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私は色々な患者様にお会いできる外来診療が大好きで、毎日毎日仕事とは思えないほど楽しい日々を過ごしています。ただそんな楽しい時間の中でも常に気をつけていることがあります。今日はそれを列挙してみます。 1.患者様には必ず大きな声で元気よく挨拶をする。 2.全ての患者様を自分の身内と思って、「自分もしくは自分の家族がこの病気になったら、どういう治療をするのがベストか?」を考えて診察に当たる。 3.自分の力量を超えるような難しい状態の病気の患者様は、その病気を専門としている医師に適切な時期に迅速に紹介する。 4.セカンドオピニオンを求めて来院された患者様に対して、前に診た先生を非難しないようにする。(後から診る医者の方が情報が多くて圧倒的に有利) それでは、また明日も皆様の御来院をお待ちしています。
2010.04.14
欧米ではすでに2年前に発売され大評判となっている、次世代型1日使い捨てソフトコンタクトレンズのワンデーアキュビュー・トゥルーアイが、 いよいよ日本でも4月27日に発売となります。 このトゥルーアイどこが凄いのか、それは、 酸素透過性に極めて優れた素材である、シリコーンハイドロゲルを世界で初めて1日使い捨てタイプのソフトコンタクトレンズに採用したことです。 このワンデーアキュビュー・トゥルーアイは目に十分な酸素を供給できるので、従来型のコンタクトレンズに較べてはるかに安全です。 上の表のDk/L値というのがその酸素透過率なのですが、トゥルーアイは118、従来型のワンデーアキュビュー・モイストは33.3でしたから、酸素透過率はなんと3.5倍、まさに異次元の安全性 です。 当院でも、もちろん全国発売と同時にこのトゥルーアイの処方を開始します。より多くの方にこの「世界で最も安全なコンタクトレンズ」を体験して頂きたいと考えています。
2010.03.26
眼科に行くと、あご台にあごを乗せて診察を受けますよね。我々眼科専門医にとって最も基本的な診察道具であるこの診察台、スリットというのですが、ボタン一つで横からスライディングして出てくる仕組みになっています。 ところが昨日の診察中に突然この診察台が動かなくなってしまったのです。これがなければ眼科医はどうしようもありません。今日は昼休みに大阪から業者の方に来て頂いて緊急修理をして貰っています。(故障している間は仕方がないので手動で動かしていました。) 内部のワイヤーが断裂してしまっており、それで動かなくなっていたのでした。 私はまだ開業してから2年弱で、こんなに短期間でワイヤーが断裂するのは極めてまれということでしたが、当院はおかげさまで開業以来たくさんの患者様に御評価・御来院戴いていることもあり、ちょっと使いすぎだったのかもしれません。 ま、いずれにせよ修理完了したので、これで一安心です。あー、良かった。
2010.03.26
私が開業している八幡浜市には、毎日発刊される地元紙が2紙あります。人口40000人弱の市としては珍しいですよね。 両方とも読み応えがあるのですが、私は特にその内の「八幡浜民報」の大ファンで、4年ちょっと前にここ八幡浜にやってきて以来ずっと愛読していました。地元のフレッシュなニュースを鋭い切り口で取り上げており抜群に面白いのです。 開業して1年が経ったときに「そうだ、応援するために広告を出そう」と思いついてクリニックの宣伝を出していました。ただいつも同じ内容だったので、今回その広告を新しいデザインに変えました。 ところで、この広告には、 「ある秘密」 を隠してあります。 この後の八幡浜民報を見て頂くと分かると思いますので、地元の方は是非、広告の感想を聞かせてくださいね。
2010.03.24
この日記でも何度か取り上げている期待の緑内障の新薬、ザラカム配合点眼液ですが、ようやくサンプルを戴けました。 黄色いキャップで可愛い点眼瓶ですね。さて、さし心地はどうか、効き目はどうか、気になりますね。そこで早速試してみました。まずは点眼します。 くー、しみる!! これはしみます。他の緑内障薬に較べてかなりきますね。まあ1日1回点眼で便利なのでこれは我慢するしかないか、、、 さて、効き目のほうはどうだったでしょうか?今回は期待の大型新薬ということもあり、院長の私とスタッフ2名の合計3人がチャレンジです。 まずは私から、、、 眼圧15.5→11.0です。良く効いてますね。 次はスタッフのきみちゃんです。眼圧15.3→12.0です。まずまずですね。 最後は同じくスタッフのゴンちゃんです。 眼圧13.0→9.7でした。 ザラカム配合点眼液は4月発売予定です。実際の発売が楽しみですね。
2010.03.18
昨日、ソフトコンタクトレンズ洗浄液MPSについて書いたのですが、実はソフトコンタクトレンズの洗浄については、保管するレンズケースの取り扱いも重要です。 ここでレンズケースの使い方を改めて説明しましょう。 1.レンズケース内の消毒液を捨てる。2.水道水でケース、フタを十分に洗う。3.しっかりと自然乾燥させる。4.できれば同時に2つのケースを交互に使って、3の自然乾燥が徹底できるようにする。5.2~3ヶ月に一回は必ず新しいケースに交換する。 上に書いた中で、自然乾燥、ケースの定期的な交換、この2つは極めて重要です。なぜならケース内にはバイオフィルムと呼ばれるコートに守られた「細菌の巣」が出来やすいからです。 実は我々眼科専門医の間では、この「2週間以上タイプのソフトコンタクトレンズ」、「消毒液のMPS」、「コンタクトレンズケース」は、 「悪魔のトライアングル」 と呼ばれています。ソフトコンタクトレンズが毎日このトライアングルを回るうちに感染を起こすことがあり、メカニズム的にそれを0にすることが難しいからです。 解決策は 「1DAYタイプのソフトコンタクトレンズに替える」 のがベストで、簡単なことなのですが、コスト的にかなり高くなるので全ての患者様にお願いするのは難しいのが現状です。この「悪魔のトライアングル」、我々眼科専門医の悩みの種の一つなんですね。
2010.02.26
