全22件 (22件中 1-22件目)
1
そんじゃ、プラカット・バタフライ部門の第1位の紹介に行っちゃいましょう!見事第1位の栄誉に輝いたのはぁ~ッ!・・・ウーン、品種名が判りませんって言うかありません(苦笑)。なんか、かっこ悪いですけどここまで奇抜なカラーリングの個体だと、いちいち名前なんてありませんね。 名前なんてどうでもいい事ですが、ベースがラベンダー・バタフライである事は確かでしょう。それにしてもこの全身のまだら模様は一体どうした事でしょう。非常に鮮やかなピンクと純白の織り成すカラーリングはひたすら見事ッ!って言うしかありません。一体どうやったらこんな凄い個体が作出出来るんでしょうね~。実はこの個体を入手した時、作出ブリーダーを徹底的に問い詰めたのですが、答えは得られませんでした。どうも、べつに隠し立てしているのではなく彼にもサッパリ判らないみたいでした。 ファームにもこの個体1尾しかいませんでしたし、その後この系統はまったく見かけた事がありません。つまり突然変異だったんでしょう。私がブリーダーだったら大金積まれてもこんな個体は手放しませんな。だって、間違いなく新しい品種作出出来る訳だし・・・でも、そのタイ人ブリーダーの目にはあまり凄い個体と映ってなかったみたいで、あっさりと売ってくれました(笑)。 とえらそうに言っている私も似たようなもんです。オーナ様の冷たく光る目が怖くてこの個体あっさりと販売しちゃいましたから(苦笑)。あらためて画像を見ていたら急に惜しくなってきちゃったな~。うーん、手放さなければ良かったかも? そうそう、話はいきなり変わりますがここ数日の時間的余裕を利用して深夜突貫工事で「おさかな逸品堂のHP」を全面リニューアルしましたぁ~♪今度の奴は、ベタの飼育方法とか品種解説とか、単なる通販ショップのウェブページじゃなくて、様々な情報発信源になるように作ってみました!・・・って、肝心のその部分は現在工事中なんだけど(苦笑)。何とか年内には全面開通させたいなぁ~!と言っている傍からですが、明日より海外出張に出かけてまいります。戻りは来週水曜日辺りの予定ですので、それまでブログ更新はお休みという事になりますね。
2007/11/16
コメント(4)
今日はプラカット・バタフライ部門の第2位の発表です!今日登場の個体はイエロー&ホワイト・バタフライの逸品。全身混じりけの無い鮮やかなレモンイエローで、ヒレ先が純白に縁取られると言う実に可憐な品種だと思います。 正直言って滅茶苦茶珍しい品種なんだと思いますよ。数年前からバンコクのベタ業界を注視してきましたが、この手の表現系の個体を見かけたのは1回だけ!しかも、それ以降残念ながらバンコクの市場からは姿を消してしまっているようです。ボディがここまでのレモンイエローではない、いわゆるピュアイエロー~オレンジイエローの奴ならば、これとても希少ですがまぁ何とか入手できるんですけどね~。 ただ、観賞面から言うとオレンジイエロー&ホワイトやゴールデン&ホワイトの方が受けが良いらしく(特に風水信仰者あたりに)、ブリーダーとしてもせっかく苦労して作出しても、大騒ぎしてくれるのは得体の知れない怪しげな中年の日本人オヤジだけじゃね~(苦笑)。 個人的には結構お気に入りのカラーリングで、鮮やかな水草の緑をバックにすると物凄くきれいだと思うんですけど・・・。もっとも風水学的に金運を運ぶ効果はまったく期待できないみたいで、その時バンコクの某ショップで見かけたこの品種をすべて買い占めたにもかかわらず、その後の私の懐具合は・・・(笑)。やっぱり華僑の方々ではないですが、金運呼ぶには黄金色じゃなきゃダメみたい。 そうそうっ!先日からYahooブログで「今日の逸品」と称してプラカットを1日1個体ずつ紹介するブログをスタートさせたんですよ。より多くの人にプラカットの魅力を知ってもらいたいって思いまして。後もう一つ、どこかは決めてませんが別ブログで、ショーベタやショークラウンのカラーリング重視の「改良ベタ 色物バンザイっ!」って言うコーナーを立ち上げようかと思ってます(笑)。つまり、ベタ専門のブログを別に立ち上げて徐々にこの「さかなおやじのひとりごと」を本来の魚全般のブログに戻して行きたいと計画してるんです。最近、記事がベタだけになっちゃってますから、ベタに興味のない方はツマンナイでしょうから(笑)。 イギリスの業務提携先との仕事もひと段落して、年明けくらいから少し時間に余裕が出来そうな感じがするので、私個人も少々は自分の趣味に戻ってもいいかなって思ってます・・・と言うか熱望してますっ!(笑)。確かにベタ好きだけど、温室の中がベタだらけって言うかベタしかいないって言う現状はいかがなものかと思いますけど?ねっ?オーナー様??
2007/11/14
コメント(6)
昨日に引き続きラベンダー・バタフライの逸品が第3位にランクインです!こちらは昨日の個体よりもより王道と言いましょうか、本来のラベンダー・バタフライのあるべき色調に近い表現の個体です。まぁ、もうチョットボディがローズピンクだと完璧なんですけどね。 ところで前から疑問に思っていたのですが、なんでこの系統の事ラベンダーって言うのでしょうね?少なくとも植物のラベンダーの花色はブルーバイオレッドだと思うんですけど。中にはややピンクの花色もありますけど、ボディが濃いローズピンクに染まるベタの品種にわざわざラベンダーって命名する意図が良く判りません。・・・って言うか、はじめに命名した奴植物の事良く知らなかったんじゃねえのかぁ~?(笑)って言いたい気分です。 善意に解釈して、所期のラベンダー・バタフライって言うのはボディがブルーバイオレッドだったのが徐々に変化してローズピンクに改良されたの?って考えてあげようと思ってたのに、ボディがブルーに近くなると今度はサラマンダー・バタフライって言うそうです(苦笑)。サラマンダぁ~?って事はサンショウウオかぁ~?・・・ウーン、ここまで来ると絶妙のネーミングセンスだ(笑)。私のボキャブラリー能力ではついてイケン! 話は変わって、ラベンダー・バタフライを自分の所でブリーディングする際に困るのがメスの問題!オスでさえ鮮やかなバタフライパターンの個体を探すのに苦労すると言うのに、メスのプラカット(更にヒレは短)で、くっきりとしたバタフライパターンの個体なんてありえんっ!って常々思ってたので、この間バンコクのブリーダーに聞いてみました。そうしたら、答えは簡単!ショーベタのラベンダー・バタフライのメスを使うんだそうです。事の是非はともかく(苦笑)、納得させられました。 でも、日本に帰ってきて良く良く考えてみたんですが、もし本当にショーベタのメスを使っているのなら、もう少しこの品種の尾ビレとか大きくなってもいいんじゃない?どちらかと言えば、ラベンダー・バタフライにはヒレのサイズが小さめの個体が多い気がする・・・。うーん、やっぱりだまされたんだろうか?(笑)。
2007/11/13
コメント(4)
