健全な男女共同参画を考える!

健全な男女共同参画を考える!

★8月26日のジェンダーフリー派抗議集会



 県生活学習館でジェンダーフリーや家族を軽視する本など150冊が撤去されていた件で、岐阜県の寺町さんや、撤去された本の著者上野千鶴子さんらは26日午後(13:30~16:50)、県民会館で抗議集会を開いた。集会には、東京、名古屋などからの参加者を含め150名ほどが参加した。
 この問題は、今年はじめ県の男女共同参画推進員でもある男性(私)が、「生活学習館にある本の中には、ジェンダーフリーを進める、あるいは家族を軽視するものが多く見られるので、昨年末の国の基本計画の見直しに沿って、書籍内容を検討してほしい」と県に対して190冊の書籍リストを提出したことが発端。県、3月下旬、150冊の書籍を撤去。その後、賛成、反対の声が多く寄せられたが、県は5月上旬、書籍をすべて元に戻した。また、書籍名については、公開していなかったが、さる8月11日公開した。なお、書籍撤去の判断基準など県の対応は不適切だと指摘がある。
 集会は、「福井発・焚書坑儒、ジェンダー図書排除問題を問う」と題して行われた。
 第1部は、敦賀市議の今大地さん、岐阜県の寺町さん夫妻、上野さんがこれまでの経緯や県の対応の問題点などについて説明した。寺町知正さんは、「住民監査請求のすすめ」として、「監査委員に調査され、時には裁判で名指しされることは公務員にとって大変ショックで当事者、周辺部署に反省を促す効果は大きい」と述べた。
 第2部は、上野さんと信田さん(臨床心理士)の、爆笑トーク「どこが危ない?!『結婚帝国女の岐かれ道』」がおこなわれ、「選べない介護は強制労働。家族は安全地帯ではない、危険なところになっている。危険なのは野放しのオヤジ」など上野さんの話しに会場ではうなずく人が多く見られた。
 第3部は、リレートーク:私も言いたい「福井発・焚書坑儒」ということで、この問題に関心を寄せる各地の人々が3分程度を目安に、意見を述べた。県内からも6名ほどが、意見を述べたが、私は、会の最後に1分の時間を与えられ「書籍は男女共同参画にふさわしくない。「スカートの下の劇場」には女性の裸や下着の写真が多く内容も理解不能」などと発言した。これに対して、寺町さんは「本の内容は言わないでください」「あなたは加害者だ」、上野さんは「あなたは私の権利を侵害したのであり謝りなさい」と発言した。
 今後、寺町さんらは、県に対して苦情申出書を提出する。また、県の対応が注目される。

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