ヤフーのトップニュースに以下のような記事が出ていました。ちょっと引用してみます。 付け置きでは不十分=ソフトコンタクトレンズはこすり洗いをー厚労省 2月24日20時9分配信 時事通信 厚生労働省は24日、ソフトコンタクトレンズの消毒液は、レンズを漬けて置くだけでは殺菌効果が十分でないとして、こすり洗いなど適切な取り扱いをするよう呼び掛けた。 消毒液のうち、洗浄から保存まで1本でできる「MPS」については、国民生活センターが昨年12月、土壌などに生息し、角膜感染症の原因になる原生生物アカントアメーバの殺菌効果が低い商品があると発表した。 同省はMPSより効果が強い消毒液「過酸化水素消毒」と「ポビドンヨード消毒」についても、漬け置きだけではアカントアメーバを完全に殺菌することはできないとした。 消毒液にはこすり洗いが不要と説明されているものがあるほか、こすり洗いが必要とされているタイプでも、使用者が漬け置きで済ませるケースがあるという。 (引用終わり) 1DAYタイプの使い捨て以外のソフトコンタクトレンズを使用されている方は、上記のMPS(マルチ パーパス ソリューション=洗浄から保存まで1本でできる消毒液)を使用している方が大多数だろうと思います。 ↑ これらがそのMPSの代表的な商品ですが、どの商品も説明書に「こすり洗い」の必要性が書いてあります。 でも仕事で疲れていたりして、ついついそのこすり洗いをせずに消毒液に付けるだけになってしまった、という経験は誰にでもあると思います。もっというと「めんどくさいので、毎日付け置き洗いをするだけだった。それでも大丈夫だよね?」という方もたくさんいますよね。 ここで一つクイズをしてみましょう。 Q. ソフトコンタクトレンズをこすり洗いせずに、消毒液で付け置き洗いするだけにした場合、汚れ・細菌は何パーセントくらい取れるでしょうか? 1. 10%2. 30%3. 50%4. 70%5. 90% 答えは、、、、 なんと1.の10%なのです。 つまり、 MPSはこすり洗いをしないとほとんど汚れが取れない! ということなんですね。 昨年12月の国民生活センターの調査で一部のMPSの消毒力が弱いことが指摘され、その結果が新聞などでも大々的に報道されたことから、現在評価の高かった一部商品の売り上げが急増するという現象が起きています。具体的には、「レニューフレッシュ(≒レニュー マルチプラス)」という商品 が消毒力が強いと言われ、大人気となっているのですが、 一番大切なことは、 どのMPSを使うにせよ、こすり洗いをしなければその消毒力は絵に描いた餅 ということなのです。 なので、2週間以上タイプのソフトコンタクトレンズを使用の皆様、毎晩の確実なこすり洗い・すすぎをよろしくお願いいたします。
2010.02.25
以前この日記でも取り上げた次世代型緑内障点眼薬ザラカムですが、先週末大阪でこの目薬に関するシンポジウムが開かれたので参加してきました。 この4月にも発売になるであろう期待の新薬、ザラカム どんな薬なのかもう一度書いておきますが、1999年に登場して「緑内障治療を変えた!」と言われる名薬で今でも現役No1の薬であり続けているPG製剤(プロスタグランジン関連薬)のキサラタンと、1981年の登場以来キサラタンにその地位を奪われるまでトップの座に君臨し続け、今でも売り上げ上位をキープし続けている名作βブロッカー製剤チモロールの2剤の合剤です。 1日1回の点眼で、キサラタン(1日1回)とチモロール(1日2回)の併用と同程度の眼圧下降効果が得られることが臨床試験の結果証明されていますので、 本当に発売が楽しみですね。 ところで、2剤が1瓶に入った「配合点眼液」なんですが、実はこのザラカムだけでなく、7月頃にはトラバタン(PG製剤)+チモロール(βブロッカー)のデュオトラバ トルソプト(炭酸脱水酵素阻害剤)+チモロール(βブロッカー)のコソプト の2つの新薬も発売される予定です。特にコソプトに関しては、先行して発売されているアメリカでも効果抜群でベストセラーとなっている名薬であり、その発売が本当に待ち遠しいです。使ってみたい・患者様に喜んで戴きたいとの思いでうずうずしますね。 これらのお薬が出揃うと日本の緑内障点眼治療は大きく進化することになるでしょう。私も緑内障治療医として時代の進化に負けないように勉強を重ね、八幡浜地域の皆様に常に最新・最適・安全な緑内障治療を提供できるよう努力していきたいと考えています。
2010.02.23
さて、 たまには固く政治経済的な話題を一つお届けします。 先週、平成22年度保険改正があり、この4月から実施される新しい健康保険の点数が発表されました。病院で受ける検査・診察などの医療行為にはそれぞれ点数(その点数の10倍が価格)がつけられており、窓口ではその合計額の0~3割を保険の種類別に支払って戴くこととなります。 私は白内障手術を専門としているのですが、この白内障手術の点数は今まで12100点でした。最近の小児科・産科・外科・救急担当医などの不足・激務の解消のために、比較的楽とされている眼科や皮膚科の点数を削ってその予算を激務の科に回すという事前の方針があったので、この白内障の点数は今回かなり下げられるのではないか?という予想が多くありました。 ふたを開けてみると視力・眼圧などの眼科検査料の一部の点数が数%削減されましたが、白内障手術の点数は変化なく12100円のままでした。この点数には患者様の眼に入れる眼内レンズ(数万円します)、感染予防のために各々の患者様で使い捨てにするメスやナイフ類の代金も含んでいるので、実は今までも割りとギリギリで治療をしておりました。今回点数が大幅に下げられることになると、まさに「赤字覚悟」で手術に臨まなくてはならないところだったので(笑)、個人的には点数が下がらなくて良かったです。 この白内障手術点数の改悪問題(実際に過去にも点数は引き下げられています)が頻繁に話題になるのには理由があります。それは、 1.「白内障手術はすぐに済む簡単な手術だ!」、「白内障手術医はそういう簡単な手術ばっかりしていて、激務の外科医などに較べて御気楽なけしからん奴らだ!」というバッシングの論調がマスコミでは以前から支配的であること。 2.超高齢化社会を迎えた日本では必然的に白内障手術の件数が増加しており、この点数を削ると保険財政が楽になること。 