄目です!別に禁欲生活が長い坊さんがいきなり発情しちゃうからではなく、女性に触れる事で今まで積んできた徳がすべてお釈迦になっちゃうからです。せっかく10年以上もがんばって厳しい修行に耐えてきた僧侶が、外国人女性に「キャァ~っ!この坊さんちょっと可愛いぃ!!」とか言われながら頭ペチペチされたりすると、すべてがパァって事になっちゃいます。人生ゲームで言えば、「台風にあって、すべてを失う。振り出しに戻る」みたいなもんです。まぁ、今の所女性からそういう行為をされそうな、可愛い系もしくはイケメン系の僧侶なんてタイで見たことありませんから、心配ないんでしょうけどね。でも、中には「ヨーダ」とか「トトロの猫バス」みたいな、「あんた人間?」って言う坊さんは何人か見かけているので、その人達はある意味マニアの標的になっちゃうのかも。だって、誰だって「本当に生きているヨーダ」と記念撮影とかしたくなっちゃうじゃないですか(笑)。 ああ、そうそう。一つ付け加えておくと、タイ人の友人複数からこんな質問を受けております。「何で、日本人の女性はあんなに短くてぶっとい足してるのに、露出してるんだ?下品な上に醜悪で恥ずかしくないのか??」そうです、タイ人の女性はそれは見事にすらりと伸びた「おみあし」を所有されておられる方がゴマンとおります。余程ご自身のスタイルに自信がある方でない限りは、バンコクを足を露出して歩くのはお控えになった方が無難だと思います。ご本人の気が付かない所で、周囲のタイ人から「ゾウ足」とか「醜悪で下品な足」とか陰口たたかれてますから。もっとも、そんなタイ人男性も日本人女性の「ナーラック(=可愛らしい)」な点や「スワイ(=美しい)」な点は非常に高く評価しておりまして、よく「お前は日本にいる時、毎日たくさんの美人を眺められて幸せだよな」とか言われます。・・・でも、私の周りにはそんな気配は露ほども。もしかして我が家って日本国内じゃなかったのかも?(笑)
2012/02/12
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タイ人気質 その2 キーキア 前回のキーワードである「マイ・ペン・ライ(=気にすんなよぉ)」からもお判りのように、タイ人は基本的にゆるい人達です(笑)。よく言えばあまりくよくよしない、悪く取ればいい加減な所をたぶんに持ち合わせている気がします。もっとも、自分にだけでなく他人にも甘く優しい人達ですから、居心地いいんですよね~。 そんなタイ人を仕事で使っている在タイ法人の日本人管理職の方とお話をすると「彼らは本当にキーキア(=怠け者)だ」って良く聞かされます。確かに、一部の人間を除けば仕事もマイペースです。日本ならば「上司が一を言えば、十を行う」レベルのバリバリのビジネスマンがゴロゴロいますが、ここタイランドでは「十の指示をしないと、一つの仕事も終えられない」連中が結構普通レベルで存在しています。もっとも、海外での仕事が多い私からしてみると、日本人の勤勉さの方が少々異常なのかとも思います。まぁ、同じレベルかもと感じられるのは、せいぜいドイツ人位でしょうか。しかし、彼らとて「家庭を犠牲にしてまで会社に尽くす」なんて考えはこれっぽっちも持ち合わせていません。バリバリ仕事をするのは、あくまでも自分や家族の生活の為って割り切っています。 話をタイに戻すと、この「キーキア」っていうタイ語の意味が我々日本人とタイ人の間では認識にズレがある気がします。我々日本人が「キーキア」って使う時、対象となるタイ人はほとんど仕事もせずサボってばかり、しかも頻繁に無断欠勤をするレベルの極めつきの「怠け者」と言う意味です。しかし、タイ人の知人達は「今日、買い物に行こうと思ったんだけど、雨が降ってきたから行くのやめちゃったよ。キーキアだよな」みたいな感じです。つまり、タイ人の使う「キーキア」は「めんどくさい」位の感覚です。もっとも、私の友人達(タイ人の)にとっては「今日、めんどくさいから仕事行かない」って言うのは、「怠け者」の範疇に入らないみたいです。どちらかと言うと、前回の「マイ・ペン・ライ(=細かいこたぁ、気にすんなよぉ)」レベルに過ぎません。管理職にとってはたまんない人達です。 そんなタイ人達が本当にだらけちゃうと、これはもう「ユー・チューィ・チューィ」と言う事になります。これは、日本語に訳すと「何にもしないもんね」って言う意味です。こうなった状態のタイ人は本当に見事です。冗談抜きで、一日中ただぼんやりと佇んでいたりします(笑)。傍から見ていると、「こいつ、一種のトランス状態じゃないのか?」