さて、ここでようやくバタフライの真打登場っ!って感じでラベンダー・バタフライの紹介です。元々は濃いローズピンクのボディとヒレで、ヒレ先が純白に縁取られる品種だったと思うのですが、最近ではその表現形は千差万別です。例えばこの個体は基調色が濃い朱色になっています。可憐なイメージはローズピンクの個体の方が上ですが、精悍さを求めるならこちらがお薦めでしょう。 ここ1、2年バンコクで爆発的人気で普及したプラカットのラベンダー・バタフライですが、元親は2年前のインターナショナル・ベタコンテストの優勝魚でシンガポールのブリーダーが作出したものだそうです。その優勝魚のF1辺りがバンコクに輸入されてきて、それを元にバカバカと量産し始めたのでしょうが、そこでやたらめったら色々な品種と交配したくなっちゃうのがタイ人気質(笑)って言うんでしょうかね?最初の頃は表現形がほぼ統一されていたのに、今となっては・・・。でも、事ラベンダー・バタフライに関して言えばドンドンとそのクオリティは低下している気がして残念です。 このブログで何度も書いているように、ヒレの短いプラカットでヒレ先をくっきりと縁取らせるのは困難なのか、バンコクでもバタフライと称するプラカットは決して少なくありませんが、この個体のように誰が見ても納得できるレベルの個体は本当に希少です。1回の仕入れ旅行で十数件のショップやブリーダーの元を訪問し、せいぜい5個体も入手できれば良い方だと思います。しかも、くっきりバタフライだとしてもカラーリングが美しいかどうかはまた別の話ですから、今回紹介したレベルの個体は2回の出張で1回出会えればラッキーでしょう。 もう一つ、プラカットのラベンダー・バタフライを仕入れる際に困るのが何故かそのサイズがみんな小さいって事にあります。繁殖させているブリーダーの方針なのか、それとも系統的な問題なのか販売されている際のサイズは明らかに他の系統に較べて1サイズ小さいのです。おそらくは生後2ヶ月前の個体なんだと思いますが、このサイズだと冷凍アカムシとか成魚用のペレットフード食べられなかったりするので維持管理が少々面倒です。 そうそうっ!逸品堂で今日から恒例の出張前在庫処分セール!って言うのを開催しています。・・・って宣伝入れとけってオーナーがうるさくて(苦笑)。プラカットかショーベタのオスを2尾購入したら、お好きなベタを1尾プレゼントだそうです!でも、あの高すぎて売れない絶品マーブルは売れ残って私の所有物になって欲しいって思ってたら真っ先に指名がかかってしまいましたぁ~(涙)。今頭の中にあの曲のフレーズがエンドレスで流れてます「あ~る晴れた昼下がりぃ~、市場に続く道ぃ~♪・・・ドナドナドナドォ~ナァ~」
2007/11/12
コメント(2)
さて、連続してどんどん発表行っちゃいましょう(笑)。今日はバタフライ部門の第5位にした個体の登場です。え~と、品種名は・・・。正直言って良く判りません。ブルー&イエロー・バタフライって言えばいいんでしょうけど、こんな品種が存在したのを私は知りませんでした。って言うか、他の個体を見たことがありません。一体、どのような経緯で作出されたんでしょうかね~?まぁ、強いて言えばクラウンテールにブルー&ホワイト・パステルマルチのはずなんだけどヒレ先がイエローって言う個体がここの所バンコクでチラホラ出回る様になりましたから、そちらの流れでしょうか? いずれにしても、ターコイズグリーンのボディとイエローのバタフライパターンはかなり強烈な組合せです。ただ、なんとなく見た感じだとブルー&イエローのバタフライなんじゃなくて、ブルー&ホワイト・バタフライの全身にイエローのフィルター掛けたみたいんですよ。まぁ、ブルー&ホワイト・バタフライだってプラカットではかなり珍しいんですけどね。 希少価値って言う事であれば、当然もっと上位にランキングさせるべき個体なんでしょうが、いまいちその出所と言うか作出過程が判らないので第5位にしておきました。仕入れたのは結構前なんですが、その後同じような表現形の個体はまったく見かけません。うーん、幻の一品だったのでしょうか?それとも瞬間芸的な個体だったのでしょうか??今となっては追求の手立てもなく、強烈なインパクトだけが私の心に残っている個体です。
2007/11/11
コメント(4)
マーブルの発表から始まった「ベタの殿堂シリーズ」ですが、多くの方がこれで終わりって思ってたのでは?(笑)。確かに、このブログではかなりの数のシリーズが企画されては短期間でいずことも知れず消えてゆく・・・って言うパターンを繰り返してますからね~。要するにこらえしょうが無く行き当たりばったりに行動するって言う、まさに実生活とまったく同じ事をブログ上でもやってるんですなぁ~。でも、この企画は少し頑張ってみようかなぁ~って思ってます。と言うか、ここに来て少し本業の方が落ち着いてきまして、少し趣味の世界に時間を割けそうな感じなのです♪まぁ、少しでも暇になるとじっとしていられない貧乏性ですから、何処までまったり出来るかは判りませんけどね。 ってな訳で、ベタの逸品(独断と偏見に満ちてますけど)を紹介する「ベタの殿堂」は続いて、プラカットのバタフライ部門に突入していくのでした!バタフライと言う品種は、ヒレの外縁がヒレの内側とは違う色(多くの場合ホワイト)で縁取られている様子が、ある種のチョウチョみたいと言う事で名付けられた品種で、大概の場合(笑)可憐な感じがします。ショーベタではラベンダー・バタフライとか我が国でも人気の高い品種なんですけど、プラカットではほとんど見かけません。 と言うのも、ヒレの短いプラカットではヒレの長いショーベタに較べてバタフライパターンを明瞭に表現しにくいのか、なかなか鮮やかなバタフライパターンの個体にお目にかかることがありません。バンコクでも多くの個体は、ヒレの本当にフチの部分だけ、気持ち白く縁取られてますっ!みたいな個体がほとんどです。そんな訳でプラカット・バタフライ部門の殿堂入りは10個体もいなかったので、第6位からの発表って事で御勘弁を(苦笑) 第6位にランキングされた個体は・・・うーん、一体何と呼べばいいのでしょう?おそらくはマスタードガスから来ていると思われるので、マスタードガス・バタフライって言うのでしょう。でも、正確な意味でのマスタードガスとは表現形が違ってますけどね。暖かみのある藤色系のボディとミカン色のヒレのカラーリングはなんだかとてもホンワリしてます。個人的には結構好きな色合いだったりします。 この系統はきちんと固定されている訳では無い様で、バンコクでもほとんどその姿を見かけません。でも、バンコクのクソ暑い中をベタの逸品探してさまよい歩いている時、ふと立ち寄ったショップでこういった個体を見つけると、本当に苦労が報われた気になるんですよね~。もしかすると、その瞬間を求めてフラフラ歩き廻っているのかもしれないとさえ思います。だって、ただ仕入れるだけなら有力ブリーダーのファーム直行した方が早いし楽だし、そして安いしね!(笑)
2007/11/10
コメント(4)