などです。 このうち上記の1に関してだけはどうしても反論をしておきたいのですが、確かにうまくいった白内障手術は極めて短時間で済み、結果的に「簡単な手術だった」ということになるかもしれないのですが、私は現場で毎週手術をしていて「あぁ、白内障手術は簡単だなあ」と感じたことなど一度もなく、1例1例全身全霊を賭けて手術をしています。 何故かというと、大きな合併症が起こるような難症例が「突然に現れる」のが白内障手術だからです。例えば統計的に患者様の100人に1人はチン氏帯という水晶体をつなぐ部分が弱かったり外れたりしています。術前にはどうしても分からない場合が多く、手術を始めてから悪戦苦闘、ということが年に数回は必ずあります。 なので「白内障手術は簡単」というのは、我々白内障手術医の真剣勝負の戦いの結果であって、「やる前から簡単な手術というのは無い」というのが眼科専門医としての率直な感想なのです。 ま、何はともあれ、これからも安全な白内障手術を目指して頑張っていこうと思っています。
2010.02.16
当院に有名芸能人が登場しました。 とは言っても本人ではなく、等身大のポスターですが。(笑) これは国産コンタクトメーカーのシードさんの販売促進グッズの小栗旬さんです。女性ばかりの当院スタッフに大好評でした。今後院内のどこかに登場すると思いますので、よろしくお願いいたします。
2010.02.08
いよいよ近日中に、発売が熱望されていた新世代型の緑内障薬、ザラカム点眼薬が発売となります。 この点眼薬は、1999年に登場して「緑内障治療を変えた!」と言われる名薬で今でもNo1の薬であり続けているPG製剤(プロスタグランジン関連薬)のキサラタンと、1981年の登場以来キサラタンにその地位を奪われるまでトップの座に君臨し続け、今でも売り上げ上位をキープし続けている名作βブロッカー製剤のチモプトールの2剤の合剤です。 このザラカムには以下のような大きな利点があります。 1.2剤併用における不便さがなくなり、治療のコンプライアンスの改善が期待される。(要はちゃんと使用しやすくサボりにくいと言うこと) 2.1日1回の点眼で、キサラタン(1日1回)とチモプトール(1日2回)の併用と同程度の眼圧下降効果が得られることが臨床試験の結果証明されている。 3.価格も2剤併用の場合よりは割安な値段になると推測され、財布にも優しい。 まあ実際に薬が発売されてみないとはっきりとは言えない部分がありますが、非常に期待できる新薬ですね。私も発売を心待ちにしています。
2010.01.28
当院は患者様にいつでも気軽に受診して頂きたいとの思いから、外来では予約制は採用しておりません。そのため患者様から良く「外来はどの時間帯が空いているんですか?」という質問を戴きます。 外来が空いている時間帯というのは季節によってもかなり異なるのですが、寒い今の時期だと午前8時30分の外来開始から9時30分くらいまではまずまず空いています。検査までの待ち時間が10分を超えることはまずないだろうと思います。 午前10時前後になると急に混み始める事が多く、その混雑は12時まで続くことも多いです。 午後は当院は15時30分からなのですが、16時30分くらいまではかなり混雑します。ところが17時を超えるとほとんどガラガラとなります。なお外来終了は18時となります。 なので空いている時間としては、8時30分から9時30分、もしくは17時以降ということになります。 受診時の参考にして頂ければ幸いです。
2010.01.26
なんとなく目がおかしい、違和感がある、こういった漠然とした目の不快感で来院される患者様というのはたくさんいらっしゃいます。 診察させて頂くと、多くの方はドライアイ(いまや国民病!)や加齢による結膜弛緩症(白目の皮がだぶついて違和感の原因となる)によるもので、それぞれの症状にあった目薬を処方させて頂く事になります。 ところで、この「目の違和感の表現法」というのは本当に患者様によって色々あるんですね。良くある表現法としては、 ころころする、ごろごろする、チカチカする、チクチクする、しょぼしょぼする、目の奥が痛む、あたりなのですが、 珍しいものでは、イライラする、カスカスする、シバシバする、シュパシュパする、ワジワジする、などがあります。 私は以前鹿児島県で眼科外来診療をしたことがあるのですが、その時にお買い物をして大きなレジ袋を持ったおばあさんが診察室に入ってきて、 「目がスパスパする」 とおっしゃったので一瞬 「スーパーでの買い物と関係あるのかな?」 と思ったのですが(笑)、実は鹿児島県のその地方では目の違和感を「スパスパ」と表現するようで、その後同じ表現を使う方がたくさんいらっっしゃいました。 このように「目の違和感の表現法」は地域性もあり、非常に奥深くて面白いですね。
2010.01.13
新年明けましておめでとう御座います。今年も進化の激しい眼科医療のスピードに負けないように毎日の勉強を欠かさず、全国レベルの眼科医療をここ八幡浜地域の皆様にお届けできるように頑張ります。 学会出張による臨時休診で皆様に御迷惑をかけることがあるかもしれませんが、常に最先端の臨床水準・研究を学び続けることは眼科専門医として非常に大切なことですので御了承下さい。 なお、新年は本日1月4日より通常診療を開始しております。(白内障手術は明日1月5日からです) それでは皆様、今年も にしわき眼科クリニック をよろしくお願い申し上げます。
2010.01.04
今日は定期的にお願いしているクリーニングの日です。 一日かけて、プロの業者の方にクリニックの中も外もピカピカに磨き上げてもらいます。 明日からはいつも通り院長の私とスタッフが、ピカピカの元気&笑顔で皆様のご来院をお待ちしております。(笑)
2009.12.23
