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毛利秀包（もうりひでかね）

　毛利元就９男秀包を廃嫡してまで金吾秀秋を養子にし毛利本家を守った小早川隆景の苦渋の決断。　小早川隆景に実子がなかったので秀秋を養子にして毛利本家を守ったと思っていましたが隆景には実弟秀包という養子にしており、秀包は文武に優れた武将で文禄・慶長の役では武功数知れず小早川の武名を轟かせている。　1567年毛利元就の九男として生まれる。しかし生まれる前に長兄の毛利隆元が死去していた。1571年に備後に所領を与えられるが、同年5月に同じ備後国の国人大田英綱が死去し、その遺臣に懇願され、大田氏の後継となり、“大田才菊丸元綱”と名乗った。そして1579年に母の乃美大方が小早川氏庶流・乃美氏の出身であるという縁もあり、兄の小早川隆景の養子となり、元服して後は小早川元総を名乗る。しかし人質として大坂の豊臣秀吉の下に送られた際に「秀」と「藤」の字を賜り、藤四郎秀包と改名する。人質でありながらも、その行動は制限されたものではなく、1584年の小牧・長久手の戦いにも秀吉に従い出陣している。　秀包は秀吉に愛され、優遇された。1585年に河内で1万石、ついで四国征伐の時に金子元春の守る伊予金子城を攻略し、後に伊予宇和郡大津城で3万5千石を与えられた。1586年から始まる九州征伐では養父・隆景に従い豊前香春嶽城を攻略し、戦後に隆景が筑前・筑後を領すると、筑後国3郡7万5千石を領した。1587年には久留米城を築き、居城とした。　そして肥後国人一揆討伐の総大将として出陣し、和仁親實ら兄弟が籠城した田中城を攻撃し、立花宗茂と共に城を落城させる戦功を挙げ、また義兄弟の契りを結んだ。この2人は1589年に侍従に叙任されて、秀包は「羽柴久留米侍従」と呼ばれるようになった。1592年から始まる文禄の役では、1,500の兵士を率いて朝鮮に出兵。全羅道攻略の際、大鼓城の攻城でも戦功を挙げた。碧蹄館の戦いでは隆景、立花宗茂と共に明軍を撃破している。その戦功により旧領筑後久留米のまま5万5千石を加増されて13万石となり、筑後守に叙任された。また第二次晋州城攻防戦では、明将劉テイが星州一帶に数万の明・朝鮮軍を集結させ、配下の琳虎に4万騎を与えて晋州城を攻撃しようとしたが、秀包は宗茂とともに4,000の兵でこれを撃退している。　1594年、秀吉の養子・木下秀俊（のち小早川秀秋）が隆景の養子となったために秀包は廃嫡され、秀包は別家を創設している。1597年から始まる慶長の役においても参戦。竹島城と星州谷城を防戦し、大いに手柄を立てた。　1600年の関ヶ原の戦いでは西軍に加わり、8月は大坂城玉造口を守備した。9月3日には京極高次の籠る大津城を兄の末次元康や立花宗茂らとともに攻め、6人の部将を失い3人の重臣が重傷を負う痛手を蒙りながらも落城させた。しかし小早川秀秋の内応や、吉川広家の日和見行為により西軍が敗れたため、大津城を撤退して大坂城に帰還する。　このとき国許でも戦が起こっており、10月14日に久留米城は黒田孝高、鍋島直茂率いる37,000の軍に攻撃を受けていた。城中には宿老桂広繁、白井景俊以下わずか500の兵しか残っていなかったが、数日城は持ちこたえた後、両人は開城勧告に応じて城を明け渡した。秀包の正室桂姫と嫡男毛利元鎮は黒田家の人質に、桂広繁の4男黒寿丸は鍋島家の人質とされた。　関ヶ原の戦い後は改易され、毛利輝元より長門国内に所領を与えられる。その頃、小早川秀秋の裏切りへの謗りを避けるため、小早川姓を捨てて毛利姓に復した。大徳寺で剃髪して玄済道叱と称した。帰国後は体調が悪化し、長門赤間関の宮元二郎の館で療養したが、翌1601年に35歳の若さにて病没。遺体は当時の秀包の知行地で、館があったと伝えられる現在の山口県下関市豊北町滝部に安置される。のち久留米には秀包を祀る小早川神社が建てられた。　息子の毛利元鎮は吉敷毛利家の始祖となった。　毛利一族の中では目立たない人物であるが、隆景が彼を養子としたのは、秀包が父の毛利元就の武勇を兄・元春と並び最も受け継いでいた為だと言われている。秀包はその期待を裏切る事なく、毛利氏の一族として朝鮮に渡り、立花宗茂とも並ぶ抜群の武勇を誇り、小早川の名跡を汚すことなく活躍した。小早川隆景の朝鮮での活躍には、この秀包が大いに貢献しているのである。　秀吉に廃嫡されてもなお西軍として豊臣に尽くした秀包をそのまま廃嫡しなければ金吾秀秋の関ヶ原での寝返りもなく豊臣の世が続いていたかも知れない。　秀頼可愛さに目が暗み無理に無理を重ねた秀吉の晩年にかつての人誑しの面影はない。