昨日紹介した個体も凄かったけど、今日の個体もかなりのもんです!(笑)。こちらは、今回会場で商談したアマチュア?ブリーダー2人の内のもう一方の所有する個体です。一歩間違えば、単なるマルチカラーだけど、今までこんな個体は見たことありませんでした。ここまで作りこまれちゃうと、ただただ恐れ入るしかありませんな!恐るべしッ、バンコクベタブリーダーってとこでしょうか? どういう組み合わせで交配すると、ボディにこの手のマーブル模様が入るって言うんでしょうね~?当然の事ながら、タイ人の勘違い娘(笑)の通訳で作出手順について質問してみましたが、上手く話をはぐらかされてしまいました。もっとも、この通訳娘がちゃんと話をしていたかどうかは結構怪しいもんで、こちらが尋ねた事をタイ語で相手に伝えているはずなのになぜか相手は今回無理やり買わされたSEIKIO5の時計を指差して笑ってましたから(苦笑)。しかも、「次回からは私の親(ベタブリーダー)に注文すれば、こいつらの個体は入手できるっ!」とかしっかりビジネスに加わろうとしてましたから・・・仲買人かお前はっ! しかしながら、今回の一連のマーブルの仕入れ価格の高額だった事っ!当然こいつらから購入する際にクレジットカードなんて使えませんし(笑)、代金後払いって言うのもNO!でしたから当然即金支払でした。おかげで、滞在中の軍資金が底をつきかけましたぁ~!物価の安いバンコクで手持のお金が心細くなった事なんて初めての経験でした(苦笑)。でも、考えてみるとこいつら(2人のアマチュアブリーダー)は滅茶苦茶高額の臨時収入得たはずです。だって、聞くところによると大学卒のまぁまぁエリートコースのサラリーマンでも月収10万円行かないって事でしたから・・・。絶対、あの後アイツ等豪遊してるな(笑)
2007/10/25
コメント(4)
昨日、出張先のシカゴから無事帰国いたしましたぁ~♪心配された?キンモクセイもシカゴではその存在に気が付かなかったので、もちろんあの香りに悩まされる事もなく仕事に専念できました。そして今回も帰りにわざわざバンコク廻ってきました!!バンコクではちょうどアクアリウムフェアみたいなイベントが開催されていたので、何気に会場まで行って見る事にしましたが、これが大当たりでした。イベントの規模は決して大きなものではなく、我が国で言えばデパートの屋上で夏休みに開催される「アマゾンの大熱帯魚展」(笑)レベルのもの。ただ、さすがにベタの本場バンコクです!ベタコンテストはかなりの規模でした。 会場には小型のガラス容器がずらっと並び、中には各ブリーダー自慢の個体が収容されてます。その数ざっと数百!そして、個体の容器の上にはなぜか電話番号らしきものが・・・。どうやら、その個体を出品したブリーダーの連絡先のようです。そうと判れば、お仕事お仕事(笑)!早速、お気に入りの個体を作出したブリーダーに連絡を・・・と行きたいとこですが、しかァ~し!私はタイ語なんてほとんど話せませんし、おそらくブリーダーの多くは英語なんて話せないし、こりゃ困った! でも、今回は本当にラッキーでした。実は、アクアリウムフェアの会場が何だか辺鄙な場所にあって行き方が判らなかったので前日に行き着けのベタショップのオヤジに尋ねた所、なんと彼の娘を案内人にレンタル?してくれたのです。もっとも、この娘の方は何か勘違いしているようで、フェアの会場となっているデパートに着いてからも会場ではなくやたらと電気製品売り場や宝飾品売り場をうろつき、「このステレオセット前から欲しかったのよね~」とか「あら、この腕時計ちょっと素敵じゃない?」とかブツブツ呟いてましたけど(苦笑)。おいおい、オヤジっ!娘になんて吹き込んだんだぁ~?? この勘違い娘とは、我らが誇る時計ブランドSEIKOの海外輸出ブランドSEIKO5の腕時計一つで手を打ちましたけど、これって会社の経費で落ちるんでしょうか?オーナー様??(笑)。そんな訳で、今回の私にはタイ語、英語OKという強い味方の存在があるんでしたぁ~♪早速、彼女に命じてお気に入りの個体の上に表記してある電話番号に電話を掛けさせました。 今回、3~4人のブリーダーと連絡を取ってみましたが幸いな事にそのうちの2人は会場にたむろっていたので、早速個別商談開始!残念な事に両者ともタイ語オンリーでしたので彼女の通訳で商談は進みます。2人とも半プロブリーダーと言うかアマチュアブリーダーだけど、小遣い稼ぎにベタを売るって言う感じでした。今日紹介する2個体は、そのうちの一人が作出したもの。どうでしょう?さすがと言うしかないレベルでしょ??まぁ、趣味性の強いマーブルだとプロブリーダーよりも、この手合いのオタクアマチュア(笑)の方がとことん一つの系統を追求できる分物凄い個体を作りだせるって事なのかもしれませんね~。 クオリティの面ではまったく申し分のない個体を作るんですが、困ったのは価格交渉!何しろ、半分プライド料ですから信じられないほどの高額を口にしてきます。しかも、こちらが値切ろうとすると、「それなら売らないっ!」って・・・。さすがアマチュアブリーダー!!そんな訳で、今回2人のオタクブリーダーから仕入れたハイグレードのマーブル個体は今まで仕入れたプラカットの最高額を新たに更新する驚異の高額商品!(苦笑)となってしまいました。でも、その分物凄い粒揃いです!こんな個体目の前にしちゃうと、商売なんてそっちぬけで個人の趣味に走っちゃいました(笑)。仕入れ価格知ったら、オーナーである我が奥方様は激怒するだろうなぁ~。
2007/10/24
コメント(8)
随分間が開いてしまいましたね~(苦笑)。この1週間は、キンモクセイの呪いにより地獄の苦しみでしたぁ~。体中熱っぽいし、眼の周りが赤く爛れるし・・でも、それじゃあってんで自宅謹慎してると、鼻からツッ~っと鼻水垂れて来るし(笑)。この鼻水がこれまた見事なもんです!まったく粘性の無いサラサラの液体?がそれこそ右の鼻の穴は華厳の滝状態、それでもって左の穴なんてナイアガラ状態ですから!でも、やっとこさこのふざけた状態からもオサラバです!明日早朝に日本を脱出しま~す!!こんなに海外出張が楽しみなのは本当に久しぶりの事ですね。 ただ唯一の心配事と言えば、今回の出張先であるシカゴって気候的には東京よりもやや冷涼って感じなので、もしシカゴにキンモクセイがあったらこれから花盛りって事になるんじゃないかと・・・(苦笑)。もし、シカゴの空港降り立ってほんの僅かでもキンモクセイの香りがしてたら、躊躇無く回れ右して現地を後にしますからねっ!空港に出迎えてくれてるはずのJhon君、そん時は御免な!(笑) そうそう!日本脱出の前にやるべき事を成し遂げておかなければ・・・と言う訳で、プラカット・マーブル部門のベスト15の発表を終わらせちゃいましょう!今日はついに堂々の1位に輝いたトリカラー・マーブルの登場です!今まで、殿堂入りのランキングが上位になればなるほどマニアックな個体に偏ってきていただけに第1位の個体は何処までマニアック?って期待していた方は少々拍子抜けかもしれませんが(笑)、やはり第1位は正統派で締めさせていただきます。 汚れの無いプラチナホワイトの地に、これまたピュアなターコイズブルーのマーブル模様がバランスよく配置されています。さらに、頭部や背ビレには美しい真紅が乗っていると言う、これはもう誰がご覧になっても文句無く美しいッ!って言っていただけるんじゃないでしょうか。特に、背ビレのレッドはなぜか鮮やかなローズピンクなのもより一層この個体を引き立たせています。例によって、私の撮影技術ではプラチナホワイトとターコイズブルーの対比が上手く表現できていないのが残念ですが、今まで私が見てきた数多くのマーブル個体の間違いなくトップに君臨する個体であると断言できます。 もっとも、好みは人それぞれ千差万別ですから皆さんはまた違った見解をお持ちでしょうね~。例えば、今まで発表してきたランキング入りした15個体のうち貴方ならどの個体を第1位にします?
