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* | 「 吹田中の島チャリティ・バイアスロン&3時間走 」は先ほどあげた好みではない条件を申し分なく満たしている大会である。コースは公園と河川敷を足しての一周2.5キロ。そこを3時間回り続ける。キロ5分で走り通した場合だと約14周半。 ▲コース図(吹田中の島公園と神崎川沿) 9月14日、私はこの大会に参加し、3時間走ってきた。なぜ走ろうとは思わないタイプの大会に参加したのか、その理由はいろんな条件が重なっての結果であり、こうだからと断言しがたいのだけれど、あえて決定的といえるものを一つあげるとしたら、3時間走る枷を自分に課したかったからである。 6月の半ば過ぎ、富士登山競走を一ヶ月後に控えていた私は、3時間走で持久力をつけようとした。気温の下がる17時ぐらいから足元の暗くなる20時までを目標に、近所の周回コースを走った。1時間半を過ぎると足が重くなり、2時間を過ぎるとペースがガクンとダウンした。スーパーでカキ氷を買うことばかり考え、なんとかもう30分走り続けて2時間半。もう限界。 無理をして続かないのは宜しくない。3時間は次回挑戦するとしよう。今日はじゅうぶん良い練習になった、と納得できる言い訳を考えて終わった。そういうことを3回ほど繰り返して、結局3時間を走りきれたことは一度もなかった。 マラニックやトレイルランで3時間以上走ったことはある。でも、それには登りでの歩きや信号待ちなどが含まれているから、根を詰めての3時間走とは違う。3時間を淡々と走る集中力が自分には欠けている。このままではいけない。というのも、11月23日の福知山マラソンでフルを走るつもりだからだ。 ハーフからフルへの中間ステップとして3時間走を週一回こなし、サブ3.5以上の成績で走ろうと企てているのにこれでは厳しい。ここはひとつ大会の力を借りて3時間の壁を突破しよう、というわけである。 今年ハーフに挑戦してもらいたいMさんを誘った。JR吹田駅から歩いて20分、 吹田中の島公園 に着いた。 受付をしてバナナで腹ごしらえをしていると、開会式が始まった。主催は吹田中の島ランナーズという地元のランニングクラブで、典型的な手作り大会である。ユニークなのはバイアスロン種目で、普通はバイク(自転車)かスイムが混ざるところ、ボール入れ・水鉄砲・吹き矢というゲームがついてくる。1周走るごとにこのゲームをしてクリアしないと先に進めないのだ。足の速さだけでは勝てないのはアメ食い競走やパン食い競走と同じで、小学生と保護者のペアランを参加者ターゲットにしたものである。 ▲バイアスロンのゲーム場 ボール投げは4mほど先の虫取り網の中へピン球を投げて入ればOK。開放されていたので試してみた。3球投げて入らなかった。こういうのを一度やると、入るまでやめることが出来なくなるものだ。8球目ぐらいでやっとIN。成相寺の山の上にあったかわらけ投げでムキになったことが思い出された。 3時間走はこれらゲームと関係ない。淡々と走るだけ。 スタートの10時が近づいてきた。スタートラインに集合。天候は晴れ。気温は高い。厳しい3時間になりそうだ。 どれぐらいの距離を走れるのか予測つかなかったが、キロ5分の36キロをひとつの目標とした。Mさんに「目標は?」と聞くと「2時間!」。時間走で時間が目標となるその意味は、2時間は歩かないとのことらしい。 ▲スタート前 周回の数え方に工夫があった。ゼッケンの下部がひだ状になっている。19列あり、1周するごとに、紙マッチのように1つをちぎりとる。3時間経過してゼッケンの残りのひだを数えれば、何周したかが分かるという方法だ。こっそり沢山ちぎって破棄してもバレないが、表彰がないから誤魔化しても何も得しない。 2.5×19=47.5キロを3時間だとキロ3分45秒ぐらい。実業団レベルだと足りなくなるが、そんなエリート・ランナーの来る雰囲気の大会ではない。3時間走の参加者は200人ほど。 よしッ、根つめて3時間を走りきるぞ!と10:00スタートした。 |
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