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指揮:西本智実
演出:マッシモ・ガスパロン
出演:アイーダ/ミシェル・クライダー
ラダメス/マリオ・マラニーニ
アムネリス/ヨラナ・フォガショヴァー

アイーダっていえば、セットとかすっごく豪華でド派手で・・・と 思ってたら
じゃゃーーーん
白いピラミッドと柱だけのワンセットでした![]()
衣装は3色。
神官、ラダメス、エジプト人達は白。
アムネリ、フォラオはオレンジ。
アイーダ、アモナズロ、エチオピア人は黒。
シンプルモダンといえばそうなのだけど、
正直、ええええ?・・・!!
でも、すっごく面白かった。
さて、私は、四季版と世界文化社の出してるDVDの映画とスカラ座(以下、スカラ座版)のしか観てないし、
プログラム買わなかったし
そもそもオペラの知見ないし・・・・の、ないないづくし。
なので、見当ハズレなこと書いてたら、お許しを。
スカラ座版は、爛熟してるエジプトにあって、
結末は「なにもかもいらない。死後の世界で二人は一緒になれるの・・・」という甘美な死。
アイーダがラダメスへの愛と国への思いに悩むのも、
どことなく退廃的、厭世的な感じがする(エリザの影響強すぎか?、私)
アムネリスは、「この、汚い奴隷女!」とアイーダを罵り、「とれるもんなら、あたしからラダメスをとってみなさいよ」と昼メロ的なノリが展開されるのだけど、
最後は自分のエゴに嫌気がさし、神官達をも呪っていくという濃ーい存在。
最後の神官のラダメスの尋問のあたりや「血に飢えているのだ!」のところは、好きーー!
今日のアムネリスはかなり気品高く、最後まで美しい。
どろどろしすぎなくて、ステキでした。
なんといってもびっくりしたのはラダメスとアイーダの最後。
歌も死に堕ちていくというより、淡々としてあっさりめ。
アイーダが死んでいくのにラダメスは背中を向けていて、
さすがに絶命の瞬間ちょっとは支えたものの、その後彼女を放置し、自分は黒い衣装を脱いでしまうのだ。
一人白い衣装になったラダメスの立ち姿が、白いピラミッドに同化して、暗転して終幕となる。
もしかしたら
ラダメスは、もうアイーダのことを愛してはいなかったのではないか。
大体、自分をハメたのはアイーダだ。
仕方がない、彼女は祖国を再建するのだと自分を納得させていたら、
墓に隠れていて、「天国では一緒よ」と勝手に死んでいく・・・。
これでは、ラダメスの気持ちが醒めていっても仕方ない。
アムネリスにしても、愛しているといいながら結局は自分を神官に渡している。
為政者側の女達に翻弄され、虚無的になりつつも
エジプト人であるという誇りは失いたくなかったではないかと。
最後に白い衣装になったラダメスの姿を思いながら考えてしまった。
同じ曲、同じ歌詞で上演しても
演出によってこんなに印象がかわるとはびっくり。
また、オペラも観てみたいな
指揮の西本さん、ものすごーーく、かっこいい
ミーハーですみませんが、
振ってる姿はテレビでみるより、ずっとかっこいいわ
今度はオケだけでも観たいなー。
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