2007/10/16
コメント(19)
ついにプラカット・マーブル部門のランキング発表も残す所2つとなりました。今日登場するのはこのトリカラー・マーブルです!!ビックリするほど鮮やかな濃朱色の地にブラックのマーブル模様、そしてその上に更にメタリックブルーの輝きがプラスされています。マーブルオタクでない方にとっては格段どうと言う事は無い個体かもしれませんが、実の所驚愕に値するマーベラスな魚なんです。 ただ、体型的にはこの個体はまったくダメです(笑)。この系統のブリーダーが自分の系統にショーベタの血を導入する事を頑なに拒否していたため、最近のショープラカットの基準から言うと各鰭が小さすぎです。もっとも、これが本来のプラカット体型と言えなくもありませんが・・・ この個体の系統以外で地色がレッドと言うマーブルにお目にかかったことはありません。レッド&ホワイトのマーブル個体は僅かながら流通していますが、こちらは地色がホワイトでその上にレッド・マーブルです。この系統が元々はホワイト地であり、たまたまこの個体は全身が赤く染まっていただけなのか否かは今となってはもう確かめようがありません。と言うのも、以前も書いたのですがこの系統を維持していたバンコクのブリーダーの爺さんが現在は行方不明となっているからです(涙)。 以前はマーケットの一角に小さなスペースを確保し、細々ではありますが高品質の自家産マーブルを扱っていたんですが、バンコクを襲った水害の際に郊外にある自宅兼養殖場が大きな被害を受けてしまったとの事で、マーケット内のショップもたたみ行き方知れずになってしまいました。元々がかなり偏屈な爺さんだったために仲間のブリーダーとの交流もほとんど無かったようで、その後爺さんがどうなったのかは誰も知りませんでした。うーん、プラカットホビー界(そんなのあるんかい?)は物凄く大きな損失を受けた気がする・・・ その後この系統の血を引いていると思われる個体をバンコクではまったく見かける事がありませんから、おそらくは絶滅したかと・・・。まぁ、熱心なアマチュアブリーダーがこの系統を維持している可能性が無い訳ではないので、その辺りに期待しましょう!それにしても、バンコクでプラカットを仕入れるようになって本当に沢山の新品種を見てきましたが、そのほとんどすべてがあっという間に市場から姿を消すのにはビックリです。ほんのごく僅かの品種だけが、他のブリーダーも手がけるようになって安定生産されていきます。 そう考えると、もしお気に入りの個体を入手できたら世界でこの系統維持しているのは自分だけっ!って言う意気込みで、必死に系統の維持していかないとダメって事なんでしょうかね~?早く仕事引退して悠々自適の生活おくりながらその辺りに深く関わって見たいと、夢だけは日々増大する一方の私なのでした(苦笑)。
2007/10/11
コメント(16)
ついにベスト3の発表までたどり着きました!この辺りまで来ると、完全に私の独断と偏見の塊になってますから、皆さんの中には「えぇ~っ、この個体が◎◎位~??」って感じる方も大勢いらっしゃるのでは?プラカット・マーブル部門第3位の個体はマルチカラー・マーブルのこの個体です! 何よりも眼を引くのが各ヒレに存在するレッド&イエローの独得なマーブルパターンではないでしょうか?今までまったくお目にかかった事がない新しい表現形だと思います。最近、このカラーパターンはショーベタにも移入が試みられているようで、バンコクではチラホラ同じようなカラーパターンのヒレを持ったショーベタを見かけます。いずれにせよ、実に素晴しくまた今後に無限の可能性を感じさせてくれるカラーパターンの登場ということで、記念すべき個体と考え第3位に認定いたしましたぁ~♪ ただ、申し分のない各ヒレのカラーパターンに対してボディの方はさっぱり(苦笑)。普通のブルー・マルチ・・・と言うよりは原種ベタのカラーパターンと言っても良いでしょう。その点から考えると、この個体はマーブルとしてはあまり評価されないかもしれません。実はこの個体、第8位のパステルマルチカラー・マーブルと同じブリーダーの所で入手しています。おそらくは、先祖に同じ血が入っているのでしょう。ヒレのカラーパターンを見ると納得いただけると思います。 この2個体を見て思うのですが、どちらもヒレのマーブルパターンとボディの色彩はまったく別物と言ってよく、この系統ではボディにはマーブルパターンが出現しないように思われます。従来のマーブルとは表現の仕方が異なる事から、もしかするとマーブルではないのかもしれませんね~。ただ、逆に考えるとボディとヒレの表現形が異なる事を上手く利用すればボディが漆黒でヒレにレッド&イエローのマーブル模様が入るだとか、斬新な表現形の新品種を作出する事が出来る可能性も十分あるのではないでしょうか? ・・・なんて書いていたら、なんだか無性に自分でこの系統ちょっといじくって見たくなってきました(苦笑)。ウーン、思い立ったら吉日って言うし来週の海外出張の帰りにバンコクに立ち寄ってこの系統のペア入手してこようっと!今度入手したペアは妻が何と言おうと手放さないぞぉ~!!目指すはブラックボディでヒレにレッド&イエローマーブルって事で・・・
2007/10/10
コメント(4)
さてさて、どんどん発表進めちゃいましょうっ!・・・って言うか急がないと来週早くも海外出張です(涙)。今回は、時差ぼけも直るまもなくって感じですが、実は正直言って少しホッとしてます。それは、今の日本に居たくないからでしたぁ~!理由はただ一つ・・・だけど物凄く私にとっては大問題なのです。えーと、以前からこのブログをご覧いただいている方の中には憶えて折られる方もおいでかと・・・ 要するに私の周りにデインジャラス(笑)な香りが充満してるんです!それはキンモクセイ!!この花の香りが辺りに漂い始めると、私の体調は決まって絶不調になります。ちょうど、スギ花粉の時の花粉症の方と同じ症状ですね。私の場合、これに重度の喘息発作も重なりかねませんから冗談抜きで生命の危機さえ感じちゃいます。そんな訳で、久々に心ウキウキと海外出張に行けるって訳です。 そんな訳で、海外出張前にプラカット・マーブル部門の発表だけでも済ませておかなくっちゃ!と考えたと言う事です。それでもって、今日はプラカット・マーブル部門第4位の個体として、ブラックドラゴン・モンスター・マーブルを紹介します。