ある患者様の、 これが右目です。綺麗な瞳ですね。 そして、 これが左目です。こちらも美しい瞳ですね。 ところがこの2つの目、ちょっと何かが違うのです。お分かりになりますか? 実は、、、、、、 右目は義眼なのです。! 義眼というのは、 健康な目に合わせて虹彩(茶目)や結膜(白目)の大きさ、色、模様をほぼオーダーメイドで忠実に再現しており、その精度は驚くほどです。私も診察用の顕微鏡で目を診せて頂くまで義眼であることにまったく気づかないこともあります。 自分が研修医の頃には、義眼の患者様の眼圧(目の血圧)がどうしても測れなくて、先輩の先生に「大変です。この患者さん、眼圧が高すぎて測れないんです!」と大騒ぎして相談して、「馬鹿っ、この方は義眼なんだよ。測れるわけないだろ。」と怒られたこともありました。 そのくらい義眼というのは良く出来ている んですね。
2009.12.17
毎年この時期はタウンページへの広告掲載の原稿をやり取りする時期なのですが、 その広告の内容で悩んでいます。 前回は初めてのタウンページへの広告掲載ということで、 頑張って2分の1ページの大きな広告を載せたのですが、タウンページへの広告はやはりその効果・知名度・配布先の多さもあり非常に高額なんですね。そのため、今回は金額と効果の面からのベストバランスを探りたいということで、「サイズを小さくしてその分カラーを入れるようにしようかな?」と考えて、NTT電話帳の担当者の方に何パターンかの新しい原稿をお願いしていました。 順番に見ていきましょう。 これは4分の1ページサイズのフルカラーバージョンです。綺麗で分かり易いですが、去年のモノクロの2分の1サイズと料金は同額となります。 これは6分の1ページバージョンです。このくらいでもいいかな? これは、ちょっと小さすぎるかな? うーん、悩みますね。NTT電話帳の担当者の方ともう少し相談しながら最終決定したいと思っています。
2009.12.11
この1週間くらいで「目のかゆい」いわゆる花粉症症状の患者様がたくさん来院されています。目の状態を診せて頂いても花粉症そのものです。患者様にお伺いすると、共通しているのが「元々スギアレルギーがある」ということです。 スギ花粉は一般的には2月ごろから飛ぶのですが、12月にも「春に咲くはずの花が気候が似ていて間違って」咲いてしまい、それであわてんぼうの花粉が飛んでしまうことあります。 八幡浜のスギの花はおっちょこちょいが多いのかもしれないですね。
2009.12.08
本日の昼休みにスタッフが国道に面した外壁にイルミネーションを追加してくれました。 これが夜になると、、、、 なかなか綺麗ですね。やっぱりこの時期のイルミネーションは風情があっていいですね。
2009.12.07
いよいよ明日から12月ですね。当院では今日からクリスマス・イルミネーションを開始しました。 これで準備完了です。夜になると、、、、、 スタッフの尽力で綺麗に仕上がったと思います。イルミネーションのアイテムは毎年少しずつ増やしていきたいと思っています。
2009.11.30
当院ではFAXの送受信、カラーコピー、カラー印刷などは今まで この家庭用のFAXを使用していました。これは開業時に色々な家電製品と一緒に私が買ったもので特に問題なく動いてはいたのですが、やはり家庭用なので、処理スピードが遅過ぎる、印刷があまり綺麗でないという問題点がありました。 そのため業務用のデジタルカラー複合機の導入をしばらく前から検討していたのですが、色々なメーカーのものを比較検討した末に、 このシャープ製の機械を導入しました。画像が美しく処理速度も速くてとっても快適です。患者様への目の状態の説明用の画像印刷にも使っていくので、より分かりやすく更に御納得頂ける外来診療につながるのではないかと期待しています。
2009.11.26
段々と年の瀬が近づいてきましたね。当院の待合室は早くもクリスマスモードへ衣替えしています。 12月には外壁のクリスマス・イルミネーションも予定しています。イルミネーションの内容も、昨年よりももっと素敵で小粋なものにしたいと思っています。
2009.11.25
壁面緑化を目指してツタを植え、その上に2階までのワイヤーを作っている当院の側面ですが、 なかなか伸びてこない上に、重力に負けて下に横に迷走し始めています。 うーん、壁面緑化が完成する日は遠そうですね。
2009.11.12
かなり進行しないと自分自身では気づくことができず、「なんだかおかしい」と眼科に来たときには手遅れで失明寸前だった!という悲劇が今でも後を絶たない恐ろしい病気、緑内障。 この緑内障が「なぜ早期発見できないのか?」については以前の日記で書いているので良かったらご覧になって下さい。↓ http://plaza.rakuten.co.jp/nishiwakiganka/diary/200906090000/ さて、この困りものの病気緑内障なんですが、「自分自身では絶対に自覚できない初期のうちに簡単に発見できる患者様用のチェックシート」をファイザー製薬のMRさん(営業の方)が持ってきてくれました。 くるくる回して4つの生き物の内の1つでも消えると緑内障の疑いがあります。 早速スタッフと私で試してみたのですが、 やり方も簡単ですし、しかもゲームっぽくて楽しい、非常に良く出来たチェックシートでした。スタッフのみんなへの受けが良かったので味をしめた私は、 近くの馴染みのごはん屋さんにこのシートを持って行き、お店にいた常連のおいちゃんたちにもやって貰いました。 おいちゃんたちも「おぉ、これは面白い。やばい動物が消えた! あっ、また見えた。大丈夫だー」と大盛り上がりです。 なかなか使えるシートですがくるくる回すのがなかなか難しいです。そこで当院のスタッフが簡単に回せるように加工してくれました。 これを待合室の壁に掛けて置いておきますので、皆様も御来院時にはぜひ一度チェックして見てくださいね。
2009.10.31
当院は外にオリーブとツタを植えています。 やはり緑が多いのはいいですからね。 そしてこれがその内側の当院の待合室です。 ところが昨日この待合室の片隅を見ると、、、、、、、、 外のツタが待合室内に侵入しています。! なんという生命力でしょう。建設会社に確認すると「空気の入れ替えのためにわずかに隙間を開けているのでそこから侵入したのでしょう。引っこ抜いてもらったので問題ありません。」ということでしたが、かなりびっくりしました。 皆様も御来院時にもしもツタが侵入しているのを発見したら、ぜひスタッフか私に教えて下さいね。(笑)
2009.10.25
