のんびりライフ in NY

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Jul 11, 2006
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カテゴリ: 映画
Door in the Floorドア・イン・ザ・フロア

John Irvingの小説「A Widow for One Year未亡人の一年」の
前半部分を映画化した作品。
原作は、3章に分かれてるけど
映画で描かれてるのは、1章目です。

有名な児童文学作家のテッド(ジェフ・ブリッジス)は
East Hamptonに妻マリアン(キム・ベイシンガー)
4歳の娘ルース(エル・ファニング)と暮らしている。
精神的に深い傷を負い心を閉ざしてしまったマリアンに

作家志望の高校生エディ(ジョン・フォスター)が
運転手が必要なテッドの助手として一夏を過ごす事となるが・・・

主人公の作家テッドは、アーヴィング自身がモデルだそう。
俳優たちの演技が素晴らしい。
エル・ファニングはダコタ・ファニングの妹だそうで名女優姉妹。
キム・ベイシンガーの氷のような表情が切なくて
美しい景色の映像も、悲しみに染まっているよう。

ジェフ・ブリッジスは、画家でもあるらしく?
作品中の絵は、実際にJ・ブリッジスが描いたものらしい。
アーティスト役がハマっていて
朗読シーンもいい味を出してました。


別々の方向で喪失感を埋めようとして
どんどん離れていってしまう二人。
ドロドロした感情の表出にならず
消えない心の痛みが静かに描かれています。

印象的なセリフやユーモアのエッセンスを交えて

テッドとマリアンの関係にもリンクしているタイトル
意味深なラストシーンやエンドクレジットも
深い余韻でじ~んわりきました。

映画タイトルのDoor in the Floor(床の上のドア)は
劇中に登場するテッドが書いた児童書のタイトルで

誰の人生にも開けてはならない闇への扉が床下に存在し
その扉を閉めたままにしておきたいと願うが
扉を開けないといけない時がある との意が込められています。





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最終更新日  Jul 13, 2006 02:08:10 PM
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