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馬鹿の一つ覚えみたいに小売業が持て囃され尽くした昨今、皆様いかがお過ごしでしょうか。
また昔書いた文章でお蔵入りになったものを、捨てるのがもったいないからという理由で投稿します。
(寝かせているうちに熟成して、今では少し味わい深くなっています)
小売業に投資をして分かり易いと喜んでいる僕ら初級者ですが、分かり易いのにその利点を活かしていなかったり、分かろうとしなかったりします。
小売業で最も重要視するべきイベントは、消費税の増税です。消費税の増税という小売業にとっては最重要視するべきイベントが起きたのに、その影響を推し量ろうとしません。
別にそれはそれで良いのですが、それならそういう投資を自分がしているという認識をして、自らの投資家としての立ち位置・向いている方向を確り把握するべきです。
消費税増税は長期的に影響を及ぼします。
消費税増税を検討する前と後、消費税増税を決定する前と後、消費税増税をする前と後、で小売業が置かれている環境は激変します。複利複利というのであれば、享受する複利のメリットがどのくらい低下しているのかを推し量るという程度はやるべきでしょう。
毎年10%で7年後に資産が倍と皮算用していても、投資先の企業の業績が落ち込めば絵に書いた餅です。
それでは、見てみましょう。 http://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/tsuki/pdf/fies_mr.pdf
(8/7追記 上のリンクは現在の最新のものにリンク先を張り変えました)
(リンク先のページは色々と変わるようですので、基本的にはこっちの統計局ホームページの『今月の結果』を参照して下さい→ http://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/tsuki/ )
消費税増税はこれが最後ではありませんので、ファンダメンタル投資家であればこのグラフの推移を注視しておくべきでしょう。喜んで分かり易い小売業に投資をしている僕ら初級者も、ファンダメンタル投資家の端くれであれば、今の状況を把握しておく程度はやって損はないと思います。