ちなみに、頭部からエラ蓋辺りに掛けてプラチナホワイトに染まる個体をなぜかバンコクのブリーダー達はモンスターって呼んでます。彼らによれば、この形質はマーブルだと言うことです。ただ、モンスター・マーブルの多くがボディやヒレにはほとんどマーブル模様が無い事から、もしかしてマーブルとは別の形質なんじゃないの?って言うのが最近の私の個人的な見解です。 あらためて今日の個体を見てみましょう。まず、第一のポイントは地色のブラックが見事なまでの漆黒である点です。最近バンコクでは珍しくなくなってきたソリッド・ブラックですが、ここまで漆黒の個体は珍しい・・・と言うか今のところお目にかかった事がないって言い切れるほど混じりけのない見事なピュアブラックでした。 また、ドラゴンスポットも通常のブラックドラゴンとは異なり見事なまでに白く輝くプラチナホワイトである点も見逃せません。もちろん、フェイス部分も見事なまでに純白です!私はこの個体を見た瞬間に「あっ、この個体はミッキーマウスだぁ~♪」って思いました(笑)。なんだか、ミッキーに特に旧タイプのミッキーに雰囲気そっくりじゃありません?? 全身に模様が散在している訳ではなく、マーブルとしては決して良質とは言えないのですがそれ以前にベタとして物凄くお気に入りの個体でした。たまたまマーブル部門のランキングですから第4位に終わりましたが、単純に「さかなおやじのお気に入りランキングぅ~!」だったら更に上位にランクインしたかも。それくらい大好きな個体です。 ・・・ところで、たぶん今日の夜中か明日の午前中くらいに50万HIT達成しちゃいますね~。なんだかこのブログを始めてからあっという間だった気がします。改めまして、この駄文を御愛読いただいていおります皆様に厚く御礼申し上げます(礼)。今回は、キンモクセイ攻撃により死亡寸前まで追い込まれているため、キリ番企画とか考える気力も余裕もありませんでしたが近々に・・・と言うかキンモクセイの匂いが町から消えたら何かプレゼント企画でもぶち上げましょうかねぇ~!
2007/10/08
コメント(14)
さて、プラカット部門の第6位はいわゆる一般的なマーブルの評価基準からするとチョット外れているかもしれませんが、凄く心に残っている個体がランクインしました!品種名をあえて付けるならば、トリカラー・マーブルなんでしょう。非常に美しいプラチナホワイトを基調に、ブラックそしてレッドのマーブル模様が遠慮がちに散在しています。マーブル模様としてはちょっと少なすぎでしょうか?バンコクのブリーダーの評価もそれ程高いものではありませんでした。でも、今のところ国内には実在しませんけど「第1回全日本プラカットコンテストォ~♪」とかにマーブル部門で出品したら結構評価高いんじゃないでしょうか? その理由は、なんとなく侘び寂びの心を感じさせる清楚な雰囲気にあります。基調色のプラチナホワイト、ボディ後半部分に遠慮がちに?存在するブラックマーブル、そして極めつけは頭部の熟した柿のような深みのあるダークレッド・・・うーん、渋いっ!渋すぎですぅ~♪でも、これは我々日本人にしか理解できない感情なのかもしれませんね~。例えばバンコクやヨーロッパ辺りのアクアリストと話をしていても「この魚の体色渋いねぇ~!」って言うこちらの発言に対する彼らの反応は一様に「???」って言うものですから(笑)。 以前もこの個体はブログで紹介したのですが、どちらかと言えば年配の方に好評で若い方にはチョット渋すぎって言う評価をいただいていたような気がします。外見は未だに結構ギトギトしてるって言われる私ですが(苦笑)、さすがに40後半ともなれば心はかなり枯れてくるものらしく、最近はとみにこの手の渋い個体に惹かれちゃってます。うーん、これは好ましい事なのかそれともデンジャラスな状況なんでしょうかね~?(笑) そういえばランキングとは全然関係ないですが、この駄ブログもアクセス数が50万HIT目前となってきました!良くぞまぁ、こんなつまらんたわごとばかり並べたブログに皆さん根気良く通ってくださったなぁ~と、ひたすら感謝感激です。そんな訳で、なんかキリ番プレゼントとかしなくてはイカンッ!と思っているのですが、なかなか良いアイディアがありません?何かこんな企画して欲しいっ~♪って言うものありますぅ??・・・ってキリ番プレゼント企画を公募する奴もあんまりいないか(笑)
2007/10/06
コメント(6)
昨日一睡もせずに、新たに仕入れてきた魚の撮影をしていたので凄く眼球の奥が痛いのですが(苦笑)頑張って、殿堂入りの発表を続けます!今日はプラカット・マーブル部門の第7位と言う事で、ダルメシアン・トリカラー・マーブル?の登場です。一見すると特に何の変哲も無い個体に見えるかもしれませんが、実の所物凄く内容の濃い奴なんですよ~♪つまり、表現の美しさではなく、作出難易度からランクインしたと考えても良いほど高度な個体だと思います。 まず、誰でも気が付くのが各ヒレに小さなレッドスポットが散在している点でしょう。この手の模様は、犬の品種名からでしょうがダルメシアンと呼ばれているようです。まだまだ稀ですが、我が国でもショーベタのオレンジ系の各ヒレにダルメシアンスポットが入る個体を見たことがあります。今のところダルメシアン・スポットが赤い個体しか見たことがありませんが、そのうち別のカラーでも作出されるのでしょうか?この表現形の遺伝パターンは私は知りません。 次にポイントとなるのが、ダルメシアン・スポットが散在する各ヒレにはイエローのマーブルパターンが散在している所だと思います。いわば最近流行のイエロー・マーブルって訳で、この点だけでもこの個体がかなり難易度の高い個体だって判ります。 そしてボディですが、良く観察しないとあまり出来の良くない(笑)ホワイト&レッド・マーブルにしか見えません。でも、良ぉ~く観察すると、実はこの個体はドラゴン系でもある事に気が付きます。つまり、ボデイの上にシルキーホワイトのドラゴン・スポットがずらっと並んでもいるのでした。このシルキー・ホワイトは各ヒレにも縁取りのように存在します。 つまり、この個体には(1)ダルメシアン(2)イエロー・マーブル(3)ホワイト&レッド・マーブル(3)ホワイト・ドラゴンと言う4つの要素がてんこ盛り状態になっているのでしたぁ~!!もうここまで来ると、作出過程なんて当のブリーダーにもさっぱり判らなくなっているみたいでした(苦笑)。まぁ、おそらくは数代に渡って彼の感性の赴くままに交配を続けたら突然出現してきたって言うのが真相なんじゃないかと思ってます。個体自体は比較的最近バンコクで仕入れてきたのですが、今のところ第2、第3の個体を見つける事が出来ていません。この系統が維持できるか否かは、この個体から次世代が取れるかどうかにかかっていると言えるでしょう!・・・と言う事で、この個体を入手した方の責任は重大です!(笑)
2007/10/04
コメント(10)
またまた随分と間が開いてしまいました(苦笑)。以前からこの駄ブログをご覧いただいている方はピンッ!と来たでしょうが、御想像通り海外出張に行っておりました。もはや年中行事と化した毎月の海外出張なので海外に滞在する事自体はまったくストレスなんて感じません。でも、時差ぼけだけは結構辛いものがあります。それに、日本を留守居にしている間、国内での仕事がひたすら溜まる一方なので帰国してからの数日間は、労働基準法って何っ??ってな具合の滅茶苦茶ハードな状況が私を待ち受けてくれています(涙)。そして、やっと国内の溜まりに溜まった仕事を片付け、時差ぼけも収まったかな?と思う頃には間違いなく次の海外出張が私を手招きしてくれてます(苦笑)。いったい、いつまでこんな二重生活が続くのでしょう?・・・って現役続行する限りは永遠かぁ・・・ そんな訳で随分と間が開いてしまいましたが、プラカット・マーブル部門の殿堂入り第8位の個体はこれです!正式な品種名を言うのはかなり難しいのですが、って言うか品種として固定されていないと思われますがパステル・マルチカラー・マーブルって言うんでしょうか?(笑)いわゆるホワイトベースのマルチカラー系でありながらマーブルの血筋って言う訳です。今のところ確認できているのはボディは非マーブル系で各鰭がマーブルの表現と言うカラーパターンのみです。・・・と言うことは、マーブルの表現はボディとヒレがそれぞれ独立した遺伝子系って事なんでしょうかね~?実に興味深い現象だと思います。 実の所パステル系のマーブル自体は、決して物凄くレアって言う訳ではありません。まぁ、一度バンコクの市場をじっくりと見て廻れば5尾くらいはゲットできると思います。ただ、この系統の最大の難点は、見た目が美しい個体は皆無に等しいって言う所にあります。特にボディは青味やピンクがかったホワイトベースの上に、ダーク系の汚れ(苦笑)が散在してしまうのが常です。混じりけの無いホワイトベースの個体などとんとお目にかかっていません。今回の個体もピンクホワイトベースの上に所々パープルブルーが乗っているボディに関してはあまり褒められたものではありません。でも、何とか我慢できるレベルだと思います。もし、ボディがもっとクオリティ高ければ殿堂入りのランキングも更に上位だったでしょう。 しかしながら、この個体の最大の売りは何と言っても各ヒレのマーブルパターンにあると言えるでしょう。ピンク、ホワイト、ブルーそしてオレンジイエローと色鮮やかに各色が散在しているのはまるでケーキやキャンディを連想させます。特に、オレンジイエローの発色に関しては、今までのマーブルではまったく見られなかったカラーで、最近のマーブル系はイエロー=オレンジの色彩の追加でより一層改良の幅が広がったと言えます。 可愛らしさとか華やかさと言う点では申し分の無いこの個体ですが、唯一の難点といえば品種として固定するのが難しいって言う所でしょう。今のところ完全にこの系統のメスだと言い切れるメス個体にはお目にかかった事がありません。もちろん、ブリーダーの水槽から自分の手でこの系統のメスを入手した事はあります。同じ水槽にはまだ生後2ヶ月弱の若いオスもいっしょに入っていましたから、同腹の雌雄であることは確かです。・・・が、なぜかオスのようにこの品種の特徴をはっきり表現したメス個体が見当たらないのです(涙)。まぁ、この点は今後の宿題って事で・・・
2007/10/03
コメント(8)
少し間が開いてしまいましたが、続きましてプラカット・マーブル部門第9位の発表です!第9位は、カッパー&ホワイト・マーブルのこの個体!!マーブルとしては、基本色がカッパーとプラチナホワイトと言う事もあり随分とシックな感じがします。しかし、逆に派手だったりサイケだったりする事が多いマーブルの中では、この落ち着きが随分とその存在感をアピールしている気がしてます。 バンコクでもほとんど見かけない稀品種ですが、見かける個体はすべてカッパー&プラチナホワイトであり、白地がクリームホワイトの個体は今のところ見かけたことがありません。ブルー&ホワイトの系統にはプラチナホワイトとクリームホワイトの2系統が存在するのに不思議な現象です。やはりもう一方のカラーであるカッパー(渋めのメタルグレー)を表現する色素胞の存在が影響しているのでしょうか?・・・ってまったくの推測ですけどね(笑) 個人的にはかなりお気に入りの品種なんですけど、我が国での人気はどうでしょう?こちらの気合の割には今ひとつブレイクしない気が・・・。でも、その最大の理由は私の撮影技術の拙さ(毎度の事ですが)にあるのは判ってます(涙)。輝くようなプラチナホワイトと鈍く光るカッパーという明暗両極端のカラーの組み合わせのためでしょうか?手持の非一眼レフ(笑)のデジカメで撮影すると、露出がアンダーかオーバーのどちらかにぶれてしまい、この品種の実際の見た目をなかなか的確に表現できないんです。 例えば、今日の画像だとシルキーホワイトが光りすぎて、肝心のくっきりと色別れした美しいマーブルパターンが全然表現できてません。まぁ、シロウトなんだから仕方ないもんねっ(笑)!でも、実物はカラーリング・体型ともにほぼ文句の付けようが無いほど美しい絶品でした!そうそう、この系統は往々にしてヒレ先にダークレッドの模様が入る事が多いようですが、やはりシックな事が売りの品種だと思ってますので今日の個体のようにレッドの混入していない個体のほうを私は良しとします!でも、これは個人の勝手ですから皆さんは各自の判断で理想とする個体像を作り上げてください。 同じような現象はプラチナホワイトのボディを有するレッドドラゴンでも言えることで、この場合はレッドが黒ずんじゃいます。でも、カラーバランス調性してレッドを鮮やかにするとプラチナホワイトの表現がぁ~!
