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それは「内科の先生というのは、糖尿病のメジャーな合併症である脳血管障害(脳卒中など)や虚血性心疾患(心筋梗塞など)には非常に敏感なので、糖尿病網膜症と内科の先生が興味のある大血管障害を絡めて紹介状の返事を書くようにすると良い。」ということでした。
具体的には、
糖尿病患者様では、経過観察開始時に網膜症がある場合には、網膜症が無い場合に比較して8年間の観察で大血管疾患を発症するリスクが約2倍になる。
同じく経過観察開始時に網膜出血がある患者様では、無い場合に比較して8年間の観察で冠動脈疾患を発症するリスクが1.6倍となる。
同じく経過観察時に軟性白斑(一般的に言って糖尿病網膜症の中期に出現)がある患者様では、無い場合に比較して8年間の観察で脳卒中を発症するリスクは2.4倍になる。
などのように、眼底所見の臨床的な意義を添えて内科へ情報提供をすることが大切であるという話で、非常に勉強になりました。
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