かりん御殿

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January 28, 2006
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テーマ: 海外生活(7776)
カテゴリ: 旧(英国生活内情)
...で、前回の日記より十日が経過し、今朝、無事
この「仏教の授業のお手伝い」が終わりました!
9時15分から10時まで講義をする予定のS先生
(スリランカ出身・南方仏教徒)が
学校に着いたのが9時半近くだったので
私が付け足す部分が大幅に減りラッキーと思っていたところ
なんと「もし時間に急いてなければ
(10時半~11時の)休み時間の後に続けてほしい」と
頼まれ、結局、30分やるはめに....


仏教の教義的な事は、全てS先生が解説済みだったので
私は、子供達を周囲に集めて坐らせて
ネットから拾って印刷していった写真を見せたり
家にあった小さな仏教系グッズに
じかに触らせながら質問に答えて、やり過ごしました。

子供達は、ふだん馴染みの無い仏像だの、お守りだのに触れて
それなりに楽しかったかもしれませんが
はっきり言って、私の方の付け足し授業は、
仏教的知識とは無関係だったと思います。フォフォフォフォ


さて、まず
子供達が授業中にS先生にぶつけた質問を

子供達が授業で習得した仏教用語
「enlightenment」「enlightened」は
「成仏」だと別のイメージが湧き上るので
とりあえず「悟りを開く」と訳しておきます。
中国語では「覚悟」が主に使われるようですが

「覚醒」?(だと、つい覚醒剤に連想が....??)


☆質問1:
「ブッダ(お釈迦さま)の息子は悟りを開いたんですか?」
(ぐわっ、鋭いっ。)
(確か釈迦は母に説得されて母と嫁が尼になるのを
認めたって書いてあったが、出家する際生まれたばっかりだった
あの王子は、一体どうなったんだ????)

S先生も、一瞬、言葉につまった後、回答:
「おそらく....悟りを開いた...と思います....」

☆質問2:
「なんでブッダのお腹は大きいんですか?」
(ブッダっていうか、それ、布袋さまだっつぅのよっ)

S先生の回答:
「太ったブッダは中国や日本で見かけるものですが
皆さん、悟りの境地に達した人は、どんな感じでしょう。
悲しそうな様子だと思いますか?(子供達、首をふる。)
きっと楽しげなんじゃないでしょうか?
太ったブッダは、そんな悟りに達した仏の
楽しげな様子を表現しているんです。」


☆質問3:
「なんでブッダの耳は長いんですか?」
(出たっ、福耳っ)

S先生の回答:
「当時のインド人の王族は、貴重なイアリングを
付けていたので、その重みで耳たぶが長くなっていたのです。
釈迦は出家する時にイアリングを全てはずしましたが
耳は、もう伸びているので、長いままなのです。」
(知らなかった~~っなんて現実的な理由だっ!!)
とりあえず、後で、日本や中国では、
長い仏耳が福耳と言われている事を付け足しました..。


☆質問4:
「どうしてブッダは青いんですか?」

S先生回答
「いや、青いブッダは無いと思いますよ。
それは、おそらくヒンズー教の神でしょう。」


☆質問5:
「なんでブッダには、たくさん手があるんですか?」
(おぉ、千手観音か?)

S先生回答:
「それも、おそらくヒンズー教の神だと思います。
通常、仏像の腕は二つです。」


☆質問6
「S先生は、誰か悟りを開いた人をご存じですか?」
(おっ、どんどん核心に迫ってくるっ)

S先生ふたたび一瞬絶句、う~~んと考えた末
「私の導師の導師は、悟りを開いたと思います。」


☆質問7
「先生は瞑想中に体が浮いた事がありますか?」

S先生、一瞬微笑し、まじめに回答
「実際に浮いた事はありませんが、瞑想中に
体が軽くなって浮いた様な感覚を味わった事はあります。」


....と、ここで担任の先生が質問を打ち切ました。

例の「神とブッダとの概念の違い」ってのは
結局どうなったんだろうか????

ともかく、かくして、私の番になったのですが
最初に、これだけははっきりさせときゃなきゃな
と思っていた「卍(まんじ)」の説明をしました。

この日本や中国じゃ地図で寺を示す記号にもなっている
「卍」
欧州じゃナチの鉤十字印(ハーケンクロイツ)のせいで
タブーなんです。
鉤十字そのものの「逆卍」だけじゃなく
向きの違う、より一般的な卍でさえも
大反感を買ってしまうんです....
(以前ポケモンカードも当初卍を使っていたデザインの
変更を余儀無くされたそう。)
(また日本の漫画&アニメ「ナルト」の額の卍印は
アニメでは海外市場を考慮してX印に変更されたそう。)

私も、この卍印で誤解されるのが怖くて
せっかく浅草寺で買ったお守りを
車にぶらさげるのを控えたくらい...