夜空に星座があるように、眼にも星座(?)があります。 この方は良く見ると、 眼が雪だるまです。 次の方は、 眼がハート型です。 このように目の形というのは様々で、色々な星座(?)を発見することがあります。我々眼科専門医の密やかな楽しみの一つですね。
2009.10.24
お料理、特に揚げ物などをしていて天ぷら油が眼に入りかけたことはありませんか?高温の油が眼に入ったらどうなってしまうのかちょっと心配ですよね。 ところが人間というのは良く出来たもので、現実にはなかなか油が眼に入ることはありません。危険を察知して瞬間的に眼を閉じるので、「眼に入った!」と思っても実際はまぶたに油が当たっただけということが多いんですね。 先日もある患者様が「天ぷら作っていたら揚げ油が目に入った。滅茶苦茶痛いので飛んできた」といって来院されました。私が「意外と本当に眼に油が入ることはないんですけどね。良く診せて頂きましょう」と拝見すると、、、、、、 油、本当に眼に入っていました。ちょっと珍しいですね。上の写真で緑色に丸く変色している部分がそうなのですが、高温の油が当たって黒目(角膜)に炎症・点状の細かな密度の高い傷に加えて一部上皮欠損を起こしています。黒目は非常に敏感な部分なので、このくらいの傷でもかなり強い痛みが出ることがあります。 目薬と眼軟膏を処方して本日再診して頂いたのですが、 ほとんど治っていて私もホッとしました。 このくらいの傷だったらすぐ治るには治る訳ですが、かなり強い痛みが出るのは事実なので、皆様も料理中には油が目に入らないように十分注意してくださいね。
2009.10.19
国道に面した当院のサインの下に梯子がかかっています。 これから作業が始まります。 これは??? 実は、当院内の「えどおかコンタクト」の告知サインの新設作業でした。 プロのデザイナーの先生にお願いし、バランスよくすっきりと仕上がったと思います。 秋を迎え、装いも新たになった「にしわき眼科クリニック」をこれからもよろしくお願い致します。
2009.10.03
夕方仕事が終わって診察室でほっと一息ついていると、受付の方でスタッフの皆がなにやら騒いでいます。ちょっと覗いてみると、 患者様が会計時に500円札をお出しになり、それが珍しいというのでみんな盛り上がっていたのでした。私ももう何年も実際に目にすることはなかったですし、本当にレアですね。 私が思わず、「わぁ、500円札なんて久々に見た。子供のころ以来だなあ」と感想を漏らすと、 傍にいた若いスタッフがポツリと、 「私は生まれて初めて見ました。」 というのでびっくりしました。 そうか、若いスタッフは500円玉しか知らないんですね。わたしもまだまだ若いつもりでしたが、20代のスタッフとのジェネレーション・ギャップを痛感させられる出来事でした。(笑)
2009.10.01
大抵月に2,3回は患者様から質問されるのが、上記の「コーヒーが緑内障に悪いって本当なの?」という質問です。似たような質問に「お茶を飲み過ぎると緑内障に悪いの?」、「水分・お茶・コーヒーの飲み過ぎで緑内障になるの?」といったものもあります。 今日は、これらの質問にまとめてお答えしましょう。 まずなぜこのような質問が良く出てくるのかなんですが、数十年前までは「緑内障患者さんは水分・コーヒー・刺激物は絶対ダメです。厳しく制限しましょう」というようなことが眼科の教科書にも書いてあったり、広く雑誌やテレビでも言われていたようです。 また現在でも今でも一部のメディア、特に健康食品業界などに顕著なのですが、「コーヒーは絶対にダメ、代わりにこの最高品質のブルーベリーのサプリメントを!」などと言うような、患者様を脅かして不安を煽って商品を買わせようという悪趣味な宣伝方法を採用しているところがあり、それが今でもこの手の質問が絶えない原因になっているのだと考えています。 では次にコーヒーやお茶の何が緑内障に悪いのでしょうか? 答えはこれらに含まれる 「カフェイン」 です。カフェインに眼圧上昇作用があることは古くから知られており、カフェインの取り過ぎが緑内障に良くないことは事実なのです。 ただここで問題なのは「どれだけカフェインを取れば眼圧が上がるのか?」ということです。2005年にオーストラリアで3654名を対象に行われた大規模で信頼性の高いスタディによると、「一日にカフェインを200mg以上摂取した人の平均眼圧が19.5であり、200mg以下の人の17.1に対して有意差を付けて高かった」とあります。 ということは、一日に摂取するカフェイン量を200mg以下にしておけばほとんど問題はない ということです。食品に含まれるカフェイン量は一杯あたりで、 緑茶30~50mg、紅茶50mg、インスタントコーヒー60mg、豆から挽いたコーヒー100mg、コカコーラ1缶(350ml)35mgくらいですので、緑内障のある方は「インスタントコーヒーなら1日3杯まで」くらいのことに気をつけられたら十分かと思います。 眼科専門医の立場からすると、 「緑内障だからと言ってコーヒー摂取に過度に神経質になる必要はない。ブルーベリーの高価なサプリメントもいらない。そんなことより毎日きちんと緑内障の目薬を点すことに神経を使って。」 と考えています。
2009.09.24
待合室の一角に設置し、皆様から大変ご好評を戴いているティーサーバーですが、 新ドリンクが登場しています。 秋にさわやかな、「リフレッシュウォーター グレープフルーツC」です。カロリーゼロでヘルシーなドリンクです。私も実際に飲んでみましたが、 なかなか美味しかったです。 期間限定となるかもしれませんので、皆様も御来院時にはぜひ飲んでみてくださいね。
2009.09.19
