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2001年 韓国 クォン・サンウ ソン・スンホン イ・ボムス ストーリーは、韓国、ソウルのとある高校。鍛え上げられた筋肉美を誇り、出張ホストのアルバイトに励むケンカ好きなウソプ。留学先のアメリカでギャングに加担した過去を持ち、帰国後遅れて入学したため20歳で現役高校生のソンファン。そして日常のあらゆるものをカメラに収めているオタクのジノン。そんな一見釣り合わない3人は、いつもつるんで遊んでいた。ある冬の夜、彼らが乗った車の上に突然巨大な布袋と血まみれの男が落ちてきた。そしてその袋の中には大量のドル札が。咄嗟のことで動揺した3人は、とりあえずお金を持ち逃げするのだが…。 このストーリーを読んでるとスリリングな展開を予想するでしょう。でも結構コミカルな展開で警察やマフィアに追いかけられてるのになぜか緊迫感がないです。今時の高校生ってこれぐらい緊迫感がないのかもしれないですね。まぁ~監督の狙いやったにせよ、この笑いにはついていけなかったです。これって字幕のせいもあるかも・・・。やたらに血の量が多いのに緊迫感がないのはちょっと拍子抜けやけど、テンポはけっして悪くないです。人間って大金を手に入れると変わってしまうものなんですかね。大胆になるものもいれば臆病になるものもいてるし、3人の変化はなかなか面白かったです。絶対にばれないって思ってても、少しのミスでばれてしまうもんです。刑事役の人は面白いですよ。メチャクチャDonDokoDonの山口 智充に似ていました。日本でも大人気のクォン・サンウとソン・スンホンが共演してるのでも話題になりましたね。彼らのファンの人は楽しめるでしょうね。ファンの人には悪いけど、クォン・サンウのどこがいいのか理解出来ません。この映画でもホスト役やけど無理がありましたよ。まだソン・スンホンの方がホストとしていけると思いました。ほんとファンの人すいません。でも結局この映画をうまくまとめてるのはイ・ボムスのコミカルな演技やと思うので。テレビドラマとして観たら面白かったかな(笑)。評価(2.4)
2006年11月10日
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2003年 アメリカジム・キャリー モーガン・フリーマン ジェニファー・アニストンストーリーは、アンカーマンを目指す地方局のひょうきんレポーター、ブルース・ノーラン。ある日、彼に出世の布石となる生レポートの仕事が舞い込んでくる。だが本番直前、ライバルが次期アンカーマンに決定したことを聞いたブルースは、ショックのあまり滅茶苦茶なレポートをしたため局をクビに。さらには恋人グレースの慰めも聞かず、天に向かって文句を吐く始末。そんなある時、彼のポケベルに謎の電話番号から呼び出しが掛かる。指定の場所へ行ってみると、なんと待っていたのは神様本人。神様は“不満があるなら君がやれ”と、ブルースに全能を授けるのだった…。久しぶりにジム・キャリー本領発揮って感じの映画でした。やっぱり彼にはこういう映画が似合ってます。いっぱい笑わして最後にホロリとさせるのは流石です。特にライバルのアナウンサーを操るシーンは爆笑でした。神様に文句を言ったから自分が神様をするはめになるって設定がいいですよね。神になったからといって自分の事ばかり考えてると世界はどんどん悪くなっていくし彼女との関係は悪化するし・・・。それでもみんなの願いを聞いてたらキリがないし・・・。いや~神って大変な仕事です(笑)。脇を固めるモーガン・フリーマンは最高です。いかにも神様ってオーラが出てましたよ。彼がいてこそ、この映画でのジム・キャリーが映えましたね。評価★★★☆☆(3.5)
2006年02月21日
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2004年 フランス アルベール・デュポンテル ジャン・デュジャルダン ストーリーは、 ある日、アレックス・ドゥマールという独り身の男が現金輸送会社ヴィジラントに警備員として入社した。ヴィジラント社は、大手企業が敬遠する危険な地区の小口現金輸送をメインに取り扱っていた。それだけに、200以上ある現金輸送会社の中でも武装グループの襲撃に遭う頻度が飛び抜けて高かった。経営も悪化し、すでにアメリカの大手企業の買収も決定していた。そんな危険で先行きの見えない会社にアレックスが就職したのにはある理由があった。そして、彼は自らの目的を遂げるため、誰もが嫌がる危険なルートを率先して引き受けるのだった。息子を理不尽に殺された男の復讐劇を描いて本国フランスで大ヒットした映画です。ほんでお決まりのハリウッドリメイクも決定してます。復讐劇といえば銃をぶっ放したり爆薬を大量に使ったりするシーンを想像するでしょう。さらに主人公は無敵の強さって感じで・・・。こういうお決まりの復讐劇はハリウッドに任せておきましょう。この映画はフランス映画という事もあってストイックな映画に仕上がってます。最初から最後まで異様なまでの緊張感に包まれた映画です。淡々と物語が進むけどそこがリアルでいいです。派手な展開が好きな人にはちょっとダメな映画かも知れないですよ。最初から事実が明らかになる映画ではなく後からジワジワと事実が明かされていきます。だから物語の後半になるまで男の復讐劇の幕は開きません。前半部分が男の復讐劇の土台となるシーンなんで退屈せずにみてほしいです。復讐劇にも色々なタイプの映画があるんやなって思いました。フランス映画って甘ったるい印象があるけど、こういう映画も作れるって事です。この映画は全体的にフレンチ・ノワール独特の哀愁が漂ってました。評価(3.1)
