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バスは佐世保経由で田平を通過し、平戸大橋を抜けて平戸島にやってきました。
車窓からだったので上手に撮れませんでしたが、この赤い橋は平戸大橋という吊り橋で、平戸島と田平長を結ぶ全長が 665 m、海面から 30 mのところに吊るされている真っ赤な橋です。
昭和 52 年生まれのこの橋、ぼてぽてと同世代です(^^)
「ガイドさんが言ってたんでちゅけど、 56 億円と 4 年の歳月をかけて完成したんだそうでちゅよ」
へ~!それにしても朱塗りがとってもキレイだね!
「港から橋を見ると、青い空と赤い橋のコントラストがとてもきれいなんだそうでちゅよ」
そうだろうね。
確かに絶景だもんね!
「ここから平戸の街を散策するんでちゅって」
この地図のエリアを散策するってこと?
「 50 分で散策するから少し早歩きでちゅね」
そりゃ大変だ。
それにしてもこの平戸って、何があるの?
「ここはオランダ、ポルトガル、中国や台湾との貿易が盛んな場所だったんだそうでちゅ。でも徳川家光の鎖国によって平戸はすっかりさびれてしまったんだそうでちゅよ」
へ~。
「長崎は外国との貿易が盛んな町だったんでちゅけど、この平戸にはかの有名なザビエルさんも来たんだそうでちゅよ」
そりゃすごい!
「 1550 年にここに来たんだそうでちゅ」
とても歴史ある港町なんだね。
「そうでちゅね」
「なるの後ろに見えるのが平戸城でちゅよ」
あ!天守閣があるね!
あそこにも行けるのかな?
「今回は残念ながらいけないでちゅ。天守閣からの眺めはとってもいいんだそうでちゅよ」
良さそうだよね~!
行ってみたかったな!
「これはザビエルさんでちゅ」
おお~!
道にいきなりザビエルさん!
「この道は“歴史の道”と言って、平戸港交流広場から後ろの階段の上にある松浦資料館を結ぶ道なんでちゅよ」
綺麗に整備されてるね!
「道沿いには平戸ゆかりの偉人の像がこうしてたっているんでちゅ」
確かに歴史を感じる道ですね。
「そしてここが平戸で一番有名な場所なんでちゅよ」
ん?お墓が?
「違うでちゅよ。よく見るでちゅよ」
ん??何?
「この景色を“寺院と教会の見える景色”っていうんだそうでちゅ」
あ!後ろに見えるの塔は教会なんだね?
「そうでちゅ。手前が光明時と瑞雲寺、そして後ろに見えるのが平戸ザビエル教会で、お寺と教会が同じ地区にあって同時に見える景色はとても珍しいんだそうでちゅよ」
うん、そうだよね!
こんな景色見たことないや!
「長崎あるあるなんでちゅけど、平戸ももれなく坂道だらけの町でちゅ」
うん、結構すごいね(^^;
「でもこうやって坂道を登りきって後ろを振り返ると、そこには絶景が広がっているっていうのも長崎あるあるでちゅ」
そうか!
だから長崎ってどこにいても眺めがいいんだね!
ん?これは何?
「さっき見えた教会でちゅよ」
へ~!いきなり裏からですか?
「じゃあ正面に回ってみるでちゅよ」
うん!楽しみだな!
ぼてぽては長崎の教会を見るのがとっても楽しみだったんだ!
「なんか、まるでお城のような建物でちゅけど、これは立派な教会でちゅよ」
本当にお城みたい・・・。
「では、どんなところか見に行くでちゅよ」
うん!
すごい!!本当にお城だ!
「すごいでちゅね~!」
うん!
「でも残念ながら長崎の教会は内部は撮影禁止でちゅ」
え!?そうなの!?
「教会はお祈りの場でちゅ。とっても神聖な場所でちゅからね」
そうか。
そうだよね。
観光地じゃないんだもんね。
「立派でちゅね~!」
うん、すごいね!
この教会はなんていう教会だっけ?
「禁教令が解けて信者さんが住むようになった 1931 年に建設されたカトリック教会で、 1971 年には 1550 年にザビエルが平戸に来訪した記念に教会の脇に”ザビエル記念像“が建立されて、それを機に教会の名称が”聖フランシスコ・ザビエル記念聖堂“と呼ばれるようになったそうでちゅ」
今と呼び方が違う?