岡山空港まつり200７

　岡山空港まつり２００７に行って来ました。　昨日のテレビ放送・・・表町商店街の街頭で空港親善大使（岡山空港発着便のある所、ソウル、上海、グァム、札幌、東京、鹿児島）が明日岡山空港まつりがあるので来場して欲しいとPRしていたのでフルーツ王国へ買い物に行くついでに空港まで足を伸ばしました。　岡山国際空港のお祭りと言うので期待して行ったのですが・・・何だか拍子抜けするくらい小規模のお祭りでした。　スケジュール表では１４時から２０分間、親善大使撮影会となっていたので高級カメラ持参のカメラ小僧ならぬカメラおじさん達が多数集結していましたが・・・１４時１０分過ぎても始まらずスタッフに聞くと遅れているとか？頭に来て帰ろうかなと思ったら撮影会開始。　デジカメを持参していたので私も俄かオールドカメラ小僧に変身、撮影会に参加しました。　観光大使】 (1)ミスさっぽろ　　　　　　近藤里美（こんどう　さとみ）　　　　　　　　　　　　　　(2)かごしま親善大使　　　　柳　佐知（やなぎ　さち）　　　　　　　　　　　　　　(3)ミス沖縄スカイブルー　　上地佳乃（うえち　よしの）　　　　　　　　　　　　　　(4)ミス春香　　　　　　　　ソ　ダミ　　　　　　　　(5)上海旅游形象大使　　　　こ　さんさん　　　　　　　(6)ミスグアムツーリズム　　ハアニ　リン　メンディオラ　※10日～11日の「岡山空港まつり2007」のため来岡する観光大使は、上記６名に10日午前到着の東京都中央区観光大使を加え総勢８名です。　　　　　　　　　　屋台村兼物産販売コーナー　　　　

ケインズが愛した妻リディア・ヴァシリエヴナ・ロポコワ

　サンクトペテルブルクで4人兄弟の一人として生まれた。兄弟は全員バレエダンサーとなり、そのうち兄フョードル・ロポコフは二度にわたって（1922年-1935年、1951年-1956年）マリインスキー・バレエの主席振付家を務めた。　リディアは帝立バレエ学校で訓練を積んだ。1910年にロシアを離れ、セルゲイ・ディアギレフ主催のバレエ・リュスに加わった。しかし夏の公演旅行後にはアメリカへ発ち、6年滞在した。1916年に再びバレエ・リュスへ戻り、以前のパートナーであったヴァーツラフ・ニジンスキーと組んだ。バレエ団のマネージャーだったランドルフォ・バッロッチと結婚後一時舞台を離れたが、1921年に復帰。『リラの妖精』や『眠れる森の美女』のオーロラ姫を踊った。この頃にストラヴィンスキーやパブロ・ピカソと親交を深め、ピカソは彼女をモデルに何度も絵を描いている。　1918年のロンドン公演で出会ったジョン・ケインズとの不倫の末、リディアとケインズは1925年に結婚した。1928年から、まだ根付いていなかったイギリスのバレエを根付かせる役目を担い、ロンドンやケンブリッジで舞台に立った。　1946年のケインズの死後、公の舞台から離れひっそりと暮らした。2人の間には、医学的理由から子供ができなかった。　　

まだ観ていませんが「火天の城」

総工費約1,000億円、希代の戦国武将・織田信長の威光と開明を象徴した、前代未聞の城郭要塞、安土城。その建立の陰には知られざる名工、岡部又右衛門がいた。　今から430年前。織田信長が天下一の城・安土城を建てたのは、尾張熱田の大工棟梁・岡部又右衛門が大抜擢されてのことだった。この城作りは当時の技術の粋を結集し、それまでの城の概念を越え後世に多大なる影響を与えた。誰も見たことのないものを創るその奇跡は、戦国時代が生んだ二人の天才が出会ったことから始まった。　ストーリー　時に1575年（天正３年）、長篠の戦いで甲斐の武田勢を破った織田信長（椎名桔平）は、翌1576年（天正４年）、その天下統一事業を象徴するかのごとき居城を、琵琶湖を臨む安土の地に建築することを決意した。　それも五重の天主、西洋の大聖堂のような吹き抜けの構造を持った大城郭の建立を、である。果たして、丹羽長秀を築城奉行としながらも、設計及び現場の総棟梁として信長が見込んだ男こそ、今川義元との戦以来、十数年に渡って才気を評価してきた熱田の宮番匠・岡部又右衛門（西田敏行）であった。　信長から直々の指名を受け、後に行われた図面争いにおいても、金閣寺を建立した京の池上家、奈良の大仏殿建造を担った中井一門に勝ち抜いた又右衛門は、妻・田鶴（大竹しのぶ）や娘・凛（福田沙紀）、門下の番匠たちの支えを得ながら、築城を進めていく。しかし、巨大な城を支えるためにはその主柱に、これまでになく巨大な檜が必要であった。　安土城ファンとしては見逃せない映画です。封切りは明後日１２日土曜日です。

ホンダ鈴鹿工場とトヨタ元町工場見学

　10日にHONDA鈴鹿工場、名古屋に一泊してTOYOTA元町工場を見学。学校のマイクロバスで生徒12人と教師4人で行きました。自動車大好きの生徒達、目を輝かせての工場見学、とても有意義な2日間でした。ホンダ鈴鹿工場に予定より2時間以上早く到着したので工場見学の予定時刻の15時まで鈴鹿サーキットを見学しました。写真はサーキットコースを疾走したカートから撮りました。ホンダの工場内は撮影禁止、写真は玄関に展示している黄金のエンジンを積んだスーパーカブトヨタの工場見学は13時からなので午前中はトヨタテクノミュージアムへトヨタの最初の生産車ＡＡ型乗用車1936年初代クラウン初代カローラ初代コロナカムリ2000ZX　私が就職祝いに買って貰い、9年間乗った車です。私の愛車はマイナーチェンジ後だったのでドアミラー、シートの色はブルーでした。懐かしさで胸が熱くなりました。