2006年08月07日
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2004年 アメリカ デニス・クエイド ミランダ・オットー ジョバンニ・リビジ トニー・カラン ストーリーは、7月のある日、モンゴルでの石油探掘作業を終えたスタッフと廃材を乗せた貨物運搬機が巨大な砂嵐に遭遇、無線と片方のエンジンを破損しゴビ砂漠のど真ん中に不時着してしまう。この事故から生き残ったのは操縦士フランクら10人。容赦ない陽差しが照りつける中、やがて彼らは、捜索隊による救出が望み薄であることを悟る。食料も水もほとんどなく、窮地に立たされていく生存者たち。そんな時、生存者の一人エリオットが不時着した貨物機を調べ、みんなの協力があれば機体の残骸から新しい飛行機を造ることができると提案するのだった。 65年製作の「飛べ!フェニックス」をリメイクなんですが、オリジナルの方は観た事がないです。だから展開もラストも全然知らないまま観ました。リメイクやからってラストを変更する映画もあるけど、ほとんどが同じなんで観てない方が楽しめますよね。最初に飛行機が墜落するシーンは結構迫力がありました。普通の墜落ではなく砂漠に墜落なんで砂が舞って視界が悪くなっていきます。緊張感があってハラハラドキドキするシーンでした。おっ意外と凄い展開になっていくかもって期待したけど、ここから先はB級映画にようこそって感じでしたよ(笑)。って言っても悪くはないんですよ。墜落した機体から飛行機を作って脱出を試みるって凄く斬新なアイディアでした。その飛行機を設計する謎の乗客エリオットの秘密を知った時には「オイオイ」ってツッコミたくなったけど(笑)。一応サバイバル映画やけど、なぜか緊張感がないんですよね。水や食料が減っていくわりには仲間どおしの確執が表面化しないんですよね。唯一エリオットだけが仲間ハズレみたいな感じがしたけど。こういう映画って深く考えて観たらダメです。何も考えずに流れに任せれれば結構楽しめる映画ですよ。最後に出来上がった飛行機やけど、翼にあんだけ人が乗って設計上は大丈夫なんでしょうか?あれ鳥人間コンテストやったら琵琶湖にまっ逆さまに落ちる飛行機やと思います。評価(2.9)
2006年11月27日
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2006年 日本 松たか子 大泉洋 常盤貴子 ウエンツ瑛士 今井美樹 ストーリーは、ごく普通の小学5年生ワタル。平凡だった日常はある日突然崩れ去る。家族がバラバラとなってしまった現実を信じられないワタル。そんなとき、転校生ミツルの言葉を思い出す。それは、“幽霊ビルの階段の上に、運命を変える扉がある”というもの。ワタルは家族を取り戻したい一心でその扉の中に飛び込んだ。そこは剣と魔法の不思議世界“幻界(ヴィジョン)”。やがて“おためしの洞窟”に辿り着いたワタルは、体力平均、勇気最低、総合評価35点の判定を下され、“見習い勇者”としてこの冒険の旅を開始するのだったが…。 う~ん何とも物足りなさを感じる映画でした。原作はとんでもなく分厚い本なんで通勤向きではないので読んでません。たぶん原作はもっと面白いって思うけど、この映画に関してはそれほど面白いって思わないです。説明不足になってるのか分からないけど、とにかく物語の背景も薄いから世界観がつかめないし、登場人物の魅力をいかせるような声優を使ってないのがダメですね。やっぱり話題性重視で選んだ人たちよりもプロの声優を使った方がいいですよね。ロールプレイングゲーム(RPG)を意識して作ってるらしいのですが、RPGはゲームやからこそ面白いものであって、映画にするには時間的にも無理があります。主人公が敵を倒して色々な経験を積んで成長し最後には悪を倒すのがベースになるRPGやのに、最後まで本当の敵との関係が分からなかったです。だから主人公を応援する気持ちになれなかった・・・・。そうそうこの映画の見せ場が全く分からなかったですよ。これぐらいのレベルなら映画にせずにテレビアニメで良かったと思う。その方がもっと背景も描けて原作を読んでない人でも楽しめたのかも。子供向けのアニメって感じやけど、今時の子供ってこんないい加減な作りでは楽しんでくれないですよ。支離滅裂なテーマは大人にも子供にも楽しめないですね。評価(1.5)
2007年10月20日
