おぢさんの覚え書き

おぢさんの覚え書き

2019.08.08
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カテゴリ: 近代
7/21に参院選の投開票が行われた。安倍首相は「憲法改正を最終的に決めるのは国民投票だ。議論するのは国会議員の責任だ。議論は行うべきである。これが国民の審判だ」と発言し、憲法改正への意欲を示した。おぢさんは改憲勢力が2/3を割り込み、改憲の発議が出来ないという結果こそが民意であり、改憲をしてはいけないという民意が示されたと捉えるべきだと思うが如何だろうか。

首相記者会見 安倍首相「議論は行うべきが国民の審判だ」

そうはいっても、安倍晋三氏は民意に逆らって改憲の議論を進めようとするだろう。野党は改憲に関する議論は拒否でよいだろう。

おぢさんは日本国憲法は全体的には大変すばらしいものであると思っているが、部分的には変えた方が良い部分があると考えて居る。例えば天皇の地位を定めた第1条は良くない。「天皇制はこれを廃止する。」という条文にすべきだ。第27条「すべての国民は勤労の権利を有し、義務を負ふ。」の「義務を負ふ」の部分はカットだ。生きるために働くのであって、国家に働けと言われる筋合いはない。以上の改憲を提案したい。


映画「新聞記者」を鑑賞した。

「新聞記者」の藤井道人監督、当初は制作を断っていた。その理由とは? (HUFFPOST)

記事によると河村光庸プロデューサーが藤井道人監督に持ち掛けたということで、河村氏はどんな作品を手掛けてきた人なのか気になった。 『あゝ、荒野』 (岸善幸監督)、 『かぞくのくに』


日韓関係が悪化している。米国が仲裁で幕引きか?ガキが喧嘩をしていたら、ガキ大将が来て無理やり仲直りさせられる図だろう。日韓がやっているのは外交ではなく内政だ。双方とも気にしているのは相手国ではなく自国民の目であり、問題を解決しようという意思はない。
ガキ大将アメリカはイランを挑発し、戦争を起こそうと必死になっている。どこもかしこも自国第一主義、憎悪と暴力が支配しているように見える。達観したように、これが冷酷な国際社会の現実、などとうそぶく人も居そうだが、それはロマンティックに過ぎる見方だ。世界は愛と優しさに溢れている。これが温かい人間社会の現実だ。ただ、それが今は地下水脈となっており吾々には地表に表れた憎悪の流れしか見えなくなっている。両方の現実を見なければならない。

80年前の英仏米などの帝国主義国家、独伊日などの強力政治(ファシズム)国家、共産主義国家蘇の三つ巴の対立が激化する憎悪の時代はドイツがポーランドに侵攻する1939年から1943年にかけて頂点に達した。その後1945年までにファシズム国家群が崩壊し、憎悪の時代は終わった。しかし、束の間の平和は、冷戦に取って代わられ、新たな憎悪の時代を迎えた。

原因は相互不信だ。警戒心は人間が生物として持たなければならなかった当然の感情であるが、本来人間同士で過度に抱くべき感情ではない。その結果は、どう考えても良いものではない。

歴史上、警戒心を抱くべき相手を間違えていたと思われるケースは少なくない。アヘン戦争前夜、清が警戒すべき相手は、イギリスであったが、清が警戒していたのは西方や北方の騎馬民族だった。海を越えて深刻な脅威が迫るということは想像を絶する事だった [1]

北朝鮮、中国、韓国、ロシアなどなど、日本国民が警戒心を抱く相手は多いが。最大のもっと身近な敵を見逃していないか?

さてと、80年前に戻るか。

前回に引き続き『近きより』のアンケートを見ていこう。

​​<アンケート>
 公私の生活において
  一、最近愉快だったこと
  二、最近不愉快だったこと
  三、その他の偶感

80年前の5月から9月にかけて日蘇間で戦われたノモンハン戦争は、当初満蒙国境紛争と呼ばれ詳しく報道されていなかったが、航空戦の戦果は華々しく報じられていた。「撃墜一千機突破 関東軍発表 又も九十七機屠る」(「東京朝日新聞」三九年八月一三日付)。

広 瀬  雄​
一、ハルハ河畔の敵機撃墜。
  ――府中第三高等女学校々長、もと府立第三中学校々長――
p.210 昭和14(1939)年『近きより2』第3巻第8号<9月号>

浅 原 六 朗​
一、満ソ国境で敵機撃墜の数が日毎にふえた事。
p.214 昭和14(1939)年『近きより2』第3巻第8号<9月号>

両者とも愉快だったこととして、敵機撃墜を挙げている。撃墜された飛行機のパイロットは少なからず死亡したはずだ。敵だろうと味方だろうと撃墜は非常に不愉快な出来事である。「平和ボケ野郎が、戦争なんだから、敵が死ぬのはやむを得ないだろうが」という見方がある。
そういう考え方が戦争がなくならない原因だ。吾々は戦争であろうが敵であろうが人を殺せば、殺人だという、真っ当な感覚を維持したい。あいつは敵だから殺せという国家があるとすれば、吾々はその国家を相手にするべきではない。

航空戦は当初、日本が優勢であったが、その優勢も後半には覆される。

航空戦についても戦車戦と同様のことがいえるのだが、ソ連は量の面だけでなく質においても日本を大きく引き離していた。六月から七月初旬の時点では、ソ連のI-16戦闘機は日本の九七式戦闘機に太刀打ちできなかった。しかし八月攻勢の準備段階に、新型のI-16を導入している。胴体と風防の装甲を強化したこの新型に対して、九七式戦闘機の七・七ミリ機関銃でダメージを与えることは不可能だった。
p.209 スチュアート・D・ゴールドマン『ノモンハン 1939』

ソビエト・モンゴル側の死傷者が、日本・満洲側を上回っていた可能性が高いことを理由にノモンハン戦争は勝利だったという歴史修正主義者もいるが、実態は全般的に時が経つほど量と質において劣勢に立ち敗北を喫していた。しかし、関東軍は負けを認めようとせず、戦闘を続けようとした。現代の歴史修正主義者も関東軍と同じように80年前の負けを認めようとしない。関東軍は大きく国益(どうでもよいものだが)を損ねた。現代の歴史修正主義者も、本人たちは愛国者のつもりだが、結果的には国益を損なう哀れな者だ。





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Last updated  2019.08.09 20:28:07
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