メートル・ド・テル徒然草

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エルネスト1969

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Jul 25, 2005
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 夏の到来です。毎日暑い日が続いています。
暑くなると、当然お店でもクーラーをかけるのですが、こんな失敗談もありました。

 その日ご来店されたお客様、店に入ってきて席に着かれるとご自分の懐から扇子を取り出してパタパタ。

ホールの温度が少し高かったのかな、と思って空調の温度を少し下げました。

まだそれでも暑いのか、パタパタと扇子を動かされます。
もう少し温度を調節して下げました。

よっぽど暑がりのお客さまなのでしょうか。まだせわしなく扇子を動かされています。

 結構涼しくなってきているのになぁ。と、思っていると、少し離れたテーブルのお客様が、先に席を立たれてお帰りになられました。

 気付くと、先程の扇子のお客様の手はあおぐのをやめておられます。


「ちょっとさっきから、エラい寒いんヤけど、クーラーちょっと弱めてくれんか!?」

 そうだったんです。このお客様は暑くて扇子でパタパタしていたのでは無かったのです。

 別のテーブルでタバコを吸っていたお客様の煙りが気になってずっと扇子で仰いで避けていたのでした。


レストランにいらっしゃるお客様は自然にいろいろなサインを発します。
キョロキョロされるのはお手洗いの場所を探しているのか、ソワソワしていらっしゃるのは料理が出て来るのが遅いからなのか、、、

 レストランにおいてサーヴィスマンがお客様を「見る」ことは大切です。しかし見ることは手段であって目的ではありません。見えない「心理」を察知し対処ことが目的です。

 お客様の発する「サイン」を読み間違えてしまった経験です。














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Last updated  Jul 26, 2005 02:27:59 AM
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Comments

背番号のないエースG @ チョコレート 「風の子サッちゃん」 ~ Tiny Poem ~…
坂東太郎G @ 「辛味調味料」そして考察(01/16) 「石垣の塩」に、上記の内容について記載…
エルネスト1969@ Re[1]:ホスピタリティは「人」ありき(10/04) はな。さんへ コメントありがとうございま…

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