診察までのつまらない待ち時間、少しでも快適に過ごして頂くために当院ではティーサーバーの設置やあめ玉サービス、多様なジャンルの最新の雑誌の提供、50インチ大ディスプレイによる面白いDVD上映など、様々な工夫を凝らしています。 今日はそんな待合室の様子を少し御覧戴きましょう。 最新のマガジンラックの状況です。 雑誌では、「愛媛こまち」、「タウン情報まつやま」あたりの地元紙が人気が高いようです。また皆様のご要望にお応えして究極の地元紙ともいえる、 「八幡浜民報」も定期購読を開始してマガジンラックの下部に置くようにしました。deepな八幡浜の情報が満載でとっても面白い新聞ですね。 待合室の大型ディスプレイでは普段はニュースなどのテレビ番組を流していますが、その時々の患者様の年齢層などを考慮して、例えばコンタクト希望の若い患者様が多いときなどには、 お笑いのDVDを流している場合もあります。(笑) もちろん患者様をお待たせしないのが一番良いのですが、一人ひとりの患者様を丁寧に診察させて頂いているためどうしても待ち時間が長くなってしまう場合もあります。そのため、これからも少しでも快適な待合室環境を作れるように、努力していきたいと思っています。
2009.09.18
眼科の世界というのは極めて進化が早く、手術方法にしても検査機械にしても常に少しずつ改良されどんどん良くなっていっています。 今日はそんな中、カールツァイス社というところの「IOLマスター」という、白内障の手術前検査で使う新型の機械(眼の長さを計る機械)をデモで借りることができました。これから2週間だけですが実際に使用していきます。 カールツァイスの担当者の方に来て戴いて、使い方の説明を受けています。とってもわかりやすい説明でした。有難う御座います。 実際に使用した感じでは、従来の機械よりも精度高くかつスピーディに計測できる感じです。 かなり高価なので実際にこの機械を当院で購入できるかは分かりませんが、今後とも必要な設備投資は欠かさず、常に最新鋭の検査機械を揃えて皆様の御来院をお待ちしております。
2009.09.17
ウェットティッシュ、あぶら取り紙、手鏡、ポーチ、綿棒、石鹸などなど、、 いったいこれはなんだと思いますか? 実は、当院内の(株)えどおかコンタクトが、コンタクトレンズの新聞折り込みチラシを配布することになり、「購入時にチラシ持参で粗品プレゼント」するために、各コンタクトメーカーにお願いして戴いた粗品の数々なのです。 当院ではコンタクトは、(株)えどおかコンタクトで販売していますが、開院2年目を迎え取り扱うコンタクトの種類も増えて充実してきました。価格も松山の量販店には敵いませんが、なるべくお求めやすい合理的な価格をこれからも目指していきたいと考えています。
2009.09.10
車の石跳ねでクリニックの側面のガラス壁が割れてしまい、修理をしてもらっています。 当院は八幡浜市のまさに中心地に位置しており、車の往来が激しいためどうしてもこのような細かいトラブルが出てきます。 これからもクリニックの隅々まで気を配り、常にピカピカの状態で皆様の御来院をお待ちしています。
2009.09.03
現在緑内障の治療では「プロスタグランジン関連薬」という系統のお薬を第一選択薬として使います。眼圧(眼の血圧)を下げる効果が一番強いからですが下に示すのがその代表的な薬(プロスト系)です。 上の写真の中で、左端の 「キサラタン点眼液」 が発売されたのが1999年、この薬の登場が緑内障治療を劇的に変えたといわれる、当時まさに画期的な新薬でした。ちなみに私が眼科医になったのも1999年のことで、それで我々は「キサラタン世代」と呼ばれています。 キサラタンはあまりに画期的なお薬だったためにその後何年もライバルが現れませんでした。数年前からようやく「トラバタンズ点眼液」、「タプロス点眼液」という同系統の薬が発売されたのですが、その薬の効果はキサラタンとほぼ同等で、「もっと眼圧の下がる」キレの良い薬の発売が望まれていました。 10月第一週に 「ルミガン点眼液」 という新薬が発売になるのですが、 この薬は前述の「キサラタン」に対して有意差を付けて眼圧が下がるというデータが出ています。 簡単にいえば 「過去最高の効き目の薬」 ということです。その理由を下の図に示していますが、分かりやすく言えば 「患部に直接ガツンと効く」 ということになります。 ただ、良いお薬には当然副作用もあります。このルミガンは今までの薬よりも 強烈に目が充血する と言われています。早速当院のスタッフにお願いして実験してみました。 右目だけにさしたのですが、 明らかに左目 より強く充血していますね。ただ、肝心の眼圧の方は、 13.7→8.7と確かに良く下がっています。これは期待できそうですね。! この期待の新薬、ルミガン点眼液、発売と同時に当院でも採用します。少しでも緑内障患者様の不安が減ってくれたらと思いますし、私も発売を心待ちにしています。
2009.08.21
私のクリニックでもお盆休みを戴いていましたが、本日より通常診療を開始しました。明日からは白内障手術も再開します。今日は外来診療が終わってからもずっと手術の勉強をしていましたが、お盆休みでリフレッシュしたのでいつも以上に気合を入れて、手術・外来診療とも頑張っていこうと思っています。
2009.08.17
目にゴミが入ったら皆様どうされますか? まず目をこすって取ろうとしたり、それでも取れなければ洗面器に水を張って目を洗ったりしますよね。それでも取れなければ? 眼科を受診されますよね。 今日は 「みかんの摘果をしているときに何かゴミが目に入って、 洗っても何しても取れない」 という訴えで患者様が来院されました。 この摘果というのは「実が小さいうちに取ってしまい、果実の数を制限することにより,1つづつの果実により多くの栄養がいき届くようにし、外観の美しい果実、適当な大きさの果実を残すようにすること」なのですが、私のクリニックのある八幡浜エリアは全国有数のみかん産地で今がその摘果の最盛期ということもあり、作業中にゴミが入って受診される方が後を立ちません。 患者様は強い目の痛みを訴えて苦しんでおられます。早速目を拝見すると、 確かに目に黒いゴミが入っています。ピンセットで軽くつかんで引っ張ってみてもなかなか取れません。良く見てみると、、 なんと、ありんこでした! 足を白目(結膜)に深く刺して落ちないようにしがみついたまま絶命しています。なので、洗ったくらいでは取れなかったんですね。 このように、実は目の中というのは色々なものが入ります。洗っても取れない場合は今回のようなこともありますので、是非お近くの眼科専門医を受診されてくださいね。
2009.08.08