大迷惑なんだよっ、ヒットラーっ!!!!

いや...
もっと迷惑なのは、今でも、この印を使用しているネオナチか....

くやちぃぃぃ~っ

この卍話に、担任の先生・S先生は大きく頷いていました。

その後、怒りが収まったところで
日本の仏壇の写真
中国でのお墓参りの写真
おみくじ結びの木の写真
浅草寺の境内の写真等を見せながら
以下の様な持参した仏教グッズを
子供達に回覧させました。

高さ16cmあまりで観音開きの木製の屏風に
仏・菩薩が一同に会している色鮮やかな絵がかかれ
開く扉の部分にお目出たい対句の書かれた置物
(裏には般若心経)
(夫が上海の静安寺で購入)

だるま(高さ9cm・大昔東京で購入)

木製仏像座像(高さ15cm・夫がどこかで買って来た骨董)

白衣観音座像(高さ12cm・大昔、私が中国で購入)

浅草寺のお守り

浅草寺のおみくじ
(おみくじをゆわく木の写真も見せました)

表裏に仏像と干支の絵が彫られた金製お守りペンダント
(上海の静安寺で開光したもの)

浅草寺で買った水晶の数珠風お守り
(これは、休み時間、校庭で隣のクラスの女の子達に
見せていた時、紐が切れて散乱っっ~~、何故????)

中国で墓前に供える紙製の金の延べ棒
(はっきり言って仏教とは無関係だ!!)

私が、ほんの若干驚いたのは
S先生が日本の「だるま」を全く知らなかった事です。
「Dharma」「達磨」から発展した日本の「だるま」は
今回、初めて実物を見るというよりも
存在自体全くご存じなかったそう。

ま、そりゃそうだろうな~~
禅のシンボル的な達磨だけど
そもそも禅自体、北方仏教(大乗仏教)だし
このハリボテの「だるま」も、日本独特の物...(だよね?)

「仏教の根本的な教義や核的概念は共通だが
慣行や行事や実践は、各地域によって非常に異なる」
と、S先生と相槌を打ちつつ
「日本では、お寺によっては、境内に
仏教とは異なる宗教である神道の神社が入っている所もあるし
仏教は、中国では道教や儒教の影響を受け
日本では、神道とも共存して来た事」など続けて説明したところ
担任の先生、ここで何回か大きく頷きました。

きっと、下調べをされていたのでしょう。
そう言えば先生、私に授業の手伝いを依頼する時
「日本のShinto Buddhismについて話してね」
って言ってたんだよなぁ~。
Shinto Buddhism...神道仏教?...っすか...
その時は一瞬Zen Buddhismの間違えかと思ったが
きっと先生は神道についても調べていたのでしょう。

S先生の方は、ここで微笑みながら
「欧州の仏教には欧州的な影響が見られるんですよね...」
と付け加えられました。

そう、そう!そうなんだよっっ!!
欧州の仏教は欧州っぽいのだよっ!!!
一神教の特徴と私には思える「神と信者との契約」を
仏教徒が求めているような、そんな印象を受けるのだ。
(これが違和感のもとか????)
しかし、仏教ってのは、そもそも契約じゃないもんね。
強いて言えば自己啓発....やっぱり哲学だよなぁぁぁ
でも、菩薩信仰なんかは、宗教っぽいんだけど...

等と、心の中で考えつつ子供達の反応を探ると
「ふ~ん??」といった表情が主。
おそらく
「プロテスタントとかカソリックとか
ギリシャ正教とか英国教会とかの違いみたいなもんか?」
と思った子供もいることでしょうが
大抵は、「よくわからんが、どうでもいいや」
といったものだったかもしれません....(^^;)


ともかく、気を取り直して
上の質問5でも出した
「腕のたくさんあるブッダ」に
追加説明しなきゃと、写真を見せながら
「実は、北方仏教には
手が千本もある菩薩がいるんですぅ~。
菩薩というのは、悟りの境地に達していながら
仏にはならず、この世に留まり、衆生が
成仏できるよう守ってくれるという存在です~。
この菩薩信仰が北方仏教の特徴でもあります~。」
と説明しつつ
「色々な菩薩がいて、こんな風に
手が千本、目が千個ある菩薩もあるし...」と
三十三間堂の
千手観音が群れている?写真を見せると