「そうでちゅね。近年、この教会は正式名称を“平戸ザビエル記念教会”と改めたんだそうでちゅよ」
その方がしっくりくるね(^^)
「中は華やかな感じの教会だったでちゅね」
うん、とっても明るい印象だったね。
「ここでも潜伏キリシタンの人がお祈りしてたんでちゅね」
潜伏キリシタンって??
「それはまた今度説明するでちゅよ」
あ!この景色はさっき下から見上げた景色の逆バージョン!
「そうでちゅね。上から見る景色も絶景でちゅね~!」
海が見えて木々が見えて、いい景色だこと(^^)
「去年の 2018 年7月に“長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産”が世界文化遺産として登録されたんでちゅけど、実はこの平戸ザビエル記念教会や平戸の街は世界遺産エリア外なんでちゅ」
そうなんだ。
でもこの教会も潜伏キリシタンを語る上では重要な教会ということで、たくさんの人がこうしてやってくるんでちゅよ」
なるほど。
「この碑もそれを表す重要な物でちゅね」
殉教者の慰霊碑なんだね・・・。
「つまり、この地でも悲しい歴史があったというわけでちゅね。今回ぼてぽてが巡るのは美しい教会だけじゃなく、潜伏キリシタンという悲しい長崎の歴史もめぐるんでちゅよ」
うん、心して見学するね。
「ここはルルドでちゅよ」
ルルドって?
「昔、ベルナデッタという修道女がマリア様のお告げによって見つけた泉のことをルルドの泉っていうんだそうでちゅ。その泉は万病を治す泉と言われて、本当のルルドの泉には世界中からたくさんの巡礼者が訪れるんでちゅよ」
へ~!
「これはそのルルドの泉のマリア様とベルナデッタを現した様子でちゅね」
なるほど。
「海が見えて眺めがいいでちゅ」
静かだし、いい所だね。
「ここから駐車場まではまた下りでちゅね」
そういうことだね(^^;
「じゃあ、そろそろ帰るでちゅよ」
うん!
「この石段、とっても保存状態がいいんだそうでちゅよ」
うん、美しいね。
でもとっても急なんだけど。
「坂道が多い長崎では急な階段は仕方がないでちゅ」
そうだね。
「こうした石垣や石積みは長崎ではよく見かけるんだそうでちゅよ」
なんで?
「これも異国仕込みの技なんだそうでちゅ(^^)」
「バナナでちゅって」
え?これが?
「そうみたいでちゅ。さすが九州でちゅね」
うん、本州よりは全然あったかいんだろうね。
「食べられるんでちゅかね・・・」
これ、食べたいって思う?
「・・・いいでちゅ」
「これは“ひらどの六角井戸”だそうでちゅ」
六角形なんだね。
珍しい形だね。
「井戸の形が従来の日本の井戸と違う六角形で、六角形だと水を各方面から一度に汲むのに便利だったそうでちゅ」
確かに。
「だから六角形にしたんでちゅね。とっても珍しい物で大切に保存されてるんだそうでちゅよ」
珍しいんだね。
「後ろに見えるのがオランダ橋でちゅよ」
石でできた橋なんだね?
「そうでちゅね。正式名称は幸橋。 1699 年にここに木橋をかけて幸橋と呼んでいたそうなんでちゅけど、 1702 年にその橋を石橋に架け替えてそれをオランダ橋って呼ぶようになったんだそうでちゅ」
でもどうしてオランダ橋なの?
「それは、この石橋を作ったのが近くのオランダ商館の石造り建築に従事していた石工さんたちが造ったからだといわれているそうでちゅよ」
なるほどね~!
異国の建築技術によって生まれた橋ってことだね?
異国の文化が流れ着き、その文化によって栄えた平戸の町。
町の発展に大きな影響を与えたのは言うまでもありませんね。
この平戸には他にもたくさんの見学スポットがありますが、今回は時間の関係で散策だけで終了でしたが、他にも平戸の歴史を学べる場所がたくさんあるんですよ!
日本と異国の文化が融合した素敵な町、平戸。
眺めも文化も素敵な町でした。
平戸ザビエル記念教会(中の様子が見れます) → https://www.city.hirado.nagasaki.jp/kanko/bnka/bnk16.html
平戸の観光情報 → https://www.city.hirado.nagasaki.jp/kanko/index.html
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