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dr2006
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2023/03/15
カテゴリ： 雑感
皆が共有する昔の出来事を日本昔話という。
一冊の本を読み終え読書メーターに投稿しました。転載します。
むかしむかしあるところに、死体がありました。 [ 青柳碧人 ]
誰もが知る日本昔話（一寸法師、花咲か爺さん、鶴の恩返し、浦島太郎、桃太郎）がベースの殺人ミステリー。一般的な日本昔話は、言い伝えの様に三人称で語られるが、本作は主人公が一人称である所が秀逸だ。既知の結末が予定調和とすれば裏切る展開だが、伝統的な昔話に新たな解釈が追加されて有意義に思う。桃太郎では人間に残虐された過去を持ち平和に暮らす鬼ヶ島の鬼達の視点。浦島太郎では乙姫の竜宮城運営の苦悩や魚達パフォーマーの生活や、城内恋愛のこじれも等も。中でも自羽で機織りをする鶴のつうの心理描写が良かった。続編も読みたい！
一冊の本を読み終え読書メーターに投稿しました。転載します。
むかしむかしあるところに、死体がありました。 [ 青柳碧人 ]
誰もが知る日本昔話（一寸法師、花咲か爺さん、鶴の恩返し、浦島太郎、桃太郎）がベースの殺人ミステリー。一般的な日本昔話は、言い伝えの様に三人称で語られるが、本作は主人公が一人称である所が秀逸だ。既知の結末が予定調和とすれば裏切る展開だが、伝統的な昔話に新たな解釈が追加されて有意義に思う。桃太郎では人間に残虐された過去を持ち平和に暮らす鬼ヶ島の鬼達の視点。浦島太郎では乙姫の竜宮城運営の苦悩や魚達パフォーマーの生活や、城内恋愛のこじれも等も。中でも自羽で機織りをする鶴のつうの心理描写が良かった。続編も読みたい！
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