「わぁ~、すごいたくさん~っ」との声少々。
(ふふふ、しめしめ...)
すかさず
「仏像の大きさには限りがありません」と

鎌倉の大仏の写真
に移ると
「大きいな~」との声がさらに増え

その次の
中国楽山の巨大石仏の全体像
及び、その大仏の100人載る脚の写真の時には
「わ~っ、もっと大きい~っ」との声が
クラスのあちこちからあがりましたが
ここで終わらせず
とどめに
仙台?の超巨大観音像の写真を広げた私です。

観音
(どうぞ、こちらで大画面でご覧下さい↓)
http://members.at.infoseek.co.jp/sendaimedia/daikannon.htm

もちろん
クラス中から「massive!!!」との大歓声。

しかし.....
はっきり言って....
仏教的知識に貢献する要素は....皆無...か??
これって
単なる私の自己満じゃんか~~っっ!!
「どうだぁ、見たかぁ~~
こぉんな大きな仏像があるんだぞぉぉぉ」みたいな....


大きければいいってもんでもないだろっっ!!!(^^;)


もちろん、仏教徒は仏像を崇拝するんじゃないのよ
単に、仏像を見て楽しむとか心に平安をもたらすとか
そ~ゆ~意味だからね...とは、授業でもやっているし
一応、私も念を押しておきましたが....
全然聴いてる気配は無かった...な....

結局
「仏教=でっかい仏像」
で印象つけてしまったような....

「仏教=Fat Belly (デブ腹)」
の印象よりは.....まし??

ちなみに、放課後、長男を学校に迎えに行くと
ニコニコしながら歩みよられた校長先生から
「今日は子供達が大喜びしていました。
仏教を生きたものとして感じる貴重な機会を
ありがとうございました。」
とお礼を言われました。

......とりあえず、良しと...するか......?...?





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Last updated  January 31, 2006 05:32:45 AM
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Re:仏教の授業@英国公立小学校(01/28)  
わっはっはっはっはっは。大成功。
ちなみにワタシもあのデカイ仏像には驚いた。ケケケケケケ。
あれって地震とかで倒れて来ないのかねえ~。
あの顔に迫られたら怖そうだねえ。ビルより高いんだしねえ。
話はかわって…ボンのテスト(中学校決まるやつね)英語だけ終わったんだけどさ~,なんか気疲れし過ぎて,なんかどうでもヨクなってしまったヨ…。
たとえ変な学校に行くハメになってもっ……ナンとかなるサ…。
3月に算数のテスト(これも英語と同じく点数が大事)あるけど,脳味噌使い過ぎてもう考えるのもイヤよイヤッ…。
それに点数わかるのも6月くらいらしいし…火あぶり地獄みたい…チリチリッと焼けてイタたたってね。
スマンスマン,内容がおかしくなってきたので帰るでゴザル。サイナラ~~。(汗) (January 28, 2006 06:46:07 AM)

お疲れさまでした!  
だん888  さん
子供たちが楽しんだようで何よりです。
自分も楽しく拝見させていただきました。

>欧州の仏教は欧州っぽいのだよっ!!!
一神教の特徴と私には思える「神と信者との契約」を
仏教徒が求めているような、そんな印象を受けるのだ。>

やっぱり欧州の仏教は
欧州的な解釈なんだ。。
個人契約として仏教をとらえると、
大乗仏教的な考え方とは真っ向から
対立するような。。
誰でも(信じようがそうでなかろうが)
救ってしまう、というのは、
欧人にとって抵抗あるのかなあ。
「信じる者は救われる」
ってよく聞くフレーズは、
そういう排他的な意味だったのかなあ、
と考えてしまいました。。

どういう風に解釈されようと、
文化と割り切ってしまえば、
それでいいんでしょうけれど、
どうもなあ~って思ってしまいます。。
自分の中で、仏教は普遍的なモノであるはず、
と思っているからかもしれません。

葬式仏教徒のくせに案外信心深かったり
する自分を再発見しました☆
(January 28, 2006 07:00:38 AM)

お疲れさまでしたっ!  
bookridge  さん
子供たちの質問には笑いました。
紹介するポイントも的を射てたと思います。
やっぱり子供ですね。

これで日本と仏教に興味を持つ子供が出てきて、架け橋になればもう言うことありません。
(January 28, 2006 10:06:53 AM)

Re:仏教の授業@英国公立小学校(01/28)  
おもしろ~~い、楽しかったでしょうねえ。
それにしても麻呂さん(あら、漢字になっちゃった)のもっってる仏教グッズの数々、いいねえ…。観音開きの置物って日本にはなさそう。

仏陀の福耳伝説、知りませんでした~~~。
それと、息子、ねえ、気になる気になる。
仏陀は赤ちゃんを残して出て行くけど、息子、どうなったんだろう…。

仙台の仏像にもびっくり。こんなの、あるんだ…
バンコクのお寺(世界中の貴重仏像コレクションがある)で、あらゆる国の仏像がおいてあったのですが、国によって相当顔が違うのに驚いた覚えがあります。教科書では観ていたものの。

北京オリンピックの宣伝(??)で千手観音を人が作ってやっていたみたいですね。北京オリンピックでの開会式のイベントで何か珍しいことをやらないかな。

ヒトラーなぜ卍を使ったのだろう…すっごい素朴な疑問だけど話がそれてしまう。

そうそう、だるま。神社で買って元彼のアメリカ人にプレゼントしたことがありました。相当気に入ったらしく、別れて数年たって彼の家にいったとき、リビングのお客さんからよく見える場所にど~~んと置いてありました。(彼は願い事をして、目にぐるっとまるをかいたのですよ)

宗教って興味がつきないわ~~



(January 28, 2006 01:51:43 PM)

Re:仏教の授業@英国公立小学校(01/28)  
リー姐  さん
さすがマロっち! 元気の出る、子どもたちをインスパイアする、素晴らしい授業をなさったのですね! 尊敬するっす♪ (January 29, 2006 09:41:38 AM)

ついでだが。。。  
リー姐  さん
>「enlightenment」「enlightened」

仏教用語なら、やはり「悟り」だと思う。それ以外だと、もっぱら「啓蒙」だし。

でもさあ、日本語の「悟り」って、「観念」「勘弁」「堪忍」みたいな言葉とちと似てないか?(←語用論として)。中国語の「覚悟」って、どんな感じなんだろうな……?

(January 29, 2006 05:09:44 PM)

イグアナ太郎っち  
おぉぉ~っ、元気かいのぉぉっ?!!

>あれって地震とかで倒れて来ないのかねえ~。>

もちろん耐震になってるんだろうな????
地元では結構批難多かったみたいね~

>あの顔に迫られたら怖そうだねえ。ビルより高いんだしねえ。>

だよね~。
私も子供時代、大船観音が怖かったもん。
そういや、夢で、どでかい観音像が
出てくることはあるな~。
縁起が良い夢なんだろうか???

>ボンのテスト(中学校決まるやつね)
英語だけ終わったんだけどさ~,
なんか気疲れし過ぎて,なんかどうでもヨクなってしまったヨ…。>

その気持ちわかるわ~~
自分のテストの方がよっぽどらくっ

>たとえ変な学校に行くハメになってもっ……ナンとかなるサ…。>

だいじょうぶよっ何とかなるわよっ!!!

>3月に算数のテスト(これも英語と同じく点数が大事)あるけど,脳味噌使い過ぎてもう考えるのもイヤよイヤッ…。>

随分、試験日程が離れてるんだね。
そ~ゆ~のも、しんどいねぇ。

>それに点数わかるのも6月くらいらしいし…火あぶり地獄みたい…チリチリッと焼けてイタたたってね。>

わぁぁ、英国以上だねぇ、それ。
なんで、そんなに時間がかかるんだ???

>スマンスマン,内容がおかしくなってきたので帰るでゴザル。サイナラ~~。(汗)>

元気だして
日記の更新も待ってるよ! (January 30, 2006 11:33:02 PM)

Re:お疲れさまでした!(01/28)  
ダンさん、ありがとう!

>子供たちが楽しんだようで何よりです。
>自分も楽しく拝見させていただきました。>

だうも~、だうも~
やっぱり、実際に、あれこれ触ったり
見たりするのが楽しいですもんね~~。
ま、きっかけ作りだったと思います。

>やっぱり欧州の仏教は
>欧州的な解釈なんだ。。>

あくまでも印象なんだけどね,,,
実際に、欧州人の仏教徒を知らないので
なんとも言えませんが、仏教紹介の
本を読むと、そんな印象があるんです。
特に仏教コミュニティが、教会コミュニティっぽい印象があります。
でも、英国人夫妻が記した禅の紹介書は、
非常に核心をついていたので、あくまでも
私の印象に過ぎないのかも....