って言う位見事です。 先月もバンコクを訪れた際、昨年末の水害でかなりの数のベタショップがファームに大ダメージを受け開業不可能な状況になっていました。そんな中、ベタショップが多く集まる市場の一角に行ってみると、閉店状態のベタショップのオヤジ達が所在なげに地べたにウンコ座りしてました。「オィッ、お前のファーム大丈夫だったのか」「いやぁ~、壊滅的被害を受けちまった!ベタなんて大水と一緒にどっか流れていっちまった。エヘヘ」「それで、復旧の見通しは?」「判んねぇなぁ~・・・エヘヘ」「じゃあ、今何の仕事してんだ?」「いやぁ~、何にも。ただ、家にいても暇だから市場に来て見ただけだよぉ。エヘヘ」「それじゃ、収入ゼロになっちまうじゃないか。何か働けば?」「いやぁ~、めんどくせぇし。こういう時はユー・チューィ・チューィだよ。エヘヘ」 これが、壊滅的被害を受けたショックでの事ならば理解できます。まぁ、それでも日本人ならば東北大震災直後の被災地の方々の様に、復興の意欲を全身にたぎらせているもんです。でも、彼らは本当に「悲壮感ゼロ」です。まぁ、「マイ・ペン・ライ」なんでしょうねぇ。また、それでもなんとか生きていけちゃう豊かさがこの国にはありますから。私も、仕事に失敗して一文なしで日本から逃げ出しても、この国なら何とか生きて行ける気がしますもん。実際、かなりの数の日本人がパスポートの期限が切れちゃっても、そのままバンコクに不法滞在してるって話です。
2012/02/08
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タイへの渡航 普通に考えれば日本人がタイに入国するのは空路って言うのがほとんどだと思います。陸路で可能性があるのは、せいぜいマレーシア領からマレー鉄道を使っての入国位で、隣接するその他の国(ミャンマー・カンボジア・ラオス・中国・ベトナム)から陸路でって言うのはまず考えなくて良いでしょう。その様なルートで入国する予定の方は、バリバリのサバイバーに間違いありませんから、こんな軟弱なブログ読む必要もありません(笑)。したがって、今回のお話も「空路での入国」に限定して話を進めたいと思います。 日本のどの地域からの渡航かによって所要時間は異なりますが、日本とタイの時差は2時間です。ちなみに日本の方が2時間進んでますので、日本時間の12時はタイでは10時って言う事になります。欧米やアフリカに旅行するのに比べて時差が少ないので、旅行中の時差ボケの心配はありません。 利用する航空会社はお好きにどうぞって言いたい所ですが、もし大量のお土産を購入する予定のある方や私のようにベタとか熱帯魚を持ち帰りたいなんて考えている方は日本の航空会社をお勧めします。値段から言えば、アメリカ系の航空会社や乗り継ぎになりますがチャイナエアがお安いのですが、実はこれらの航空会社にはそれぞれ短所もあります。まず、アメリカ系の航空会社は機内持ち込みだけでなく預け荷物の場合でも液体物の搭載を極端に嫌がります。私も過去にタイではありませんが、現地で採集した貴重な魚の搭載を拒否され、泣く泣くその場で権利放棄した苦い思い出があります。また、チャイナエアは預け荷物の無料重量が22kg前後と低めの設定です。これを超過した場合、運が悪ければオーバーチャージを請求され、これを支払っちゃうと結局日本の航空会社の運賃と変わらなくなったりします。これが例えばANAの場合だと、エコノミークラスでも23kgのスーツケース2個まで、つまり56kgまで無料ですから、帰りの荷物が膨大になると予想される方はぜひとも日本の航空会社を。 それと、機内サービスに関してあれこれ御託を並べる人がいますが、所詮エコノミークラスならば文句を言う方が間違いです。ファーストクラスを利用する様な方のみがサービス云々を批評する権利があるってもんでしょう。また、いくらただだからと言って、むやみやたらとアルコール類摂取するのもやめていただきたいものです。普段お酒も満足に飲めないほどお金に不自由しているんでしょうか?別に静かに飲んでいただく分にはなんの文句もありませんが、その様な輩に限って酒癖が悪く、機内で隣の席のオッサンに絡まれたり説教されたりした事が何度もあります。もちろん、そんな場合は非常に厳しい態度で「教育的指導」を行っております。あっ、ちなみに私の場合「教育的指導」2回で、実行動に移りますのでご注意ください(笑)。えっ?どんな行動かって??・・・それはちょっとここでは(苦笑)。ただ、実際に行動を起こした後に男性の屈強なパーサーがすっとんで来たことがありますので、その辺からご想像いただければと思います。 