料理研究家・宮成なみの【 夢叶 】~胸に希望を 台所から愛を~

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2007年01月12日
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カテゴリ: なみちん入院記




[ 携帯から更新 ] / 2006年10月09日





肺に溜まった水と肥大した心臓の水を
出来るだけ早く抜かなくては
心臓と肺だけにとどまらず
他の臓器に掛かる負担が大きすぎるということで

連続三日間、一日身体を休ませて
また透析といった具合に
続けて透析を受けることになりました。


発熱と頭痛や炎症を繰り返していたものの
四回の透析のときにはずいぶん楽になってきました。

四回の透析で10リットル近い水を抜き、
入院1週間を待たずに体重は7キロくらい減っていました。

肺と心臓だけでなく
手も足も体中の器官すべてがむくみ
水だらけになっていたようで

透析を受けるたびに
体重は落ちて
むくみがとれ
腕も足も身体全身が細くなっていきました。



そして1番驚いたのは
少しづつですが
ずっと当たり前だと思っていた倦怠感や疲労感
めまいやふらつきが消えていくことでした。

消えていく疲労感と入れ代わるようにして

元気が
湧き出ている気がしていました。


こんなに楽になるなんて思わなかった。


今まで
腎不全のひとは
普通のひとの半分の体力しかない
と説明を受けていたけれど

体力がないということや貧血の症状が
私にとってはあぁまたか、と思うくらいの
いつものことになっていました。


身体がだるくなっても30分ほど横になっていれば
どうにか乗り越すことができたし

めまいで倒れないように立ち上がった後、
一度、爪先に力を入れて踏ん張るのも無意識でやる癖になっていて

そんなに不便さを感じる事もなく生活していました。

ぬるま湯に使った蛙が少しづつ温度をあげられても
気付く事なく最後には茹で蛙になって死んでしまうのと同じで
少しずつ身体を蝕んでいく病気も
また
同じように気付きにくいのかもしれません。

それが病気の怖いところでもあるのかもしれません。


呼吸ができる。
ごはんが食べれる。
左膝の炎症はまだあるものの
トイレに腰掛けることができる。

本当にどれも当たり前のことなんだけど
今はそのひとつひとつが
確実にできるようになっていく実感が
たまらなく嬉しい。


5回目の透析を終えるころには笑顔もでるようになりました。



「のわっ!!まるで別人みたいだね!」

って
毎日見舞いに来る旦那は日に日に細くなっていく私の顔を見るたびに驚いていました。

透析を受ければ
機械の腎臓ができたのと同じ。

普通の健康なひとと同じくらい働けるようになる。

体力も人並みに戻る。

身体も軽くなるし、
息も深く吸えて、息苦しさはなくなる。

朝目覚めてもなにか荷物を背負っているような違和感もなくなるんだ。


熱で少し気だるいけれど
気分は爽快感で
希望で胸がいっぱいになっていました。


熱が出ても
痛みが出ても
早く治りたい!って一心でなにくそ!って思えるようになりました。

あの透析前と直後の痛みに比べたら
このくらいなんともない!って布団をかぶり
一日で熱を下げるぞ!と思えるようになりました。


16歳の冬から
二度と走ることができないと諦めていたグランドを

思いっきり

走れる日が
また、くるのかな?

身体が壊れたらどうしようだなんて
不安を抱くことなく思いきり。

蜂蜜みたいに黄金色の夕焼けが溶け落ちるグランドを。

蝉の声が木漏れ日の向こうに遠く聞こえ
じりじりと焼ける砂浜のようなグランドを。

あたしの人生のグランドを。

もう一度、思いっきり走りたいよ。




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最終更新日  2007年02月14日 01時21分27秒
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