もっちゃんサイト ちびつこたちと旅をしよう!

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2019.11.03
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この旅日記でも紹介したことがある沖縄を代表する建物、首里城。


ぼてぽても大好きな首里城。
沖縄の人の大切な宝物です。
首里城が見たくて出かけた沖縄旅行で立ち寄ったときには、青い空に真っ赤な正殿がとても美しかったのを覚えています。

きっと復興までは時間がかかるでしょう。
莫大なお金もかかります。

今日はそんな首里城を追悼の意味も込めて、2007年に更新した日記を再更新しました。
※昔の記事はフォルダトラブルで写真が消えてしまっているため、今後直していく予定ですが現在は写真は見れません。







ほう、よく知ってるね(^^)
「王国、ってことは王様がいたってことだべか?」
そういうことですね。
「ほう。じゃあ王様はどんな所に住んでいたんだべか?」
それはね・・・。


そんなわけでやってきたのが沖縄の琉球の歴史を象徴する真っ赤なお城、首里城であります。
「しゅりじょう?これが城だべか?」
違うちがう!これは首里城に向かう最初の門。その名も“守礼門”といいます(^^)
「しゅれいのもん?」
そう。しらすの大好きな真っ赤な朱塗りの門。
こんな形の門、見たことないでしょ?

そうでしょ(^^)
この門の真ん中を通れるのは琉球の国王だけだったんだってさ。
「へ~!じゃあオイラは真ん中を通って王様になるべ!」
うん、なってごらんよ(^^)






「おお!!なんだかたくさん石段があるべ!」

なんせ高台にあるからね!
「そうだべか。みんなハァハァいいながら歩いてるべ?」
今日はとっても暑いしね!
この門は歓会門っていうんだって。
「かんかいもん?」
そう。お城に来る人を歓迎しますよ、っていう意味の門なんだってさ(^^)
「そうだべか!オイラ、歓迎されてるべか(^^)」
そうだね!さあしらす、次の門が見えてきたよ!







「さっき門をくぐったと思ったら今度は赤い門が出てきたべ」
そうだね。首里城へ行くまでにはたくさんの門があるんだよ。
「どうしてだべか?」
もし敵が押し寄せてきたら簡単にお城に入れないようにね。
「なるほど(^^)」
それにここの門のひとつひとつには名前がついてるんだよ。
「ほう!それは気がつかなかったべ!」
さっき説明してあげたのに・・・(-_-)
名前だけじゃなくて、門の意味もあるんだよ。
「じゃあこの門はどんな意味があるだべか?」
この門の名前は“瑞泉門”っていう名前なんだよ(^^)
意味はね、この門の横にある泉を指してるんだよ。
「泉?」
龍の口から水が湧き出てるんだよ。
見なかった?
「オイラ坂道を登るのに必死で見逃してしまったべ(^^;)
あらまぁ・・・。
一生懸命登るのもいいけど、ちゃんと景色も見学してね!








「またさっきとは違う門だべ」
これは“漏刻門”といいます。
「ろうこくもん?漢字は逆から読むだべか?」
そう。この門はね、時間を計るための門だったんだって。
「ほう。どうやって?」
門の上のやぐらに水槽を置いて、水が漏れる量で時間を計ったんだって。
それで時間を計って係りの人がここで太鼓をたたいて時間を知らせたそうだよ。
「昔の人はすごい知恵を持ってるべ」
本当だね!すごいよね!
「でももう門は飽きたべ(-_-)
あら、テンション下がってるし・・・。
首里城までもうちょっともうちょっと!
「もう門はいいから早く首里城が見たいべ!」
そんなにあせらなくても首里城は逃げたりしないよ(^^)
「そうだべか(^^)」
ほらしらす、見てごらん!
「ん?」






「おおおお~~~!!海まで見えるべ!」
すごい景色でしょ?
「すごいべ!首里の街を一望できるべ!」
琉球の王様もきっとこの景色をこうやって眺めていたんだろうね。
「そうだべか(^^) しかしここはとっても静かなところだべ」
道からはだいぶ離れているし、それに周りは緑に囲まれているからね。
「王様はいい場所に城を建てたべ」
そうだね(^^;






「また門だべ(-_-)」
そんな顔しないの!
「もう門はいいって言ったべ」
そうは言ってもね(^^;
それに一つ一つの門を見比べるのも面白いよ?
この門は“広福門”っていうんだってさ。
「こうふくもん、だべか」
うん。すごく大きくて立派な門でしょ?
福を行き渡らせる、っていう意味なんだって。
「ふ~~ん・・・」
興味ないんだね(^^;
ありがたい門なのに・・・。
でもね、この門を超えればもう首里城はすぐそこなんだよ(^^)
「そうなんだべか!?」
あ!!しらす!!迷子になるから走らないで!!!