2007/09/24
コメント(9)
さて、ついにプラカット・マーブル部門の殿堂入り魚の発表もベスト10に突入しました!今日の個体はトリカラーマーブルです。ターコイズブルー、ホワイトそしてレッドと言うトリカラーマーブルとしてはもっともオーソドックスな配色ですが、3色がぞれぞれ他の色彩を侵食する事無く鮮やかな外見をキープしています。生後3ヶ月弱の若個体ですが、体型や遊泳姿勢なども非常に良好です。いわば、優等生タイプの逸品とでも言えましょう。 この系統のと言うかターコイズ&ホワイトのマーブルの系統全般に言える事ですが、成長に伴い大きくその模様が変化する傾向が強いのが特徴です。だから、現時点でベストの個体が将来も絶対素晴しい個体であり続けてくれるかどうかは定かではないんです。この個体も、2ヵ月後位にどのように変貌を遂げているのかどうかは予測が出来ません。この予測不可能な部分と言うかあいまいな部分が逆にマーブルの魅力でもあると思います。 例えば、この個体は現時点ではボディの後半部分がほぼターコイズ一色に染まっている点が短所と言えるでしょうが、ここにくっきりとしたホワイトのマーブル模様が入るようになれば、さらにこの個体の観賞価値を高める事は確実です。個人的には、ボデイ後半部分のターコイズブルーの上に、やや色が薄いもやもやした部分がいくつかある点に期待しちゃってます。つまり、ここが白く抜けるんじゃないかって(笑)。 まぁ、こちらの思い通りに行くかどうかは神のみぞ知るってとこですけど、そんな事もあって、やっぱりマーブルは長い間手元において観察したい品種なんですよね~。本音を言えばね(笑)。それと、逸品堂で販売するにしても、写真撮影後1ヶ月もすると随分外見が変貌しちゃったりする事もあって販売側、購入側を共に煙に巻いてくれる愉快な奴?でもあります。
2007/09/22
コメント(6)
今日はプラカット マーブル部門の第11位の発表です!この個体は、以前も紹介した事があるんですけど、見た目はホワイト&イエロー・バタフライでしょ?でも、実際にはマーブル系統なんですよ。無理やり名称を付けるとすればホワイト&イエロー・マーブル・バタフライ?ってな事になるんでしょうか(笑)。 この個体に対する評価は普通の方にしてみれば「え~、これで殿堂入り??」ってもんだと思います。確かに、色彩的に特別艶やかな訳ではないし体型はどちらかと言えばダメな部類に入ると思います。たぶん種親の一方にショーベタ系、もう一方にバリバリのワイルド体型の個体を使ったのでしょう。背ビレや尻ビレは中途半端に大きく、尾ビレは悲しくなるほど小さいって言う究極のアンバランス! でも、でもでも(笑)この個体って思い切りタットワイラーに近いと思いません?先日も紹介したタットワイラー崩れ?のマーブルはバンコクでごく稀にお目にかかれますが、基本的にすべてブルー&ホワイトかレッド&ホワイトのカラーパターンの奴だけです。これとても物凄いレア物ですけど、今日の個体は希少価値から言えば空前絶後って言うレベルの魚だと思います。そもそも、イエロー&ホワイトのマーブル自体見たことが無いのに、そのパターンがタットワイラー崩れなんて・・・。これはもうタットワイラーオタク(笑)の私にとっては、女房質に入れてでもゲットしなくてはならない絶品です。 ただ、残念な事にこの系統はその後バンコクでは姿を消したようです。って言うか、元々レッド&ホワイト・マーブル同士のペアリングで生まれた子供の中にたった1尾だけ出現した突然変異だそうです。保有していたブリーダーが言ってましたが、ごく稀に親のペアリングからは通常では考えられないような色彩の子供がポッと出現する事があるそうです。ただ、ほとんどと言ってよいほどその形質は子孫に受け継がれないって言ってました。ベタは全部で4層の色素胞が重なって見た目のカラーリングを作りだしているため、例えば外見がソリッド・ブルーでも、その下地にイエローとかが隠れている事が往々にしてあります。何かの具合に、上の階層の色素胞が欠乏したりすると、今まで外見からはうかがい知る事が出来なかった下層のカラーリングは出てくるって訳です。 例えばこの間バンコクでホワイト&クリア・バタフライのプラカット見つけましたが、この個体の両親は共にバリバリのラベンダー・バタフライだそうです。ブリーダーが言うには、時々この表現のバタフライがでてくるけどまったくと言ってよいほど次世代には引き継がれないそうです。おそらくは、今日紹介した個体も次世代に引き継ぐ事は出来なかったんでしょうね~。本当は手元に置いておきたかったのですが、逸品堂オーナーの強い意向(笑)でお客様に売られていきましたぁ~(涙)。この個体を発送する時なんて頭の中でドナドナ(ある晴れたぁ~昼下がりぃ~・・・っていう歌)がエンドレスで流れるほどって言うか、後ろ髪が引きちぎられるほど名残惜しかった事を今でも憶えてます。
2007/09/21
コメント(6)
さて、今日はプラカット・マーブル部門の第12位の発表です!今日登場するのはブルー&ホワイト・マーブルの逸品です。マーブル系品種の基本中の基本とも言うべきブルー&ホワイト・マーブルですが実際にはいくつかの明らかに異なる系統が存在します。(1)ターコイズブルーとクリームホワイトのマーブル模様。(2)ロイヤルブルーとクリームホワイトのマーブル模様。(3)ターコイズブルーとシルキーホワイトのマーブル模様。(4)ロイヤルブルーとシルキーホワイトのマーブル模様 今日紹介する個体はこのうちの3番目の系統と言う事が出来ます。地色がクリームではなく純白なので非常に艶やかな感じがする系統です。また、この系統は他のブルー&ホワイトに較べてマーブル模様が細かく入るような気がします。それと、地色がクリームの系統に較べると時間の経過と共にマーブル模様が変化する割合が少ないのも特徴の一つです。 改めて今日の個体を見てみると、各鰭はシルキーホワイトに縁取られているため、バタフライ・マーブルと呼んでも十分いけそうな感じです。ボディのマーブルパターンも適度に全身に散っていてグッド!また、この個体が殿堂入りを果たした最大のポイントが各ヒレに散在するレッドやイエローの小斑の存在です。この色彩が加わる事によって、ものすごく華やかな個体に仕上がっていますね~。もう少しくっきりとレッド&イエローが入るようであれば、これはもう夢のマルチカラー・マーブルという事になります。 私が知る限りでは、今のところ各ヒレにレッド&イエローのスポットが散在する系統を繁殖させているのは1件だけのようです。一見すると猛禽類のようないかめしい顔つきの痩せた老人がブリーダーなんですが、厳しいのは外見だけで実際にはかなりシャイな性格のようです(笑)。値段交渉の時なんか、価格を紙に書いてこちらに手渡すんですが、盛んに照れたようなそして申し訳ないような素振りをしてから紙切れをこちらに差し出してきます。ただ、まるっきりと言ってよいほど英語を話せないのでなかなかこの系統作出のキーポイントを聞き出すことが出来ません。一体、大元の種親にどんな系統使ったんでしょうか?気になる所なんですが・・・。 また、彼の作出する個体の特徴として非常にがっちりとした大柄のボディをしている事が上げられます。これは、元々そのような系統である事も要因の一つでしょうが、彼が他のブリーダーよりもより大量の餌を与えて育成している事が最大の要因だと思われます。個人の好みの問題ですが、私個人としてはもう少しだけほっそりとしたボディにした方が好きなんですけどね~。だって、ここまで見事なボディにしちゃうとどうしてもヒレが少し貧弱に見えてしまうからです。皆さんはどう思われます? ただ、いずれにせよ「内気な鷲爺さん(笑)」には是非ともこの系統を極めて欲しいと思います。ヒレのレッド&イエローがより大きく鮮やかになれば、バンコクNo.1プラカットブリーダーの名声は爺さんっ、あんたのもんだよっ!!