プーケットへは日本から直行便があるのですが、基本的にタイへの渡航はバンコク入りと言う事になると思います。バンコクの国際空港スワンナブーム国際空港は、ひたすらでかいです。シンガポールのチャンギには負けるかもしれませんが、成田空港なんてここに比べたら地方のちゃちな空港レベルです。ただ、空港で働く職員の勤勉さは、日本の10分の一位な気がします。むやみやたらに広い空港に、作業効率の極端に低い職員ですから、入国業務もびっくりするほどチンタラしてます。ただでさえ短気な私などは、入国前に暴動起こしてしまいそうです。もっとも、スマートチケットと言う裏業がありまして、これを使うと非常にスムーズに入出国が終わります。本来はファーストクラスやビジネスクラスのお客様向けのサービスなんですが、エコノミークラスの利用者でもチケットさえ持っていればぜんぜん問題ありません。日本国内でも入手可能ですが、いきなり今までのチケットが問答無用で使用できなくなったりしますので、あまり大量に買い込まない方が無難でしょう。 それともう一つ裏技と言うか耳寄りな情報として、なぜかスワンナブームには入国審査の場所が2箇所ありまして、一方がメチャ混みでももう一方はガラガラって言う事が多々あります。それぞれの場所はせいぜい200m位しか離れていないので、入国審査の場所が混雑していたら、迷わずもう一方に回ってみましょう。 タイ入国に際して持込が禁止されたり制限されたりしている主な品目は、タイの法律が変わっていなければ(これが前触れなくよく変わるんだな)以下の通りです。・タバコ200本まで・酒1リットルまで・一部の食品類・エロ写真 特に最近タバコの持ち込み量のチェックが厳しくなっており、うっかり制限数を越えて持ち込もうとして発覚すると法外な罰金を要求されますからご注意を。それと、なぜかエロ写真の持ち込みもご法度です。確か以前、日本国内ではその辺で販売されている週刊誌の綴じ込み写真で引っかかったおっちゃんがいたと思いますが、不運としか言いようがありません。余程前世で悪い行いでもしたと思われます。我々日本人のイメージでは性風俗産業の盛んなお国柄なのにね~。あっ、それから当然の事ですが麻薬とか覚醒剤も厳罰です。また、以前のドンムアン空港時代は、別に持ち込み御禁制ではないのに荷物に難癖をつけられることがありました。これは要するに空港職員がお小遣い稼ぎって言う訳で、いくらか袖の下頂戴って事です。でも、スワンナブーム空港になってからは、少なくとも私はこの様ないやな思いをしたことはありません。 パスポートの有効残存期間は6ヶ月以上となっておりますので、念のためご確認ください。それと、30日以内の観光目的の入国であればビザは必要ありません。また、どうでもいい些細な事ですが、タイ入国の際に記入する入国申請書類で、タイ国内での滞在場所を書く欄がありますが、例えホテルをまだ決めていなくてもホテル名記入しておいた方が入国審査がスムーズです。タイ国内のホテル名なんて知らん!と言う方も、別に後からチェックなんてありませんから架空のホテル名でも記入しておく事をお勧めします。
2012/01/29
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タイの言語 タイの公用語は当たり前すぎますが「タイ語」です(笑)。比較的外国人と接する機会の多いバンコクではデパートやホテル、商業施設などで働いている人を中心に英語を話す人も多少見かけますが、基本的に英語は通じません。もちろん、我が国同様「ハロー」や「ハウマッチ?」など片言の英語は、その辺のオジチャンやオバチャンでも理解しますけど。特にバンコク以外の都市、さらに田舎の方に行けば、うっかり英語なんて話そうものならばたちどころに辺りの人はびっくりして逃げていってしまうくらい見事に通じません。 そんなタイですから、日本語なんてもっと通じません。バンコク郊外の人の中には日本人に会った事がないなんて人も大勢いたりします。以前、タイ東北部(イサーン地方)の農村部を旅した際、現地の子供に「日本って知ってる?」と尋ねた所、全員から「日本って何?」と言う答えが返ってきて、驚いた事があります。普段は非国民並みに日本を軽視している男ではありますが、妙なものでこういう場面では変に愛国心が芽生えるものです。「お前ら、学校でちゃんと地理の勉強してるのかぁ?」なんて言って、思わず地面に小石で世界地図書いて子供たちに地理の授業をしちゃいました(笑)。