コンタクトレンズにはソフトタイプとハードタイプがあるのですが、現在ではソフトタイプが主流となっています。ただ、今から20年程前にはソフトタイプは角膜(黒目)への酸素透過性が十分ではなかったこともあって、ハードコンタクトレンズを処方されることが多くありました。 そのため、その頃からずっとハードコンタクトレンズを使用されている患者様が一定数今でもいらっしゃるのですが、実はこのハードコンタクトレンズ、長期間装用をし続けると目に色々なトラブルを起こすのです。 この写真の患者様は現在30歳代後半なのですが、10歳代半ばから25年近くハードコンタクトレンズを使用し続けたことにより、まぶたを上げる筋肉(挙筋腱膜)が機械的な損傷を受けて、まぶたが上がらなくなる眼瞼下垂という状態になってしまいました。写真だけでは分かりにくいので下に図解してみますね。 また、ハードコンタクトレンズは常に目の中で動き回り特に左右に動くのでそれが慢性的な刺激となり、黒目の横に盛り上がりを伴う瞼裂班(けんれつはん)という病気を発生することも多くあります。 こういったことがあるため、よほど近視や乱視が強くてハードコンタクトレンズでないと視力が出ない方を除き、最近ではハードコンタクトレンズを処方することは極めて稀になってきています。 長年ハードコンタクトレンズを使用している方で上記のような症状が出てきている方は、可能ならばソフトコンタクトレンズ・眼鏡への変更をした方が安全なので、近くの眼科専門医で是非相談されてみてください。
2009.08.07
我々人間は外界からの情報の80%を目から手に入れていると言われており、だからこそ目はとても大切なわけですが、その目の真ん中に開いているのが瞳孔です。この瞳孔なんですが、動物によって形が違うことは割りと知られていません。 (眼科セカンドオピニオン 銀海舎 P53より) 我々人間が真ん丸なのは皆様ご存知でしょうが、ヒキガエルはなんとハート型なんですね。 ネットを巡回していると、なんと 「ハート型の瞳孔を持つ猫」 もいました!。 ただ残念ながらこの猫は「エイプリルフール用の合成写真」だったようなのですが(私は本物かと思ってかなり驚いていたのですが)、 実は 人間でも「ハート型の瞳孔」を持つ方が存在する のです。 これはある患者様に検査のために散瞳薬という目薬を入れたところなのですが、上方の虹彩(茶目)の一部がその後ろの水晶体とくっついている関係で、偶然「ハート型」になっています。 患者様に「目がハート型になっていますよ」とこの写真をお見せしたら大変喜んで頂いたのですが、とっても珍しいものが見れて私も嬉しかったです。こういった様々な楽しいことがあるので私は外来診療が大好き なんですね。
2009.08.04
当院も開院2年目を迎え新しいことにチャレンジということで、良い場所があればクリニックの案内看板を立てようと思い候補地を検討してきたのですが、その第一号の看板が八幡浜市の某所に立っています。 ちょっと分かりにくいのでアップにしてみます。 うーん、どうでしょう? 皆様も、もし現物を見かけたら是非感想を聞かせてください。
2009.08.03
しばらく前に休みの日に散歩をしていると多目的広場でおばあさんたちがクロッケーをしていました。何の気なしに眺めているとそのうちの一人がベンチに座り目薬をさし始めました。「うまくさせるかな?」と気になって見ていると、おばあさんは目薬を滝のように流し、そのほとんどは目じりから下の地面にぽたぽたと落ちていました。 外来ではいつも患者様に説明はしているのですが、 目薬は一回に一滴させば十分です。 目薬の一滴は50マイクロリットル(1ミリリットルの20分の1)なのですが、私たちの結膜嚢(眼の中の目薬を貯めるところ)の大きさは30マイクロリットルしかないのです。つまり目薬は一滴で十分効くようにできているのです。 目薬が目の周りにこぼれると皮膚のかぶれの原因となったり、からだ全体への副作用がでることもあるので注意が必要です。 目薬を一回にたくさんさすことのメリットはただ一つ、 薬が早くなくなって製薬会社が喜ぶ ことだけですので(笑)、皆様気を付けてくださいね。
2009.07.30
若い女性で美容目的で一重瞼を二重瞼にするためにアイテープいわゆるアイプチをしている方が割りといらっしゃるのですが、 このアイプチ、実は割と危険なものなのです。具体的には、 1. テープの接着剤の成分がまぶたの皮膚を刺激して、アレルギー反応がおこり、かゆみや強い炎症を起こすことがある、ひどい場合には皮膚が固くなってくることもある。 2.目を完全に閉じることができないので、ドライアイなど他の目の病気につながることがある。 などの危険があります。我々眼科専門医からすると「アイプチは禁止!」といいたいくらいなのですが、若い女性の美にかける執念はすごいものがあり、アイプチ愛用者が減ることはなかなかありません。男性の方でアイプチをしている人はさすがにみたことがないですけどね。(笑)
2009.07.16
プールの楽しい季節になりましたね。ただこの時期ははやり目(ウイルス性の急性結膜炎)が多い季節でもあるので、我々眼科専門医にとっては気の抜けないシーズンでもあります。 このはやり目に直接効く目薬というのは意外なことに実はないのですが、補助的に他の感染を起こさないようにばい菌避けの目薬や炎症を抑える目薬を使用します。患者様自身のウイルスに対する自然の抵抗力で7~10日で自然治癒することがほとんどなのですが、症状が治まってきた頃に角膜(くろめ)の表面に、小さな濁りが出てきて視力低下や眩しさが残ってしまうことがあります。 このような状態になると、濁りが取れてくるまでステロイドという系統の目薬を使って治療しないと視力が回復しないことがあります。 なので、皆様も「はやり目」と診断された場合は、自分で「もう治った」と思っても眼科医が「もう大丈夫」というまでは診察を受けてくださいね。
2009.07.16
開業2年目を迎え、当院の広告がようやくタウンページに掲載されました。昨年のタウンページには時期の関係で出せなかったのでホッとしています。やはりタウンページを見て受診する病院を決める患者様も多いですからね。 初めての掲載ということもあり、頑張って2分の1ページの大きな広告を出しました。ただ値段は目が飛び出るほど高かったです。 (最初値段を聞いたとき「あれ?わりと安いな」と思ったらその値段は一か月分の料金だった)ので来年以降は大きさがもっと小さくなるかもしれないです。(笑) 皆様もタウンページで広告を御覧になったら、是非感想を聞かせてください。
