戦国時代。
日本史で、幕末と同等に大波乱があり、
また現代の人々が最も関心の高い時代だ。
織田信長→豊臣秀吉→徳川家康というふうにバトンタッチし、
日本統一に至る過程は、
とても波乱万丈で、"話"として大変おもしろい。
戦ばかりで、その時代の人々の生活はさぞかし大変だったろうと思うが、
しばりょうは、全く違う見解だ。
(以下引用)------------------------------------------
戦国時代は日本人が最もアクティブな時代であったと思います。
おそらくそれは唯一の日本人のアクティブであった時代といってもいいですね。
太平洋戦争というのがありますが、
あれは近代的中央集権国家の恐るべき権力によって、
人間達が動員されただけで、
個々の意思で個々の人生を
アクティブにした時代でも何でもない。
(中略)
もし日本人がこの時代を経ることなくては、
いまの日本の近代は考えられないのではないでしょうか。
(中略)
戦国時代のほうが明るくて、風通しがよくて、
個々の人生に可能性があったように思いますし、
むしろ平和な江戸時代のほうが暗かった感じです。
(中略)
ですから 『国盗り物語』
で道三が美濃国をかすめとるところから始まって、
『城塞』
で後藤、真田が大きな時代の幕を引くようにして
戦死するまでの事を考え続けてきますと、
わたしなりに日本人のもつ最もアクティブであった時代とか心とかというものが、
なにやら自分ながらにわかったような気がするのですが、
どうでしょう。
なるほど、
そうかもしれない。
日本史上、最もすぐれた管理能力をもつ織田信長は、
非常に機能的な軍団をつくり、
秀吉がそれを引き継いで、さらに官僚組織を完備しようとする。
そして、次の三百年続いた徳川時代。
これがいけない。
徳川体制の安定ために、能率なんてどうでもいい、
ただただ、徳川にとって一番望ましい"現状維持"の実行だ。
ふつう、平和になったら兵隊なんていらないはず。
さっさと解雇して、商売でもさせて、
経済を発展させればいいものを、
徳川に従うだけの"お飾り"にしてしまった。
そのため仕事のない侍があちこちでゴロゴロすることとなる。
おまけに、どんな下らない仕事でも、
親の仕事を継ぐのが当然の決まり事で、
自分にどんな才能があっても、
自分の人生は生まれる前?から決められていた。
個々を封じ込め、言われるがままの人生を送るしかなかった。
全ての人々の意見や主張を封じ込め、
"自由"を初めからなかったかのように奪ってしまった。
挙句の果てに、 鎖国
までしたのだ!!
この徳川時代の三百年!!
もったいないなーー!!
いったい、この間にどれだけの損失をしたか計り知れない。
そりゃ、
幕末の動乱は当たり前!!
国民本来の疑問に気付き、
個々が個々の意見を通したまでのこと。
歴史好きの誰もが考えることかもしれないが、
たまたま徳川が天下を取ったが、
もし本能寺の変がなくて、織田が天下を取ったら‥
もし関ケ原や大阪の陣で豊臣が勝っていたら‥
その先は
どーなっていたでしょう!?
そう思うと、
またゾクゾクしてきた。

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