タイ人で片言の日本語が話せる人に出会ったのならば、観光業に従事しているか日本人向けの歓楽街で働いているかのどちらかと考えてほぼ間違いない程、日本語を話す人に出会う機会はありません。 そんな訳で、基本的にタイに行った際にツアーのお決まりのコースを逸脱して楽しみたい人には最低限のタイ語は必要です。もしくは、「英語or日本語を話せる友人兼通訳」を確保する必要があります。私のように毎月のようにタイを訪れている人間ならば、現地に知り合いを作る事も可能ですが観光客となるとそれも難しいでしょうから、がんばって必要最低限のタイ語は覚えていきましょう。以下に、そんなタイ語の基本中の基本をいくつかご紹介します。 まずは「サワディー・K」、これは「こんにちは」の意味です。当然の事ですが、人と会った時に挨拶はしなくちゃね。ちなみに「K」とは日本語で言えば「です」「ます」に相当する丁寧語で、文の最後に付け足します。また、男女の区別があり男ならば「カップ(クラップ)」、女性ならば「カー」となります。また「K」単体で、「Yes」と言う意味で用いる事も出来ます。それと、あくまでも丁寧語ですから、友人やそこらのガキンチョ相手に「K」を連発する必要はありません。 次に「コップン・K」、これは「ありがとう」の意味です。タイではこの言葉を言いながら、両手を顔の前で合わせてお辞儀する「ワイ」と呼ばれる挨拶が常識です。 次は「タウライ?」、これは「いくらですか?」って言う、観光客にとっては必需品とも言える言葉です。正確には「ラーカー(値段)・タウライ?」ですが、「タウライ?」だけでも問題ありません。「タウライ?」は元々「いくつ」とか「何歳」など数に関係した言葉なので、それらの意味でも使用できます。もっとも、せっかく値段を尋ねても相手が勢いよくタイ語で返答してきたらお手上げですから、そんな場合は紙に書いてもらうか、電卓を渡して値段を打ち込んでもらいましょうね(笑)。 また、タイに限らず東南アジアの雑踏をほっつき歩いている時にうっと惜しいのが物売りです。基本的にきちんとした商売の人は店舗を構えていますから、いきなり話しかけてくるのは大概いかがわしい商売の人と考えて間違いありません。「イミテーションのロレックス売り」・「格安のルビー売り」・「絶対儲かるカード賭博の誘い」はたまた「風俗のポン引き」etc。こいつらは基本鉄面皮ですから、あいまいに笑みなんか浮かべて対応しようもんなら5分でも10分でも辺りをギンバエのようにまとわりついてきてイライラさせられます。そんな時は、きっぱりと「マイ・アオッ!」って言ってやりましょう!これは「いらないっ!」って言う意味です。不思議なもので、英語で「No Thank you」って言っても全然効き目ないんですが、タイ語で「マイ・アオッ!」ってやると、あっさりあきらめて姿を消してくれるものです。多分「おっ、こいつはタイ語を話せるから相当タイに慣れ親しんでるな。じゃあ、騙すのは無理か」ってな所でしょう。 後は「ホンナーム・ユー・ティーナイ?」、「トイレはどこですか?」も覚えておいた方が無難かもしれません。ただ、いかがわしい場所でうっかりトイレの場所を尋ねたりすると、非常にデンジャラスな空間に連れて行かれる場合もありますから、場所を考えて使ってください。かつてベタファームの親父に連れられてバンコク近郊都市のバーに行った際、「ホンナーム・ユー・ティーナイ?」といった所、店員にトイレに連れて行かれたところまでは良かったのですが、なぜかトイレにはたくさんのオカマが。しかも、奴らの一人が私に近寄ってくるなり「500バーツ」って言うではありませんか。「はぁ?トイレで小用たすのになんで500バーツもかかるんだよっ!」って思いましたが、要はオカマが別の欲求を解消してくれる場所だったらしいです(涙)。基本的に、そっち系の気はこれっぽっちもないばかりか、どちらかと言えば嫌悪している人間なので、前述の「マイ・アオッ!」って必要以上に強くきっぱりと宣言して、自分で(当たり前か)小用を足しましたが、オカマ達の熱い視線を背中に感じながら用を足すのは、想像以上にデンジャラスでエキサイティングな体験でしたね~。また、麻薬や覚醒剤の販売場所になっていることもあるらしいので、十分注意してください。
2012/01/25
