おぢさんの覚え書き

おぢさんの覚え書き

2015.08.09
XML
カテゴリ: ネトウヨ批判
武藤貴也衆議院議員の7月30日のツィートが過日、騒ぎとなった。

「SEALDsという学生集団が自由と民主主義のために行動すると言って、国会前でマイクを持ち演説をしてるが、彼ら彼女らの主張は『だって戦争に行きたくないじゃん』という自分中心、極端な利己的考えに基づく。利己的個人主義がここまで蔓延したのは戦後教育のせいだろうと思うが、非常に残念だ。」

少々長いので問題になる点を要約すれば「戦争に行きたくないというのは利己的だ」ということになる。この主張をどう思われるだろうか。

直観的におかしいと感じるのではないか?

しかし、考えてみると誰かが戦争に行かなければ国を守れないのではないか?誰も戦わなければ占領されてしまうのではないかと思うかも知れない。では武藤議員が正しいということになるのだろうか。

まず武藤議員が間違っているのは「戦争に行きたくない」というのが利己的だという点である。もし「俺は戦争に行きたくないので誰か代わりに行ってくれ」というのならばそれは利己的な行動である。「戦争に行きたくない。守りたい人が守り、それで占領されたら仕方がない」というのは個人主義である。

現在の日本政府はまだ今の所は中国の政府よりはかなりましに見えるが、もし国家が「国を守るために死ね」というのであれば中国政府となんら変わらなくなる。恐らくそのようなことをいう政府ならば人権など守られない。当然いかなる自由も保障されない。考え方の根本が国民は国家の従属物という考え方だからだ。

つまり、このような国ならば占領されようと国家が守られようと頭が挿げ変わっただけで何ら変わらないのである。いや、下手すると中国政府の方がましだ。武藤氏の発言は日本を守るために中国以下の非民主的国家に成り下がろうとするものだ。

「俺を守るためにお前が死ねよ」と国家が言っているのだ。利己的なのは国家なのである。

武藤氏の発言ひいては安倍政権の方向性はこの路線を目指すものであり、日本の民主政治を破壊しようというものである。



「大きな嘘程つきやすい」というヒトラーの言葉は武藤貴也議員のこのような嘘についていえるものである。

武藤議員は国権の最高機関である国会の議員であり、行政を担う与党議員であるわけだから一個人の意見とは全く違う。このような者が議員を続けることはおぞましいことだ。

あらゆる戦争が自衛のためという名目で発生している。戦争に行きたくないという人ばかりの世界では戦争など起き得ない。遠く困難な道のりであっても我々が目指すべきなのはそのような世界である。

第二次世界大戦、その後の数々の戦争で払われた夥しい犠牲を想えば、対話の努力を決して諦めてはいけないと考えるのである。安倍首相は、安保法制に注ぐ以上の熱意を持って対話の努力をしているようにはとても見えない。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2015.08.09 19:48:56
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

Keyword Search

▼キーワード検索

Comments

たそたそ@ Re:土器-編年(02/14) こんばんは。 ブログのチェックされてない…
おぢさん@ Re[3]:無(03/15) なんだかねさんへ (続き)昔ある人がお…
おぢさん@ Re[3]:無(03/15) なんだかねさんへ お久しぶりです。永ら…
おぢさん@ Re[1]:土器-編年(02/14) 上毛野形名さんへ 長いこと返信もせず失…
なんだかね@ Re[2]:無(03/15) おぢさんさんへ 遅ればせながら「人新世の…

Calendar

Favorite Blog

今日は恥を忍んで。… クマタツ1847さん

日本海夕陽旅行(2… 小野寺秀也さん

再出発日記 KUMA0504さん
格物致知~ゆとり世… さいとうじゅんさん
みゃ。の日記♪ 愛。… ミンちゃん2294さん

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: