直子の直筆

直子の直筆

2019年01月02日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類


バックヤードのベンチの前に立っていた三女は、きのうと同じように半泣き状態。




「もう上がる?」




と訊くと素直に「うん」と頷いて、




「まかない食べて帰る?」




と訊くと首を横に振った・・・これは 重症 だ。

三女が更衣室に行ったあと、店長に




「もう限界みたいなので帰らせます」




というと、「いや~、ホント有難うございました!!」と言った。

そりゃそうだろう。

本来ならいるはずのない人手が1人いただけでも、多少のメリットはあったはず。

だが、私としては「じゃあ、そろそろ上がろうか」と、私と一緒に仕事を終えるのを夢見ていた。

”誰にも文句を言わせない仕事ぶり”を、バイト経験のない高1の娘に期待していたのだ。

三女が帰宅したあと、私が仕事を切り上げられたのはそれから2時間後。

きょうの店の大混雑ぶりと、三女の仕事ぶり、店の人の三女に対する評価と私への反応・・・そんなこんなで身も心ももみくちゃになった一日だったなと思いながら店を出ようとすると、店長から呼び止められた。




「今回の娘さん件なんだけど、マネージャーに言ったら”正規のバイトとして契約書を作って、ちゃんとバイト料払えるようにしたほうがいい”って言うからそうしますね」




そう言ってもらったことで、途中棄権(と言ってもこれは私の主観なのだが)の三女の仕事も、一人前としてカウントしてもらったようでほっとした私だった。


​​​​​​​​​





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2019年01月02日 10時30分06秒


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: