直子の直筆

直子の直筆

2019年01月02日
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​​ ​​​​​​​​​2日目(元旦)。

三女は、ゆうべの葛藤から解放されたのか、きのうの朝と同様に晴れ晴れとした顔で、私と一緒に自転車で職場に向かった。

きょうは、バイトのK君(高校生)と2人で洗い場をやることになっていて、三女はK君が食洗器に入れた食器が洗い終わったら棚に仕分ける作業なので、きのうより少しは楽・・・・




え?うそ。



​​ ​K君、きょう・・・​ フライヤーなの!?






ってことは、洗い場は三女ひとり!?

平日の3倍も忙しい日に!?

私のポジションはというと「ストーブ」と言って、つまり料理をする要の場所なので、片手間に三女手助けをしてやれるところではなく、それどころか三女の近くに行って声を掛けることもままならない。

不安を感じつつも、開店時間になるとじわじわお客さんが入り始めて、三女を気にする余裕さえなくなっていた。

プリンターから華厳の滝のように流れてくる伝票を片っ端から調理するさなか、たまたま私の近くの棚まで食器を置きに来た三女の顔を見たら、思いがけずひとりで洗い場を任されたにもかかわらず、いや、そのおかげで責任感が生まれたのか、きのうとは違った表情で仕事をこなしていた。

ホッとしながら、調理続行。

そろそろ混雑のピークも超えたと思われた頃、ホールのベテランのパートさんがキッチンに入ってきて





「娘さん辛そうだから休ませてあげて!」




というので三女を見ると、洗い場で手が止まっていた。





「ちょっと休憩してきていいよ!」





と遠くから声を掛けると、三女は私のほうを見てこくりと頷いたあと洗い場を出て行った。



​​​​​





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最終更新日  2019年01月02日 09時15分05秒


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