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さて先日、 我々ホルダーの度肝を見事に抜く 衝撃の地獄決算 を発表し当然の如く株価が暴落した3097物語コーポレーション。
私は現在この物語コーポレーションがPF1位の超主力なのですが、実はここがサッカーで言うと「1トップ」に近い布陣であり、次のPF2位と3位を足してやっと1位と同じ時価総額になるような「偏らせてナンボ」のイケイケのポートフォリオを組んでいたので、今回の暴落では自分の目を疑うほどの凄まじいダメージを受ける結果となりました。
そして物語コーポは既存店月次が絶好調だったこともあり、恥ずかしながら会社側がここで鬼決算をぶっこんで来るという心構えが全くできておらず、「はいはい物語コーポねー。大丈夫っしょ。ここは大体想定線かなんやったら更に+αの着地っしょ。」と、心理的に完全にノーガードの状態で、鼻歌交じりで気軽に開示情報をポチッとクリックし、
ブファー!! と、横腹に鋼鉄のパンチをくらって肋骨が2、3本は折れたくらい
の巨大な精神的なダメージを受けました。率直に言って「あの日、あの時、あの瞬間」から気分があまり優れないのですが、それでも、どんなときも、我々投資家は前を向いて歩むしかないので頑張ってこの日記を書いています。(汗)
さて今回の物語コーポの業績墜落の理由は会社ホームページ上の 2015年6月期 第2四半期決算説明会音声配信および資料 に詳細な説明があるのでそちらを御覧戴ければと思うのですが、今日はそれを見た上で自分の中に残った疑問を会社IRに質問したので、その備忘録を書いておきます。なおこの日記はラフなメモ書きを記事に起こしたものなので細かいニュアンス等が事実と異なる可能性も十分にあります。その点はどうか御了承ください。
Q 2Qは営業利益が計画に対して約2億円、21%の未達という、「成長企業、物語コーポレーション」としては衝撃の結果となりました。これは1.中国連結子会社「鍋源」(火鍋+寿司の食べ放題で2号店までは大盛況だった。ところがこの1年間で食材費がほぼ倍となり、更に中国では寿司の理解が少なくてシャリを食べずにネタだけ食べられてしまい、日本での常識が通用せずにビジネスモデルが崩壊した。)
の大赤字で約1億5000万円、2.店舗改装費が約5000万円余分にかかったことを主因とされていますが、それぞれについて追加で教えて下さい。まず1について、下期以降も赤字を垂れ流す可能性はあるでしょうか? また2について、説明会で社長さんが「テーブルバイキング店が他に乱立してきたので、コストがかかっても先手を打って店舗改装をしていく必要がある。」と述べていらっしゃいますが、ということは今後も大量の店舗改装費用がかかり続けるということでしょうか?
A 1についてはフォーマット化の崩れを受けて、店舗のフォーマットを開発するチームを新たに新年から入れて建て直しを計っている。今年中の黒字化を目指している。また、2については社長の説明が誤解を招く言い方だったかもしれない。古いタイプの焼肉きんぐを新タイプに変更するのに工事費が余分にかかったものだが、下期は元々改装の予定はない。なので(下期も改装費用が想定外に新たに発生するようなことは)それはない。
Q 特別損失の「システム開発中止に伴う損失101680千円」とは具体的にはどのようなものですか? またこれは元々この期で予定されていたものなのでしょうか?
A 店舗の仕入れ発注システムのことなのだが、達成が難しいと判断、一旦0ベースで見直しすることとした。また損失については元々予定していたものである。
Q 旗艦業態の焼肉きんぐですが、昨年末に一番上のプレミアムコースが3480円から3980円に値上げされました。
その一方で1つ下の2980円のスペシャルコースでも「極厚キングカルビ」などが超美味しくて個人的には十分に満足できるので、
なんとなく「プレミアムコースをやめて、実力十分の真ん中のスペシャルコースに変更する」お客さんが多そうな気がするし、自分なら絶対そうするのですが、実際のところはどうなのでしょうか?
A 価格改定後の期間が短くはっきりとしたことは言えないが、今のところ特段(お客さんの)コース選択に変動は無い。プレミアムコースの比率が値上げ後に減ったということは全くない。
Q 売上高の中の「協賛金収入166780千円」とは具体的に何ですか?
A 店舗で扱っているビールメーカーからのものである。
Q 今回の第2四半期決算では通期業績の下方修正がありませんでした。この理由はなんでしょうか?
A 焼肉きんぐ、丸源ラーメンなどの既存店の好調が続いているので、それで今のところは目標を達成できるものと考えている。
ということでした。会社側の説明には大まかには納得できるものの、本当に中国店舗の止血が今期中に出来るのかなど一部不透明感も残ります。私もこれからもPF1位で行くのか、それともある程度ポジションを落として「集団指導体制」でこれからの相場に臨むのか、今後の業績推移もしっかりと見ながら熟考していこうと思っています。
それにしてもやはり物語コーポのような高PBR銘柄は、その成長期待が一旦剥落してしまうとPBRの支えが無いだけに強烈に下がるんだな、やはり高PBR銘柄というのは相応にリスクが高いんだなあ、ということを痛感しました。アベノミクス下で株式市場に幸せな状況が長く続く中で私は少し平和ボケしていたのかもしれません。PF内の高PBR銘柄群をもう一度しっかりと精査して想定リターンに対してのリスクが高いものはポジションを落とす、そして同時に原点に戻って極力コテコテの「低PBR優待株」でPFを組み上げるように軌道修正していこうと考えています。
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