misty247

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2005.04.10
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カテゴリ: 四季折々の写日記
 日曜の朝、運動不足解消もかねて久しぶりに山へ出掛けようと思い立つ。夕方までお出掛けする人は傘の用意をと忠告するラジオに従い、リックに傘が入っていることを確認して出発する。

 春らしい景色に余所見ばかりしながら山に入るとちょうど雨がポツポツ。空を見上げれば十分に明るい。これなら大丈夫。論証をもいれずして天地を断じる。ひるむことなく歩き出せば、岩脇の森を巡って登山道を登り始めた頃には雨もやむ。
 山頂に辿り着いてベンチで一休み。仰向けに寝転んで胸中事無く眼中人無しの心境に浸る。快晴だったら滝畑へ降りて南葛城を回って五ツ辻へと出る周回コースをとるのだが、あいにく天候が優れないのでそれは断念する。かわりに草花にも注目してゆっくり写真を撮る。


 ……ということで、花の写真を沢山撮ってきました。その中からこの季節の白い花4種を紹介します。


 …━[ミヤマカタバミ]━…

ミヤマカタバミ(深山方喰 Oxalis griffithii)です。(多分)



清楚で可憐なさまから勿体無い感じを受けますが、カタバミは繁殖力の強い雑草の一種であちこちに咲いていました。これをあしらった紋の種類も多いようです。


 …━[コブシ]━…





ハクモクレンと見た目はほぼ同じです。花弁の裏にうっすらと赤みを帯びた一筋が入っていればコブシだそうです。山の斜面を眺めると何箇所か白い木のあるのが遠くからでもわかります。このモクレンでしょう。花が大振り(小型の換気扇の羽根ぐらいはあります)なので遠くからでも白さがとはっきりと見えます。だらりと垂れた花は肉厚で、その重力にひしがれた格好は、本来水中の花が何かの間違いで空中に開いてしまったかのようでもあります。


 …━[モミジイチゴ]━…

モミジイチゴ(紅葉苺)です。長葉紅葉苺と長葉がつく種かもしれません。



名前が分からずに調べていました。図鑑で見比べると大島桜のようにも見えたけど、たしか枝に棘があったようなと調べていると黄イチゴでした。蜜蜂がいたのでそれも一緒に写そうと粘ったのですが、いい写真になりませんでした。写真でもわかるように枝の所々が赤く色付いてそれが花の白さを引き立てています。赤白緑と並んでいるとお目出度い感じがします。


 …━[ハコベ]━…

 春の七草にも入っているハコベ(chickweed)です。(多分)
一口にハコベと言ってもコハコベ・ミドリハコベ・ウシハコベと色々あって難しいです。ノミノフスマという似たのもあります。それかも知れません。



これが食べられるタイプのものかどうかは不明です。山菜取りに走ろうとは考えていないのでハコベと知っておくだけでよしとします。^^;
絵にかいたウサギの耳のような綺麗な曲線がメルヘンチックです。


以上、春の野で見られる白い花四種でした。





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Last updated  2005.04.11 14:23:04
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