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タイの通貨 その2 チップ タイには元々はチップと言う習慣はなかったのですが、観光に力を入れている国だけに観光客を相手にする人達の間ではチップはもはや常識となっています。我が国にもチップの習慣がないため、外国旅行の際にチップの事で頭を悩ませる方も多くいらっしゃる事と思います。ただ、仕事柄頻繁に欧米に出張している中で感じたのですが、奴らは良いサービスを受けた際にチップを支払うと言う考え方です。何が何でも、いつ何時でもチップを支払わなくてはいけないと言うものではありません。もう少し気楽に考えた方が旅行を楽しむ事が出来ると思います。 ただ、物価の安い国だけにあまりチップを惜しむ必要もありませんし、チップを払っておいた方が何かと融通が利くケースもあります。例えば、滞在しているホテルの従業員との関係を良好にしておくと様々な便宜を図ってくれるようになりますし、いつも笑顔で接してくれる様になりますので、気持ちよく滞在できます。ちなみに、ホテルでポーターに荷物を運んでもらった時に20B、毎朝ベッドメイクをしてくれるルームサービスの為に、外出の際枕元に20Bみたいな感じです。20B=約50円ですから、50円で気持ちよく過ごせるのであれば、チップを支払うに越した事はありません。 高級レストランなどと違い屋台ではもちろんチップなんて必要ありません。ただ、私の場合お釣りの硬貨をもらっても使い道に困るのと、小銭入れを滞在中は持ち歩いていないので、10B以下のおつり分はいつも「不要」って事にしています。いくら物価の安いタイでもそんな小額であれば別に欲しくもないでしょうけど、必ずと言って良いほどお店の人は笑顔付きのコップンKのお礼の言葉と、両手を顔の前で合わせるタイ特有の「ワイ」でこちらの心を和ませてくれます。また、私の用に毎月のように同じ屋台に出没し、店の人間にも顔を覚えてもらえるようになれば、毎回麺の具のおまけとかしてくれちゃうようになります。もっとも、別にこちらは殊勝な心がけや善意で「釣り銭はいらないよっ!」って言ってる訳じゃないんですけどね(苦笑)。 それと、タクシーを利用した場合は釣り銭の10B未満は自動的にチップとして徴収されちゃう事がほとんどです。ひどい運ちゃんになると100B未満を徴収しようとする不心得者もいますから、前述のようにタクシー利用時に高額紙幣を渡すのは避けた方が無難です。また、釣り銭の事などであまりタクシーの運ちゃんともめると、結構デンジャラスです。簡単に拳銃手に入る国ですし、タイ人はシャイなくせにすぐカッとなる気質です。ちなみに、空港からバンコク市内に向かう高速道路の料金所で、私のタクシーの前のタクシーのさらに前(わかりにくいか?)に1台車が割り込んだみたいで、前のタクシーの運ちゃんとそのドライバーが車を降りて口論開始!その後タクシーの運ちゃんが車の戻り拳銃を取り出して相手の車体をパンパンッって言うのを目撃した事があります。自分が今いるのは異国であり日本とは違うと言う事を肝に銘じておきましょう。 それと、旅行者の中には異常にチップに関して渋ちんの人がいます。むしろ、如何にチップなしでその場を切り抜けるかを自慢する奴もいたりします。どちらかと言うと旅なれた人に多い気がしますが、困った事にそいつらは他人がチップを払うのも許せないみたいです。実際、屋台で「釣り銭要らない」って言った時や、タイマッサージ(まじめな奴ですぞっ!)で会計の後にマッサージしてくれたおばちゃんにチップを渡した後に見ず知らずの日本人から「チップのあげすぎ」「あんたみたいな人がチップの相場を上げちゃうんだ」とか言われた事があります。はっきり言って「大きなお世話です!」。そいつらがどんな倹約旅行しようがそいつの勝手だと思いますが、他人の行動にまで干渉しないで欲しいもんです。ちなみに、彼らは知らないでしょうが彼らが立ち去った後店の人間たちからボロクソにこき下ろされております。 特に、あえてここで紹介しておきたいのですがタイでマッサージ(くどいようですがまともな奴)に行った際、場所にもよりますが私の行くところだと2時間で300~600Bって言う料金体系です。その中で実際にマッサージしてくれた人の手取りは良いところで50%、ひどいところでは20%なんて所もありました。タイマッサージ自体とても重労働ですし、一日にせいぜい数人の客をゲットしたとしても、手取りが200~300Bじゃねぇ。また、基本的に歩合給ですから客のいない日は収入0です。そんな彼らの頼みの綱は客からのチップなのです。 ちなみに私に意見してきた見ず知らずの日本人は「チップ上げるのは外人だけ!タイ人はマッサージしてもらってもチップなんてあげない」って言ってましたが、これも大きな間違いです。いったいこの親父は普段どんなタイ人達とつるんでいるんでしょう?少なくとも私が仕事上で付き合いのある収入の安定したタイ人の友人たちは、みな一様にきちんと十分な金額のチップ支払っていましたし、支払わなくてはいけないと明言していました。金満日本を誇示するのは愚かしい事ですが、自分がサービスする側に立ったと想定し相手を思いやりながら必要十分なチップを支払うぐらいの精神的、また金銭的余裕を持ち合わせて海外に出て行って欲しいものだと思います。
