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最初に行われる「口頭試問」。口頭試問という名前なので、試験官との面接みたいなものを想像してしまうのですが、実際は試験の行われる各会場にて、出題者がマイクで問題を読み上げ、解答を用紙に記入するというもの。
ソムリエといえど、接客業。ちゃんと受け答えができないといけない、という意味でソムリエ試験が始まった何年も前は、面接形式だったのかも知れませんが、現在はこんな様子です。
ユニークな問題もあって、パネルにある建物の写真を見せ、
(↓こんな感じ)
「この建物は有名なボルドーのシャトーである。それはどこか?」
なんていうのもあります。
さて、口頭試問が終わると続いてテイスティング(デギュスタシオン、利き酒)です。テイスティングの試験が、お客さまが想像する「ソムリエのイメージ」かも知れません。
例年、4種類のワインが出題されます。組み合わせは、白・白・赤・赤が最もオーソドックスですが、白・赤・赤・ブランデーという年もあったと記憶しています。
私が受験した当時はまだ、テイスティングはそれぞれ記述形式だったのです。空白の表があって、空欄を埋めていく形。「色」「香り」「味わい」とあって、「生産年」「銘柄名」「レストランでの提供金額」と続きそれぞれを埋めていくのです。
近年はマークシート形式になっていますので、どれかひとつは必ず正解が隠れています。と、いうことは第一印象で推測した銘柄に対して、このワインだったら、この色合い、この香りがあるはず、味わいはこう表現するべき、、、といった感じで正解を導き出すことが出来るはずです。ところが第一印象で間違った銘柄だと思い込んでしまうと他の項目を選択してしまうリスクも生まれてしまいます。
いづれにせよですねぇ、、、正直言うと受験に来る皆さんの正解率は4銘柄あったなら当たっているのは、ひとつかふたつというところじゃないでしょうか。そんなくらいだと思います。
昼休みをはさんで、午後からが「実技試験」です。実技試験の内容は毎年変更されること無く「赤ワインのデキャンタージュ」古酒の赤ワインだと想定して、取り扱いの姿勢やその後に行われる、澱を取り除きながらワインをデキャンターに移し換える、というものです。
この試験は、各自ユニフォームに着替えての受験となります。ユニフォームとは普段仕事で着用しているものという規定で、私ならばタキシード。ベストにタブリエ姿のソムリエスタイルの人もいます。オープンキッチンのお店の人でしょうか、コックコート姿の方も見られます。
...午前中の口頭試問、テイスティング試験では皆私服だったので気づきませんでしたが、結構多いのがCA、キャビン・アテンダントの方々。ひと目でそれとわかるユニフォームです。
嬉しい!
...なんで?(^^;)
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