ルアー職人&フライ巻師のBLOG

Feb 26, 2009
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カテゴリ: フライのお話
 実は今日に至るまで、ボクにはひとつ決めていたことがありました。


 理由のひとつはボクの性格上、この凝り性が災いして、のめり込み過ぎるのではないかという、大きな懸念があったこと。
 もうひとつは、基本的にフライは実用性を第一に考えて、実釣に使わない毛鉤は巻きたくなかったこと。
 (実は、つい最近こちらを訪れてくださる、「下呂温泉最高」さんにサーモンフライは巻かないのですか?と、聞かれて、これらの理由から巻かないのです…と、お答えしたばかりなのですが…)

 ただ昨年、10万アクセス記念にmatsuのミノーと、ボクの毛鉤を額装した時に『飾るために』Deeウィングフライを巻いていたので、ここで若干なりともボクの信念は曲げられていたのは確か。





 しかし、こんな信念も、matsuから預かっている「芸術品」のような「実用ミノー」を見せられて、揺らいでしまいました。
 ブログの背景写真を変更するのに、これらのミノーと並べるにはいつものフライでは役不足だと、思ってしまったのです。

 前置きが長くなりましたが、ついに巻いてしまったのです…サーモンフライ風毛鉤。

グリーンハイランダー風
グリーンハイランダー風 posted by (C)matsukuni




 …で、巻いた訳ですが、あり合せのマテリアルと、ボクの今の技術では『グリーンハイランダー風』が精一杯。

 本来あるはずの、ゴールデンフェザント・ティペットも、ホーンのグリーンパロット(かな?たぶん)も省略。
 バットの茶色のオーストリッチも、本来なら黒だったはず。

 ま、しかし初めてにしては、まずまずかなぁ。
 角度を変えたり、光に透かしてみたりしているところを、娘に激写されてしまいました。

矯(た)めつ眇(すが)めつ
矯(た)めつ眇(すが)めつ posted by (C)matsukuni

矯(た)めつ眇(すが)めつ2
矯(た)めつ眇(すが)めつ2 posted by (C)matsukuni


 できれば、もう少しウィングを寝かせ気味にして、シャープなイメージで巻きたいところです。

レシピをひかえる
レシピをひかえる posted by (C)matsukuni


 娘も、この毛鉤は気に入ってくれたらしく、彼女の大切なノートにスケッチして、マテリアルのレシピまでひかえていました。

 う~む、ヤバイなぁ。
 娘とともに、サーモンフライにはまっちゃいそうな予感。

(kuni)





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Last updated  Feb 26, 2009 06:57:12 PM
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