2012/01/15
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タイの通貨 その1 通貨 タイの通貨はバーツ(以下B)が基本単位です。実際には、さらに下の通貨単位であるサタンがありますが、少なくとも我々タイを訪れる外国人が使う機会はほとんどないと思われます。ちなみに100サタンで1バーツ、ちょうど昔の日本の円と銭の関係みたいなものです。現在は、円高の影響もあっって1バーツ=約2.5円と考えれば良いのではないでしょうか。現在流通しているタイの通貨は、紙幣が1000B・500B・100B・50B・20Bの5種類、硬貨が10B・5B・1B・50S・25Sの5種類です。実際には10B紙幣も存在するようですがほとんど流通していないようで、少なくとも私は見た事がありません。 我々がタイに入国して、空港や銀行・町の両替商などで円をバーツに換える際、大部分は1000B紙幣(約2500円)に交換されます。ただ、ホテルや一流ショップ・有名レストランならともかく、私がうろつくような屋台や市場では1000B札なんて使いにくくって仕方ありません。まず確実に、釣り銭がなく店の人間が1000B札持って辺りを右往左往する羽目になります。タイの庶民の生活を垣間見てみたいとか、屋台をうろついてみたいとお考えならば、できるだけ100B札に変えておいた方が無難だと思います。また、悪名高きバンコクのタクシーを利用する際にも、高額紙幣は渡さない方が面倒が起こりにくいと思います。両替の際に1000B札何枚分かを100Bに交換してもらえば確実ですし、滞在中に手持ちの100B札が残り少なくなってきたら、その辺にあるコンビニに飛び込んで、飲み物かガムでも購入して1000B札をくずしておきましょう。 屋台でフルーツやお菓子などを購入した際はまず20B前後ですし、麺類などの屋台で食事した場合も、食事にプラスしてコーラか何かを頼んでも大体50B程度と言ったところが相場です。片言のタイ語を話し料金を確認するのが理想ですが、その辺りに自信がない方は100B紙幣渡して先方の出方を待ちましょう(笑)。基本的に市場や屋台のタイ人は親切で良心的ですから、相手が外国人だからといって吹っかけてくるような事はまずありません。また、もし店の人間がその様な行為に出た場合、辺りにいる他のタイ人が助けてくれるはずです。ちなみに、どうしても料金を確認したい方は「タウライ?(=いくらですか)」って尋ねれば、うまくいけば片言の英語で答えてくれるでしょう。タイ語はもちろん英語も判らないという事ならば、手帳かメモ帳を用意しそこに手振りで値段を書いてもらえば良いのではないでしょうか。 また、タイは東南アジアの中では比較的治安の良い方だとは思いますが、それでも日本のように安全という訳ではありません。支払いの際に、どっさりと高額紙幣の入った財布を取り出して見せるのはあまりにも無防備です。100B以下の小額紙幣と、それ以上の高額紙幣の財布は分けておくのがベストだと思います。ちなみに、私は小額紙幣は二つ折りにしてそのままズボンのポケットに・・・って言うスタイルです。 それと、タイに旅行する際にツアーバスで観光地を回り、高級レストランで食事、一流デパートでカードでお買い物って言うコースならば問題ないのですが、街中をあてもなくブラブラほっつき歩いてみたいって言う時は、間違いなく大量の汗をかきますのでズボンの尻ポケットに入れた皮財布は間違いなく汗だくになってしまいます。うっかり、高級ブランド物なんかだったりしたら悲惨な事になっちまいます。バンコクの道端で、バッタもんのコピー財布が50B程度で売られてますから、滞在中はそれを使うのがお勧めかと。コピー商品とは言え、一見するとなかなかの作りで、滞在中の使用にはまったく問題ありません。ブランドは、グッチ・ビトン・コーチ何でもありますが、なぜかTOYOTAとかHONDAとかSONYの財布もあったりします(笑)。ちなみに、私が現在保有しているのは、もちろんTOYOTAの2つ折皮財布です!なんてったって「世界のTOYOTA」ですから。財布の表面に、黒金色に鈍く輝く金属製の「TOYOTA」の文字がくっついていて、さすがに自動車メーカーらしい作りです・・・って違うか(笑)。 