「まだ門があったべ(-_-)」
だ~か~ら~!!!
これが最後の門なの!!
「そうだべか(^^)」
いよいよ首里城だよ!
その前にこの門の名前はいいの?
「せっかくだから聞いておくべ」
なんだそりゃ。
この門は“奉神門”っていいます。
「ほうしんもん?」
そう。神様を敬う、っていう意味があるんだって。
それにこの門、真ん中を通れるのは身分の高いひとだけで、それ以外のお役人さんはみんな脇の門を通ったそうだよ。
「じゃあオイラは真ん中!」
好きだね~、しらす(^^;
さあこれで門も終わりました。
しらす、覚悟はいいかい?
「いいべ!いざ、出陣だべ!」
出陣しなくていいから・・・。






「おお~~~~~!!!!まっかっかだべ!」
どう?これが琉球王朝の象徴、世界遺産 首里城です(^^)
「世界遺産だべか!?」
うん。沖縄にはたくさんの城跡があるんだけどね、その城跡と城壁を世界遺産として認定されてるんだよ。
「そうだべか!それはすごいべ!」
この首里城も過去の戦火で何度か消失したんだけれども、こうして再建されて今の世に存在するんだよ(^^)
「すごいべ~!しかしオイラが今まで見てきた城とはちょっと違うべ」
何が違う?(^^)
「お城って、上に何段も積み重なってててっぺんには天守閣があったべ」
そうだね。
「じゃあどうしてこの首里城は一階建てなんだべか?」
残念!この首里城、こう見えて実は3階建てなんです!
「えっ!?そうだべか!?」
うん。本土にあるお城と姿形が違うから驚いたでしょ。
「びっくりしたべ。オイラてっきり真っ赤なシンデレラ城が出てくると思っていたべ」
それはないでしょ(^^;
この首里城は中国からの影響を強く受けたつくりになってるんだよ。だから日本古来の本土にあるようなお城とは形が違うんだってさ。
「なるほど~!中に入れるべか?」
入れるよ!


「こんなお城見たことね~べ~!」
としらすが大感激。
そんなわけでぼてぽてとしらすは早速中へと入ってみました。









「ここは何だべか?新しい木の香りがするべ」
ここは“書院”です。
「しょいん?何をするところだべか?」
国王がここでお仕事してたんだってさ。なんと今年の1月から見学できるように新しく建てられたものなんだってさ!
「ほう!通りで新しい畳の香りがするわけだべ(^^) 柱もまだきれいだべ!」
そうだね。ここは王様がお仕事をするだけでなく、お役人のおもてなしをしたりお茶をたてたりする場所でもあったそうだよ。
「ほう。オイラにはお茶は出ないだべか?」
あなたはそんないエラいお客様じゃないでしょ(^^;






「おお~~~!!中も真っ赤だべ!」
やっと首里城の中へやってきたね(^^)
ここは王様が座った玉座なんだってさ!
「ここに王様が座っただべか・・」
そうだよ。すごいよね~!
もうちょっと前に進んでごらん!







「奥に階段があるべ。ここから二階に上がるんだべか?」
ううん。ここは王様だけが昇れる階段だからしらすは昇ってはいけません。
「そうだべか。しかし真っ赤な柱もすごいけど、この模様もすごいべ!」
島ならではの螺鈿細工も施してあるんだよ。
「らでんざいくって、なんだべ?」
貝だよ(^^)
「ほう!貝殻で模様をつけてあるべか!?」
うん。だからどの方向から見てもきらきら光って見えるでしょ?
「おう、見えるべ。とっても手とお金がかかってるお城だべ」
お城って、そんなもんでしょ(^^;









ほら、よく読んで!
「あとで読むべ・・・」
あ!ちょっとしらす!!ちゃんとお勉強しなさいって!!






「この穴は何だべか?」
これはここに柱が立ってたっていう遺跡だね。
「ほう。かなり深いべ」
うん。古い石や土が見えるでしょ?
「見えるべ。かなり古いべ」






「これはなんだべか?」
王様がかぶっていた帽子。
「ビーズがたくさんついてて、とっても重そうだべ」
そうだね(^^;
でもカラフルで、なんだか立派だと思わない?
「うん、立派だべ。ちょっとオイラもかぶってみるべ!」
お!本当にかぶってるみたいだね(^^)
なかなか似合ってるよ!






「オイラあの椅子に座りたいべ!」
ダメダメ!!!
あれも王様の椅子なんだから!
「王様はいいべ。オイラにもああいう椅子を買ってくれだべ(-_-)」
必要ないでしょ(^^;






「この椅子に座って王様は何をやっていたんだべか?」
この二階ではいろいろな行事が行われて、王様はこの椅子に座って行事に参加していたそうだよ。
「ほう。ってことは、この椅子にホントに王様が座っていたってコトだべ」
そうだね。だからとっても貴重な椅子なんだよ。
「金ピカだべ・・・。琉球の王様は金ピカ好きだべ!」
まるでひぃひぃみたいだね!