2007/09/20
コメント(8)
さてさて、どんどん「ベタの殿堂入り」個体の紹介をしていきましょう~♪今日は第13位!トリカラー・ドラゴン・マーブルです!!最近バンコクでポピュラーになりつつあるドラゴン系のマーブルですが、地色とプラチナホワイトのドラゴンパターンが上手くマッチしていると思います。この手の品種はボディの模様が今一歩の事が多いのですが、この個体では頭部にあるダークレッドの斑紋が全体のイメージをより一層素晴しいものにしていると思います。まだ生後3ヶ月未満の若い個体なので体つきが幼いですが、後2ヶ月もすればかなり迫力のある個体になってくれるのではないでしょうか。 ところで、このマーブルのベースとなっているのはバンコクでグリーン・マーブルとも呼ばれる緑青とホワイトのマーブルです。この系統は各鱗にメタリックグリーンの輝点が並ぶ事が一番の特徴です。しかし、もう一つの特徴としてボディが細身と言う点もあげなくてはなりません。そのため、全体的に精悍と言うよりは上品なイメージの個体が多いようです。 これについては、以前バンコクのブリーダーからこの系統はプラカット(スプレンデンス種)に別の種類であるsp.マハチャイを交雑して作り出した品種だと聞いたことがあります。ちなみにマハチャイとはバンコク近郊南西部にある漁村マハチャイ周辺で採取されるワイルドベタである事から付けられた通称で、学名はまだありません。現時点では、独立した種なのかスプレンデンス種の地域変異なのか、はたまたスマラグディナ種の亜種辺りなのかその分類学的位置が定まっていません。そのため、この交雑が異種間交雑なのか否かは定かではありませんが、この系統の細身のボディは確かにsp.マハチャイのそれに似通ったところがあります。 このグリーン・マーブル系のプラカットキープするにあたっては、体高のある典型的なプラカットに較べると闘争心が弱いようなので、隣の水槽にあまり強大なライバルを飼育して絶えずその姿を見せていると萎縮してしまう傾向が強い事を憶えておいた方がいいかも。実際に闘争させなくても、ガラス越しでも強弱は判るようで弱者は完全にいじけちゃうんですよね~。
2007/09/19
コメント(4)
さて、昨日に引き続きプラカットのマーブル部門のお気に入り第14位の発表です!第14位はブルー&ホワイト・マーブル・バタフライです。この個体は観賞と言う点だけに絞ってみるとそれ程大した個体ではないのかもしれません。ブルー&ホワイトでしかもヒレがバタフライパターンのマーブルは他にもいますから。それに、この系統の個体のほとんどは頭部がブラックで、しかもそこにあまり美しくないホワイト・マーブルが入っちゃうものですから人によっては汚いって思う人もいるんじゃないでしょうか? じゃあ、何がお気に入りなのかって?それはヒレのバタフライパターンの入り方にあるんです。通常のバタフライはヒレの外縁が縁取られているのですが、この個体ではホワイトバンドがヒレの中央部分に存在し、その内外をターコイズブルーでサンドイッチした状態になってますよね。このカラーパタンが完成して、ヒレの中ほどにボディを取り囲むようにリング状のバタフライパターンが生じた個体を、作出者の名前をとってタットワイラーパターンと言います。以前も書いたことがあるのですが、個人的にこのタットワイラーパターンは永遠の憧れなんです。って言うか洋書のモノクロ画像以外に完璧なこのカラーパターンのベタをみた事がありません。まさしく幻の逸品といえる存在です。 以前からタットワイラーパターンはバタフライの発展形とされているようですが、個人的にバタフライを追及してもタットワイラーは作出出来ないと思ってます。今回の個体のような、マーブル・バタフライから作るのが正しい道だと信じてます(笑)。でも、おそらくは系統として固定は永久に不可能で、大量のマーブル・バタフライを繁殖させて、その中にごく少数だけタットワイラーが出現するって言う事になるんでしょうけど。 そんな理由から、バンコクでこの手のマーブル・バタフライ見かけるとついつい仕入れちゃうんですよね~(苦笑)。今の私を取り巻く環境を考えれば、じっくりと繁殖なんてやれない事は本人が一番良く判ってるくせにね~。
2007/09/18
コメント(8)
逸品堂を始めてから、必要に駆られてと言う事もありますがやたらとベタの写真を撮ってます。毎回バンコクに仕入れに行くたび200尾以上は仕入てきますから、これまでの撮影個体数は莫大なものだと思われます。もちろん、バンコクの市場で自分の目で確認して良いと思う個体をチョイスしてきているのでどれもお気に入りの個体なのは確かなんですが、やはりものすごくインパクトのあった個体や今でも脳裏にその姿が焼きついているような逸品もあります。よく、逸品堂の問合せに「今までで一番素晴しいと思った個体は?」って言うのがありますが、確かに今まで入手した逸品をこのまま過去の物としちゃうのも何だかなぁ~? ・・・と言う事で、今まで入手した逸品たちに無理やりランキングをつけて発表しちゃおうっ!と言う新企画でして。まぁ、本音を言えばこの手を使えば最近サボりがちなブログの更新が少しは頻繁になるかなって言う下心も(笑)。まぁ、その辺はさておいて早速殿堂入りを果たした逸品たちを紹介していく事にしましょう。 まず、はじめのカテゴリーは私が一番力を入れているからです。毎回の仕入れのかなりの割合がプラカットの「プラカット マーブル部門」マーブルで占められている現状を考えると、私が一番多く手がけている品種である事は確実です。それだけに、紹介したい逸品が多すぎて困ります。そんな訳で他のカテゴリーはベスト10なんですが、このカテゴリーだけはベスト15で行かせていただきます!(笑) それでは発表させていただきます!プラカット マーブル部門 第15位はぁ~?トリカラー・マーブルの逸品です。マーブルって言う品種は、複数色が大理石模様やモザイク調に混ざり合うのが特徴の品種です。品種としての自由度が高い反面、誰が見ても美しいと思えるような配色の個体は希少です。これは、色彩が多くなればなるほど顕著で2色のマーブルよりも3色のマーブルの方がより難易度が高いと言う事です。もっとも、ただ全身に3色のマーブル模様が存在する個体作るだけなら別に難しくも無いですけどね。 今日紹介する個体は、そんな色彩の配置が難しいトリカラーマーブルにしては異色とも言えるほどシンプルな色彩の配置が特徴です。今まで本当に沢山のマーブル個体を見てきましたが、ここまでシンプルかつはっきりとした配置の個体は他にお目にかかったことがありませんね~。まぁ、複雑な大理石模様をよしとするマーブル本来の視点からは決して絶品とは言えないのかも知れませんけど、私は大好きでした。
2007/09/17
コメント(8)
全22件 (22件中 1-22件目)
1