ああ、それから1B=約2.5円と書きましたが、実際の価値観で言うと日本の物価:タイの物価=4~5:1位の感じだと個人的には思っています。つまり、タイで支払う100Bは日本円に換算すると約250円ですが、通貨価値としては1000円強の価値があると考えてちょうどだと思います。ちなみに、バンコクの大卒一般事務職の初任給が12000B位らしいですから日本円に換算すると30000円に過ぎませんが、実際の価値は5倍と考えて150000円、・・・・ちょうど我が国の初任給とほぼ同じくらいなのではないでしょうか。 私はバンコクで少々値段のはるものを購入する際は(めったにない事ですが)、バーツを10倍して考えます。つまり100Bならば10倍に円の単位をつけて1000円、1000Bの買い物ならば10倍の10000円、10000Bの買い物をする時は「日本で購入するならば、10万円相当だぞ」って内心考えながら買い物をするって訳です。
2012/01/11
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タイの気候 タイという国は思い切り熱帯に属している訳で、とにかくほぼ一年中常夏です。・・・常夏って書いちゃうと、なんだか南国の島のイメージで「青い海・白い砂浜・・・」とかなんとなくさわやかなイメージです。もちろん、プーケットとかサムイとかはまさにそのイメージどおりなんですが、バンコクとかの都市部はねぇ・・・。まぁ、常夏に変わりないんですが、爽やかさとはほど遠い感じです。日中はとにかく、息をするのも面倒なほどクソ暑い! ただ、一年中クソ暑い中でも、一応季節らしきものは存在します。もちろん、日本の国土の約1.5倍位の大きな国ですから、南部と北部では気候が違いますが、バンコクを基準に考えると、今の時期(11~1月位)は「乾季」にあたります。一年を通じて一番雨が少なく、気温も一番低い為我々日本人にとっては一番過ごしやすいベストシーズンです。そんな訳で、この時期ちょっとでも暇がある人は迷うことなくタイに行くべきです!(笑)。乾季のタイでは、日中はともかく夜間や早朝には少々肌寒く感じる事もあるので、この時期タイ旅行に出かける人は1枚くらい薄手の長袖シャツ持って行った方が良いと思われます。 そして、その次の季節(3~5月位)は、逆にタイで一番暑い時期になります。この時期は文字通り灼熱の太陽がジリジリと照りつけて、日中の最高気温は軽く35℃越え!夜になってもあんまり気温は下がらず、一日中暑いままです。でも、個人的にはこの時期のタイが一番好きです。だって、わざわざ熱帯地方に行ったのに、気温25℃ですとか言われちゃあ、納得できませんからねぇ。やっぱり、空港から一歩外に出たとたんモワァッとした熱気と、なんとなくドリアンっぽい独特の香りがしてこないとね~。 また、この時期には有名な水かけ祭り「ソンクラーン」があります。元々タイの正月に相当する仏教関連の行事で、聖なる水で身を清めて今年一年の無病息災を祝う祭りなんですが、最近ではタイの若者やファラン(白人)あたりがこれに便乗して大騒ぎを繰り広げてます。もっとも、地方からバンコクに出稼ぎに来ている人の多くはこの時期帰省しますから、バンコクでも観光地でない場所では人がまばらでひっそりなんてこともあります。もし、ソンクラーンを満喫したいならバックパッカーの聖地「カオサン」がお勧め!ただ、大騒ぎしているのはファラン(白人)中心ですけど。タイ人は慎み深いので、こちらが非タイ人だと思うとあまり過激に水を掛けてきません。でも、お祭り好きのファランときたら容赦なしですから(笑)。やはり、馬鹿騒ぎを楽しむって事では我々日本人は欧米人の足元にも及ばないようです。ソンクラーンについては、その時期に詳しくレポートいたしましょう! ジリジリと焦げ付くような暑季が終わると、今度は雨季(5~10月位)がやってきます。元々タイでは乾季を除くとほぼ毎日スコールがありますが、これは短時間それこそバケツの水をひっくり返したような雨が降ってきて、あっという間に晴れ上がり、あたジリジリトした太陽が・・・って言うパターンなんですが、事雨季に関しては一日中雨が降り続くことも珍しくはありません。しかも、その量がシトシトって言うレベルではありませんから困ったものです。昨年末のタイの水害騒動は、タイの北部で雨季に大量に降った雨がゆっくりとバンコク郊外の海に向かって南下し起こった災害です。その辺りを考えればこの時期はタイ観光に最も向かない季節と言えるかもしれません。 