「城の中から外を眺めてもなかなか面白いべ」
そうだね。見たことない景色だよね。
「まるで横断歩道のような庭だべ」
確かに・・・。
さあ、今度は資料館となっている南殿に行ってみよう!







「ほう・・・。人がたくさんいるべ」
こうやって王様の前に人が集まって行事を行っていたんだね」
「なるほど・・・。でも本当にこうやってみんなきれいに並んでいただべか?」
だって相手は王様だよ?エライんだよ?
「運動会でもこんなにきれいには並べないべ」
運動会とは違うよ、しらす・・・。






「あの籠みたいな建物に入ってるのが王様だべか?」
きっとそうだね。
これもなにかの行事みたいだね!
「王様は行事がたくさんあって忙しかったべなぁ」
そうだね。
お客様をもてなしたりお仕事したり、それはそれは忙しかったんじゃないかな?






あれ?ウエ様、いつの間に?
「先に首里城回ってたの。きれいな花を見つけたよ」
本当、きれいだね!
これはハイビスカスっていうんだよ。
「これがハイビスカス?」
そう。南国でないと咲かないお花。
青い空によく似合うでしょ?
「うん。とってもかわいいお花だね」
うん。ウエ様にもよく似合ってるよ!






どう?首里城は楽しかった?
「おもしろかったべ!歴代の王様の肖像画もあって、わかりやすく解説してあったべ」
なんだ、ちゃんと読んでたんだね(^^)
「せっかく来たんだからちゃんと勉強するべ!」
そうだね。エライエライ!
そうそう、帰り道にもたくさんの門があるから見てごらん。
「また?」
来るときの門とはまた違うから見比べてごらんよ!






「本当だべ。見比べてみると、実は結構おもしろいべ!」
ね?一つ一つデザインも素材も違うし、名前も違うんだよ。
「本当だべ。しかもここは高台だから涼しい風が吹いてきて気持ちがいいべ!」
本当だね!東京とは違う、さわやかな風が吹いてるね!






「ん?これは?」
これが世界遺産だっていう証明、みたいなものかな(^^)
「ほう!で、何が世界遺産?」
右向け~~、みぎっ!!
「みぎ!?」






「ただの門だべ」
ただの門というなかれ(-_-)
これが世界遺産です!
「これがだべか!?」
そう。園比屋武御嶽石門、“そのひゃんうたきいしもん”っていうそうだよ。
「なんだべ?変な名前だべ。何をする門だべか?」
この門はね、王様が外出するときに安全祈願をした門なんだって。
「門に向かって?」
うん。
ねえ、屋根の色、見てごらん。
「半分から右と左で色が違うべ」
そう。これはね、半分が戦争で壊されてしまって後から作り直したものなんだって。
さて、右と左、どっちが新しいでしょうか(^^)
「白いほうだべ。黒いほうが古いに決まってるべ」
ブブ~~~!!
正解は左側の黒い方でした!
「なんだでだべか!?」
琉球の石は長持ちなんです(^^)
特に昔の石はね!



ねぇしらす、首里城にいた龍、見た?
「龍?みたべ(^^)」
爪が何本あったか、覚えてる?
「う~~ん・・・」
この首里城の龍の爪は4本なんだよ(^^)
「ほう。他の神社の龍も4本なんだべか?」
それがね・・・。
実は4本爪の龍がいるのはこの首里城だけなんですって。
「え?なんでだべか?」
全国、世界中の龍の爪は3本って決まっているんだって。
「本当だべか!?じゃあ4本爪の龍はここでしか見られないってことだべか!?」
そうだよ。
ちなみに5本爪の龍もいるんだって(^^)
どこにいると思う?
「・・・・・・わかんねぇべ」
中国の紫禁城。
5本爪の龍は中国の国王、4本爪の龍は琉球の国王にだけ許されたものなんだって!
「へ~~!知らなかったべ!それはすごいマメ知識だべ!」
ぼてぽても今回の沖縄旅行で初めて知ったんだけどね(^^;
※今回の火災でもこの龍の柱は残ったそうです。



なが~~くなりましたが、これが世界遺産 首里城公園です。
以前ぼてぽてが訪れたときには鮮やかな朱色のお城だった首里城も月日がたってややくすみ気味・・・。
しかし真っ青な空に真っ赤な首里城はやっぱりお見事!でした。

沖縄にきたら絶対立ち寄りたい琉球の城、首里城。
本土のお城とはまた違った魅力を感じられること間違いなしです!



世界遺産のお城を見に行こう!
首里城公園HP→​ http://oki-park.jp/


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Last updated  2019.11.03 15:56:59
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