2009.06.19
40歳以上の日本人の20人に1人はかかっているとされ、しかも8割の方が未治療と言われる 「なんだか怖い。治らない。失明する」というようなイメージのある病気、緑内障、この病気はなぜ恐れられているのでしょうか?今日はちょっとこの問題について考えてみたいと思います。 まず緑内障とは「眼圧(眼底血圧)がその人にとって高いことで目の神経が壊され、その結果として視野の中に見えない部分や見えにくい部分が出来てくる病気」です。 この緑内障による見え方を表す図としてパンフレットなどには、 よくこのような説明図が載っています。「こんな風に見え方が欠けてくるなら誰でも気付くだろ?」と思われますよね。でも本当はこんな見え方になるのではないのです。 上の図では道路に飛び出してしまったボールを拾おうとして、車の陰から子供が2人飛び出してきています。正常ならこのように見えるのですが、もしも緑内障があると、、、、、、 車と子供達が消えてしまっています!これではなぜ道路にボールがあるのか全然分かりませんし、もしこのような見え方の人が車を運転していたとすると、子供達を車で跳ね飛ばしてしまうかもしれないですね。 緑内障が進行すると見え方は次のように変化していきます。 お解り戴けたでしょうか?実は緑内障というのは自分ではなかなか気付けない病気なのです。だから恐ろしいのです。どういうことか別の角度から説明しましょう。 我々の頭というのは物凄く良く出来ています。そのため視野が欠けてしまっても、頭で補正することが出来るのです。上の図では本来見えていないはずの花びらがなんとなく見えるように感じるのです。 そのためよほど末期の緑内障にならない限り、この病気には自分で気付くことができない、気付いて我々眼科専門医のところに駆け込んできたときにはすでに失明寸前で手遅れ!という患者様が今でも多くいらっしゃるのです。 そういう悲劇的なことにならないよう、 40歳を過ぎたら一度は眼科専門医を受診して緑内障がないかどうかチェックしてもらう ことが極めて大切なのです。特にご両親や兄弟に緑内障の方がいらっしゃる場合、緑内障の有病率は20~30%にもなりますので、そういった方はすぐに受診されて下さいね。
2009.06.09
5月30日(土)の午後から31日(日)にかけて香川県高松市で行われた、眼科医トレーニング講座(日本を代表する眼科医12人による40分×12コマの集中講義)の「四国EYEランドセミナー」に参加してきました。 私のクリニックは土曜日は12時までの診察で、クリニックから高松市までは230キロ、セミナーの開始時刻は午後3時ということで、診察終了と共に車に飛び乗って香川を目指します。絶対に3時に間に合うぞ。。。。 あぁ、いけません、どうしてもお腹が空いてしまい、途中の「さぬき豊浜SA」でうどんを爆食いです。めちゃうまい。 すぐにお腹が空くのが私の最大の欠点なんですね。思えば愛媛大学医学部附属病院眼科の研修医だった頃も「早弁」をしていて先輩に良く叱られたものでした。人間変わらないですね。 案の定セミナーに遅刻です。ただ幸いなことにセミナーの2コマ目には間に合いました。 医学の世界というのは進化が激しく、 「変わっていないようで常に少しずつ進歩」しています。そのため常にアグレッシブに勉強をしていないとあっという間に置いて行かれ、時代遅れの患者様に迷惑をかけるような医療行為をしてしまうことになってしまいます。 私はそのようなことがないように、5年間で100単位、年間では20単位取ればいいとされる眼科専門医の更新資格(このような勉強会や学会に参加することで得られる)を、その倍の「年間40単位」取ることを自らに課しています。普通の専門医の最低でも2倍は勉強をし、八幡浜地域の皆様に全国レベルの安心な眼科医療を提供できるように頑張っていきたいと思っています。
2009.05.31
私たちのクリニックでは日々常に掃除を徹底し、清潔で快適な院内環境整備を心掛けていますが、それに加えて定期的にプロの掃除屋さんにお願いしてエアコンクリーニング・ガラス拭き・床ワックスも施行しています。 5月は本日を含め2回に分けて院内を綺麗にクリーニングして貰いましたので、現在待合室を筆頭に院内はピカピカです。もちろんスタッフも院長の私も、いつも通りピカピカの元気&笑顔で患者様をお待ちしております。(笑)
2009.05.30
当院の待合室の一角にティーサーバーを設置しています。 4種類のお茶+八幡浜の美味しいお水が飲める優れもので患者様からも大変ご好評を戴いているのですが、実はこのティーサーバーにはちょっとした秘密があります。それは、、、、、、、、、、、 「ボタンをずっと押しっぱなしにすると濃いお茶が出る」 のです。濃いお茶が好きな方は是非試してみてください。 またこのお茶の内容は定期的に見直しています。以前はほうじ茶が入っていたのですが、不人気だったため今は玄米茶に入れ替えました。幸いこの玄米茶は好評のようです。
2009.05.28
目のかゆーい花粉症、スギによる春先だけのものと思われている方が多いですが、実はわりと年中あります。今の季節だとヒノキ、カモガヤなどが原因となります。 私のクリニックのある四国だと、こんなものも原因になったりもします。 また一昔前は小さいお子さんには花粉症が少なかったのですが、最近ではほんの2、3歳くらいでも花粉症の症状が出る場合もあります。日本がどんどん清潔になってきたことと関係しているなどという説もありますが、本当の所は良く分かっていません。 ちなみにこの花粉症、「それまでなんとも無かったのにある日突然発症する」ことがあります。私はこの現象を、 「恋と花粉症は突然訪れる」 と患者様に説明しています。(笑) まあいずれにせよ今は良いお薬がたくさんありますので、よほどのことがない限りは来院戴ければ症状は改善します。ご心配なく。
2009.05.26
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