ちなみに、バンコク付近の平均湿度は1年を通して90%以上と安定したミストサウナ状態なのでその辺りもある程度覚悟していった方がよろしいかと思われます。日本の夏であれば、汗をかいても爽やかな風がそよげば・・・って、そんな状況はタイではありえません。ただ、その代わりと言っちゃあなんですが、建物の中の冷房の効き具合は異常と言えるレベルです。まぁ、タイ人はガンガンに冷房を効かす事がもてなしだと考えているところがありますから。とにかく、ホテルの部屋やレストランなどで、室温が20℃前後って言う事も稀ではありません。外は38℃とかあるのに・・・。こんな状態で、外をほっつき歩き汗ダクダクになって、身近なレストランに駆け込むと・・・まぁ、ほぼ確実に風邪を引きますね。また、タイを訪れた多くの日本人が下痢っちゃうみたいですが、個人的にはその原因は生水や食事にあるのではなく、この屋内外の温度差と汗にあるような気がします。対策としては、こまめに汗に濡れた上着を交換する事、そして上半身はシャツ一枚ではなくその下に肌着を着込むと屋内外の温度差対策としてはかなり有効だと思います。それに、汗ダクダクでべっとり濡れたシャツ着て街中を歩いているなんてみっともないですからね。肌着を着ていれば、その上まで汗が滲み出てくるなんて事も防げます。
2012/01/08
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はじめに 今までもだらだらと計画性なく紹介してきたタイの情報ですが、あまりの無計画な進行に「一体どこまで紹介したのか」書いている本人にもサッパリわからない状況になっちまいました(涙)。そこで、他のコンテンツ同様、ここらで一発心機一転!無責任にも今まで書いた記事の事は頭の中から「全消去」して、新たな気持ちで書き始める事にしました。いやぁ~、こういう時プライベートな問題は楽なもんです。これが仕事だったら、「全消去」のボタン押したとたんに、私の存在も取引先の記憶の中から消されそうで恐ろしい。 そんな訳で、まったく新しい状態で(少なくとも本人は)ブログスタートしますので、以前書いた内容は知らなかった事にしてください(笑)。それと、タイに関する情報と言っても、変に期待なんかしないでください。普通の日本人がタイを訪れた際にまず間違いなく訪れると思われる観光名所も、エロ親父どもが群れを成して向かう行き先も、まず100%このブログで紹介されません。 要するに、私が興味のある対象しか取り上げませんから・・・って言うか知りませんから。何しろ10年位前から、ほぼ毎月トータルですでに100回近く訪タイしているにもかかわらず、エメラルド寺院行った事ありませんからね~。肝臓患って以来酒も飲めませんから、夜の歓楽街も縁遠いものです。しらふじゃね~。そんな私はベタを初めとする生き物・植物全般・屋台料理・その辺を走り回っているガキども、日本人が絶対口にしないような駄菓子類あたりが興味の対象なんですから、この後このコーナーでどんな記事が取り上げられるのかお判りだと思います。 ちなみに、以前からご覧いただいている方の中には、私の本業が「ベタ屋」で仕入れの為に毎月訪タイしているとお考えの方が多いようです。まぁ、確かにまるっきり間違えている訳ではありませんが、現在の本業はペット関連商品の製造・販売で顧客はなぜか、ドイツ・イギリス・アメリカとなぜか日本国内に顧客なし(苦笑)。その取扱商品を以前はタイの会社で作っていた関係で、毎月のように訪タイしておりましたが、昨今のタイ国内の政情不安を鑑みて生産拠点をタイ国外に移転しましたので、現在では少なくとどうしてもタイに行かなくてはならない理由はございません。ただ、実に愛すべき居心地のいい国だけに欧米出張の帰路に立ち寄り骨休めって訳です。 もちろん、本業の帰路に毎月バンコクに立ち寄るのは余計な出費です。その立ち寄るための経費を捻出すべくベ副業の「おさかな逸品堂」をやっていると言う訳です。もっとも、家族に言わせれば、それとても口実で「本当はバンコクでのんびりしたいから、わざわざ本業の顧客に海外メーカーを選んでる」とか。「いやいや、きっとタイに愛人でも囲っているに違いない」とか「日本国内で税金払うの逃れる為のバンコク入り」とか散々な言われようですけどね(涙)。 そんな、旅行ガイドとしてはまったくもって役に立たないタイ情報コンテンツ「タイに行きタイ!」いよいよスタートいたします!
2012/01/04
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