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のぽねこ

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2006.01.22
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レタス・フライ

~講談社ノベルス~

「ラジオの似合う夜 A radiogenic night」
 ある小国に出張に訪れることになった私。以前、その国から日本にきていた知人の女性に、案内をしてもらう。私は、その国で過去に起こっていた二つの事件の話を聞く。一つ目は、強盗事件。犯人はまず一人に違いないのだが、金庫には犯人の指紋とは異なる、しかも新しい指紋がついいてという。二つ目は、蒸気機関車の殺人犯。乗客を殺しながらお金を巻き上げていった犯人が、消失したという。そして、私も新たな事件に立ち会うことになる。新しくできたばかりの美術館の、壁に穴があけられていたのだった。
「檻とプリズム A prism in the cage」
 幼い頃から、彼のことを尊敬していた僕。しかし、彼に興味をもつらしい彼女が、僕に近づいてきた。最近起こっている少女連続殺人事件と、彼を結びつけるように語る彼女にどう接すればよいか、僕は考える。
<ショートショート5編>
 「証明可能な煙突掃除人 Provable chimney sweeper」
  煙突掃除人だった父が死に、彼も煙突掃除人になった。父が死ぬ間際に残した言葉、お化け煙突の謎にひかれて。

  不思議な夢を見て、ふらりと旅に出た男の話。
 「私を失望させて Drive me to despair」
  現代版桃太郎。
 「麗しき黒髪に種を Seeds for her lovely tresses」
  忘れられない子どもの頃の経験。
 「コシジ君のこと My most unforgettable figure」
  毎日夢で出会う、小学校の頃の友人コシジ君をめぐる思い出。
「砂の街 The sandy town」
 久々に故郷の街に戻ってきた僕。街の様子がおかしかった。街は砂に覆われていて。砂でできた車を運転する人々がいて。実家の裏の老夫婦が、僕と同じく大学院生の女性を紹介してきた。彼女は、この街の砂の謎について、調べているという。
「刀之津診療所の怪 Mysteries of Katanotsu clinic」
 山吹と海月の故郷、白刀島に遊びにきた、二人と加部谷。西之園とその叔母、佐々木も合流する。彼らの関心は、その島の怪談めいた噂話。診療所で幽霊を見て病気がちになった少年。着物服の女。診療所を訪れる、刀のようなものを持った男。こういった噂話が島に広まっていた。西之園たちは、その真相をつきとめようとする。


 胸が痛んだ作品は、「麗しき黒髪に種を」「コシジ君のこと」の二編です。いずれも、子どもの頃の体験が話の主軸です。どちらもすごく生々しくて、繰り返しになりますが胸が痛みました。
 「私を失望させて」はとても楽しく読みました。リアリズム志向ですね。「砂の街」も、冒頭のイメージとは逆に、途中は笑いながら読んだのですが、ラストがよく分かりませんでした…。
 「刀之津診療所の怪」。解決(?)の方法が、当たり前すぎて気づきませんでした…。Gシリーズの登場人物が登場する初の短編ですが、海月さんは解決もしないのでほとんど話しません。わずかな発言で、笑わせてくれますが。「いたって」など、なかなか意味がわかりませんでした。

ーーー
 日記じみたことも。今日もセンター試験ということで、大学に立ち入り禁止ということで、近所の図書館で作業していたのですが、昨夜は薬を飲まずに寝たせいかあまり眠れず、疲れてしまったので、のんびりすることにしました。読了が先になるだろうと思っていた本書を読んだのも、そういう事情です。明日から平常モードでがんばるとします。





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Last updated  2006.01.22 20:19:04
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のぽねこ @ Re:銀色夏生『流星の人』(05/16) スパイシーチューリップさんへ コメント…
スパイシーチューリップ @ Re:銀色夏生『流星の人』(05/16) 流行りましたね!キラキラ系、あまり知ら…
のぽねこ @ シモンさんへ コメントありがとうございます。 なにぶん…

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