Fender Japan '06 AJB-66

Fender Japan AJB-66 (DFG/R)

カラー:ドルフィングレー
ネック:メイプルネック+ローズ指板
ボディ:バスウッド
ブリッジ:ビンテージタイプ
ペグ:GOTOH MHB-GB1 NI
コントロール:2ボリューム、1トーン
PU :JB SINGLE(JAPAN)x1 PB SINGLE(JAPAN)x1
シリアルナンバー:SO0242X

リサイクルショップで”ネックそり、さびあり(電気系統は保証六か月)”で投げ売りされていた、フェンダージャパンのエアロダインジャズベースです。
ネックはかなりの順ぞりでヘッドストックやボディ裏にはたくさんのバックル傷、1弦のペグは曲がっていて、ストラップピンは上下とも元の穴がバカになったと見えて、
別の場所にジムダンのロック付と思われるものがついていました。
またコントロールノブはオリジナルから普通の黒いジャズべノブに変更されていました。

今までにフェンダージャパンのベースは所有したことがありません。と言うのも良い印象がないのです。
それは1987年頃にJB75-80と言うアッシュボディの70年代ジャズべのジャパンものを友人に借りてつかったことがありましたが、1年くらいたったら急に音が悪くなりました。
具体的には、”どんな新品の弦を張っても、アンプから出る音は死んだ弦の音しか出ない”と言う状態になったのです。
(しいて言えばネックと指板がはがれて弦の振動が殺されているような、でもこのベースはメイプル1ピースだった)
それ以来フェンダージャパンに全く縁がなかったし、またジャパンの多くがバスウッドという木でできているので全く興味もありませんでした。
しかし、今回新品のフォトジェニックジャズべより安い価格で並んでいるのをみて、興味が惹かれました。
また、店員さんに”ネックそりとあるが、ロッド調整はしたか”と聞いたところ、”全くノータッチです、もしロッド調整ができない場合は7日間以内なら返品できます”との事だったので買ってみました。
持ち帰り清掃してから弦を張ってみたところ、約1/2くらい閉めたところでほぼまっすぐになりました。

調べてみると、このモデルは2004年にエアロダインシリーズのジャズベースとしてAJB-58という品番で58000円で発売され、特徴はマッチングヘッドでアーチドトップのようなバインディング付ボディに、
フロントにPタイプリアにJタイプのピックアップがマウントされてプレべとジャズべの両方のサウンドが出せるとありました。
低価格とそのルックスから高校生あたりには人気があるようでした。
発売から10年たった現在も生産されているところを見ると、まあまあ売れ線なのでしょう。
もっとも10年後の現在の価格は税抜きで77,000円ですが。(約1、4倍!)
サウンドは、ボディがバスウッド、ピックアップがフロントPタイプ、リアJタイプなので、フロント単体はプレべ、リア単体だとジャズべのリアのみ、の音はでます。
ミックスサウンドも、ジャズベとは言えませんが、PJとしてはまあまあです。
”PJ配列は、中途半端”とよく言われますが、ヤマハBBファンからすると別に普通です。(私が一番すきなのはPP配列というゲテモノ好きなので)

ボディの加工やネック、フレットの仕上げはさすがフェンダージャパンだけあってとても上等です。
フェンダージャパンのHPによるとシリアルナンバーからこのベースは2006から2008に製造された様です。
ちょっと変わっているのは先に書いたアーチドトップボディで、ブリッジは平面を出すためか少し掘り下げて落とし込まれています。

初フェンダージャパンとしては掘り出し物でした!

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