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2004年 フランス シャルロット・ゲンズブール イヴァン・アタル クロード ベリ ストーリーは、パリの自動車販売会社に勤めるヴァンサンは、不動産会社で働く妻ガブリエルと小学生の一人息子ジョゼフの3人暮らし。傍目には誰もが羨ましがるような温かい家庭を築いている。しかし最近、ヴァンサンはエステティシャンの愛人を作っていた。一方、ヴァンサンの友人でホテルに勤めるジョルジュは妻ナタリーと夫婦ゲンカが絶えず、いつも険悪な雰囲気。また、もう一人の友人で独身貴族のフレッドは女性関係が活発だ。そんな三者三様の人生だが、ある日、ガブリエルとヴァンサンの愛人がレストランで鉢合わせしてしまう…。 先月【ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブール】を観てなかなか面白かったので、この映画も観る事にしました。実生活でも夫婦であるシャルロット・ゲンズブールとイヴァン・アタル。今作でもイヴァン・アタルは監督と脚本をつとめ主演は妻のシャルロットです。さらに映画の中で2人の息子役を演じてる子供は本当の2人の息子なんですよ。最初にこの邦題を鵜呑みにして観ると想像してたのと違いすぎてビックリしますよ。愛人と浮気を繰り返す旦那とそれに気付きながらも旦那を愛してるので何もしない妻・・・。幸せの形って人それぞれやから、これで幸せって言われればそれまでやけどあつぼうには全く理解出来ない幸せの形でした。いくら旦那を愛してるからと言って浮気を黙認するのは間違ってるような気がします。子供の事を考えて黙認してるのかな?ヴァンサンは浮気をする事に罪悪感すら感じていないように思えました。妻や子供の事を考えてたら浮気は出来ないやろうけど、家に帰れば良きパパを演じてる姿はちょっと嫌でした。フランス映画にかかれば浮気までオシャレに描かれてしまうので、ヴァンサンの行為が正当化されてしまってます。まるで男は浮気をするものって思われてしまいますよ。この映画には凄いサプライズがあるんですよ。ガブリエルがCDショップで出会う男の人がいてるんですが、誰もが知ってる俳優さんでした。少し前に日本にも来日してたあの大物俳優ですよ。誰やと思います?え~この映画のラストですが、フランス映画らしく突然終わります。この先2人がどうなるのか全く分からない終わり方です。後は観てる人が想像して下さいって終わり方はフランス映画ならではですが、すっきりしないです。シャルロット・ゲンズブールの美しさが際立ってた映画でした。評価(2.3)
2006年12月18日
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2006年 アメリカ/ドイツ クリスタナ・ローケン ミシェル・ロドリゲス ベン・キングズレー マイケル・マドセン ストーリーは、18世紀のルーマニア。サーカスのフリークショーに登場する美しき女性レインは、ヴァンパイアと人間の間に生まれたハーフ(ダムフィア)。ある晩、ついにヴァンパイアの本能が覚醒した彼女は人間を襲い、生き血を吸う。ヴァンパイアの退治を目指す“業火の会”のメンバーは、逃走したレインの追跡を開始する。一方レインは、ヴァンパイアである自分の父親ケイガンが母親を殺した事実を知り、ケイガンへの復讐を決意する。 【ハウス・オブ・ザ・デッド】を皮切りに次々と人気ホラー・ゲームソフトの映画化を手掛けてハリウッドでも注目を浴びているドイツ人監督ウーヴェ・ボル。本作もそうした作品の1本で、ヒロインを務める「ターミネーター3」のクリスタナ・ローケンをはじめ、サー・ベン・キングズレー、ミシェル・ロドリゲス、マイケル・マドセンら豪華キャストで映画化されたヴァンパイア・ホラー・アクション。この監督の映画ってマニア受けするような内容が多いから、楽しめない人も結構いてると思います。あつぼうも何作か観てるけど面白いって感じた映画はなかったです。でも不思議な事に、この監督が映画を撮ると豪華キャストが集うんですよ。なぜこの監督の映画に惹かれるのかは分からないけど、出演したキャストにも得になるような事はないはずやのに・・・。この映画もチープなヴァンパイアムービーやのに、脇役にミシェル・ロドリゲスとマイケル・マドセンですからね。2人とも演技はしっかりしてるから、この映画では場違いなぐらい浮いてましたよ。と言うのも主役のクリスタナ・ローケンに魅力がないし、アクションシーンもキレがないからダラダラとしてるように見えるんですよ。剣での戦いがメインやけど、迫力がないのは役者の練習不足も原因の一つでしょうね。肝心のヴァンパイアとの戦いも血しぶが飛びまくってたけど、みんなの動きがスローモーションのように遅かったです。よくこんな動きでアクション監督がオッケーを出したものです。こんな映画を観るとミラ・ジョヴォビッチの動きって凄いなぁ~って思います。チープな内容の映画にはチープなラブシーンもあります。はっきり言って無駄なラブシーンでしたよ。これってB級ホラーの定番やけど、なんか観ていて笑ってしまいました(笑)。2006年のラジー賞に6部門もノミネートされた理由が分かりました。ほんと誉めようのない映画なんで日記にするのが難しいです。どうしてもマイケル・マドセンがみたい~って言うようなファンでなければ観ない方がいいですよ。94分しかないけど、テンポが悪いから凄く長く感じました。とにかくこれも駄作リスト入り決定です。評価(1.0)
2007年10月23日
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