>自分の中で、仏教は普遍的なモノであるはず、
>と思っているからかもしれません。>
>葬式仏教徒のくせに案外信心深かったり
>する自分を再発見しました☆>

そうそう、そこ、共感ですっ! (January 31, 2006 12:04:12 AM)

Re:お疲れさまでしたっ!(01/28)  
bookridgeさ~ん
ありがとうございます~~

>子供たちの質問には笑いました。
>紹介するポイントも的を射てたと思います。
>やっぱり子供ですね。>

可愛いですよね~。小学校6年生なので、
あどけない興味と、核心をついた疑問とのハザマにいるようです。

>これで日本と仏教に興味を持つ子供が出てきて、
架け橋になればもう言うことありません。>

まさしく!
今日、学校が推奨している家庭学習兼宿題サイトの
宗教(仏教)の問題を子供の傍らでのぞいてみたら
私でも間違えるほど詳細にわたっていましたが
基本的にお釈迦様の一生についてのみで、
仏教教義についての問題はありませんでした。
おそらく、宗教というよりも歴史的な要素の強い
授業が学校の指導方針だったのかも...
今回の一連の授業で、少しでも
仏教圏諸国へ興味をもってくれたら良いな~

前回、Bookridgeさんが提言されていた様に
日本の学校で、仏教教義について
学習してみるといいんじゃないか、と強く思います。
子供だけじゃなくて大人も
日本の生活の中に無意識に生きている仏教について
学んでみると、支えになる様に
今回、あれこれ読みながら思いました。 (January 31, 2006 03:56:42 AM)

Re[1]:仏教の授業@英国公立小学校(01/28)  
リー姐

>さすがマロっち! 元気の出る、子どもたちをインスパイアする、素晴らしい授業をなさったのですね! 尊敬するっす♪>

授業なんて、呼べた代物じゃございやせんよ。
リー姐のほんもんの授業に比べたら~~
でも30分興味もたせるだけでも
下準備が大変なのよね。
ところで、まだ大忙しなのぉ~? (January 31, 2006 04:25:50 AM)

Re:ついでだが。。。(01/28)  
リー姐
>>「enlightenment」「enlightened」

>仏教用語なら、やはり「悟り」だと思う。それ以外だと、もっぱら「啓蒙」だし。

>でもさあ、日本語の「悟り」って、「観念」「勘弁」「堪忍」みたいな言葉とちと似てないか?(←語用論として)。中国語の「覚悟」って、どんな感じなんだろうな……?>

中国語の「覚悟」って、まさしく「悟る」だね~。
あ、そういや、日本語の「覚悟」と同じ字だっ!!
でも、中国語の「覚悟(JueWu)」と
日本語の「覚悟をしろ」の「覚悟」は違うんだよな~
この漢語、韓国語でも使う?
考えてみると、日本語で無意識に常用されてる漢語には
結構、仏教用語多いよね~~
そうそう、日本語の「観念する」の使い方と
中国語の「観念」も違うし。 (January 31, 2006 04:40:08 AM)

ラベチョ☆  
>観音開きの置物>

中国でも、あまり無いタイプかも。
そういえば中国の「仏壇」は日本のと全然違う。
神棚も兼用している様な感じ。

>息子、どうなったんだろう>

ブッダの父君は、ブッダをインド一の王になる様に
望んでいたわけだけど、その願いは、孫に
託されたんじゃないか???等と思うんだけど
実際どうなんだろう??
でも夫人と母君は、確か出家したはず???

>仙台の仏像にもびっくり>

驚いたよ~。
台湾の高雄にも、おっきい観音像があるのよね~
でもさ、観音じゃなくて、仏像で、あの大きさが
街中にあったら微妙に怖いような....

>国によって相当顔が違うのに驚いた覚えがあります>

ほんと、ほんと、全然違うのよね~っ!!

>北京オリンピックの宣伝(??)で
千手観音を人が作ってやっていたみたいですね。>

おぉぉ、それは知らなかった。
そういや、昔、漫画のバレーボールで
三位一体の技ってのがあったな...

>北京オリンピックでの開会式のイベントで
何か珍しいことをやらないかな。>

少林寺拳法とかいいんじゃない?

>ヒトラーなぜ卍を使ったのだろう…>

あの鉤十字のマークは、党員から応募をつのって
決定したんだけど、なんでも
当時、イランで発見されたアーリア人の遺跡に
卍印がついていて、それが、ゲルマン民族は
アーリア人の優秀な子孫で世界に冠する古い文化の
継承者である云々...と、ナチの理念に都合が良かったらしい。

>別れて数年たって彼の家にいったとき、
リビングのお客さんからよく見える場所に
ど~~んと置いてありました。>

おぉぉぉっ、想い出の恋だるまっ!!!!

>彼は願い事をして、目にぐるっとまるをかいたのですよ>

黒目じゃなくて、アイシャドゥ??(^^;)

>宗教って興味がつきないわ~~>

ほんとだよね~。
是非、日本の学校でもっ、と願います~ (January 31, 2006 05:36:35 AM)

Re:仏教の授業@英国公立小学校(01/28)  
artaxerxes@log out さん
 お疲れ様でした。
 仏教のことを説明するのって、イスラムやキリスト教に比べても難しいですよね(私は一応真言宗です。密教も随分とインドの土俗宗教の影響があるみたいですが)。地域や時代による差も大きいですし。
 トルコ人に大雑把な教義を説明すると、「それは宗教ではない」と言われてしまいました。確かに仏教はアラーやヤハウェのような恐ろしくも救ってくれる神様はいないですし、彼らの考える「宗教」と仏教はまるで違いますね。仏教はむしろDogmaと呼ばれるべきかも知れません。
 あとヨーロッパで知られている「仏教」って、なんかラマ教(チベット仏教)とか創価学会とか、僕らの知っている仏教と違うほうに傾いているように思います(創価学会が仏教かどうかは知りませんが)。ヨーロッパ人の知る仏教は修養・生活スタイルとしてのZenと、輪廻転生ばかりに目の行くチベット仏教ではないかと(笑)。

 えーと、話題に挙がった釈迦の息子ですが、父親の教えに従って少年の時に出家して僧になり、仏陀のすぐれた十大弟子の一人になったそうです。つまり釈迦の子孫はいないわけですね。
 彼の名前は日本では「羅怙羅(らごら)」、元のサンスクリット語だとRaahulaというそうです。興福寺の国宝館でその像を見た事があります。 (February 3, 2006 04:30:14 AM)

artaxerxesさ~ん!ありがとう!!  
>仏教のことを説明するのって、イスラムや
>キリスト教に比べても難しいですよね>

仏教と比べると
イスラム教とキリスト教が大差無く思えます...
実際、同じ流れの宗教だとイスラム教では教えているそうで
ゆえにイスラム教男性はユダヤ教・キリスト教の
女性と結婚できるんですよね。

>私は一応真言宗です。密教も随分とインドの土俗宗教の影響があるみたいですが>

おぉ、真言宗は少ないんじゃないですか?
インドで迫害され散乱した仏典が残っているのが
チベットだそうで、密教は、大乗仏教の中でも
原始仏教に非常に近いという印象を受けました。

>仏教はむしろDogmaと呼ばれるべきかも知れません。>

まさしく!!

>ヨーロッパで知られている「仏教」って、な
んかラマ教(チベット仏教)とか創価学会とか、
僕らの知っている仏教と違うほうに傾いているよう
に思います(創価学会が仏教かどうかは知りませんが)。ヨーロッパ人の知る仏教は修養・生活スタイルとしてのZenと、輪廻転生ばかりに目の行くチベット仏教ではないかと(笑)。>

そうなんですよっ!!!そこが私には違和感なんですが
キリスト教文化で育った人にとっては、
「一人一人の中に仏がある」と孤独に修行を積むという
形に比べて、この様に同士と集るタイプの
仏教というのは実践しやすいんじゃないですか?
教皇の様な存在のダライ・ラマも受け入れやすいだろうし。

>釈迦の息子>

ありがとうございます~~~~!!!!
ず~っと気になっていたんです。
さっそく、あの質問をしたN君に教えてあげよう!

>つまり釈迦の子孫はいないわけですね。>

それと比べると、孔子の子孫が
今でも幅をきかせている(という表現もなんですが^^;)
というのは、非常に...すごい事に思われます。
(すごい、という表現も芸が無いですが様々な意味で^^:) (February 3, 2006 10:51:26 PM)

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