おせんの江戸日誌

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2010年12月08日
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カテゴリ: 惚れ薬


口が堅くて一向に教えてくれません。

困った先代は、先ほどのお侍様は自分にとり大恩あるお方
であるから、その刀はぜひにも買い取りたいと鳴滝堂に持
ちかけたのでございます。

刀が手もとにあれば、いずれまたお侍様にお会いする機会
があるかもしれない、そう考えてのことでございました。

けれども値を聞いてびっくり仰天。
お侍様が手にした金子は百五十両、鳴滝堂はそれを三百両


それで先代はすっかり覚悟を決めたのです。
今までの自分の悪行の数々から三月前の簀巻きの顛末まで
あらいざらいすべて親に打ち明けて泣きつきました。

それはもうきつく叱られたそうですが、結局はその刀を買
うことが出来た、まあそういう次第なのでございます。

まぁ、親としては跡取り息子の命の恩人を有り難く思えば
こそでございましょうが・・・
結局は四百両も出したのですから大したものでございます。

紅葉 白のいめーじ.jpg

刀にまつわる話のあらかたを語り終える頃には、八平太の
態度にただならぬものを感じていた桑田屋喜兵衛にとって



という八平太の申し出は当然のなりゆきに思えました。





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最終更新日  2010年12月09日 04時32分13秒 コメント(2) | コメントを書く
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