Ogni giorno sara` sereno!

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町編 ~ Trieste・3日目AM

今日は中心地を離れて3箇所訪問~車は南へ、南へ。

グーグルマップで調べて印刷していったものの、やはり見知らぬ土地では勝手が分からぬもので
工業地帯なんかに入り込んだりして迷いながら、やっと到着したのがここ、 Risiera di San Sabba

trieste3a-1.jpg

幹線道路とか工場の近くにぽつっとある入り口を入っていくと、急に世界が変わったような静けさ。
右上の写真をご覧になって気づく方もいるかもしれませんが、
ここはオスカー受賞もした ロベルト・ベニー二の映画“La vita e` bella(ライフイズビューティフル)”
の撮影にも使用された
ところで、 1965年に国宝モニュメントに指定 されています。

上の写真右の右端が門から出てくる通路で、そこを通って左側の建物にある個室。

trieste3a-2.jpg

17もの扉がずらりと並んでいますが、1つ1つの中はとても狭い。
そして3段ベッドが両脇にあり、最大6名まで収容できたそうです。
この部屋の窓から見る外の景色・・・
・・収容された人たちは、どんな気持ちでこの空を見ていたのでしょうか?

そんな悲しい舞台で、我が息子たちは何も知らず、広い空間を走り回ってはしゃいでいます。
写真が前後しますが、門から入ってくる通路の途中、個室がある部屋の手前の部屋は
“cella di morte(死の小部屋)”
ここは、殺害される予定の人がその時を待つ間に入れられていた部屋・・・

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殺害方法はガス室だったり、銃殺だったり、火釜だったり。
この大きな火釜は、もともと米を乾燥させるのに使われていたところを改修し作られ
いっぺんに1000~1100人の人を入れ、一気に高温で焼かれたため、
1分もしないうちに死体は灰となったとか・・・

通路を出て右側は 展示室
数あるショーケースの中には、ここで収容されたり、殺害された人の遺品だったり、
家族にあてた手紙だったり、はたまた凶器であったり・・・
写真下右は、殴打して殺害するための器具。

trieste3a-4.jpg

ここに収容されていた人がここでの出来事を描いた絵もありました。
この縞々の制服は、ベニー二の映画で見た人も多いはず・・・
この展示室には子供たちは入らず(偶然なのか入りたくなかったのか)、
外で走り回ったり、持ってきたミニカーで遊んだりしていました。

快晴で真っ青な空とは裏腹に、当然ながら私たちの気持ちはちょっとグレー。
トリエステに行くと決まった時に私もダンナも真っ先に行きたいと思った場所、
来るだけの意味を再認識されてくれました。

残念ながら日本語はありませんが・・・ Risiera di San Sabba 公式サイト


町編 ~ Muggia へ続く♪



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