のぽねこミステリ館

のぽねこミステリ館

PR

Profile

のぽねこ

のぽねこ

Calendar

2012.12.01
XML


~講談社文庫、2000年~


 幼稚園児探偵・渋柿信介くんが活躍する、5編の短編が収録された短編集です。
 それでは、それぞれの簡単な内容紹介と感想を。

ーーー
「私が捜した少年」 お友達のリコちゃんから、公園で遊んでいるあいだにいなくなった弟を捜してほしいという依頼を受けたシンちゃん。一方、父親で刑事のケン一は、公園近くの女子寮から消えたヤクザの事件を追っていて…。

「アリバイのア」 容疑者の疑いの強い漫画家には、怪しいながらもアリバイがあった―。父親が担当する新たな事件の解決に、シンちゃんの推理が貢献する。

「キリタンポ村から消えた男」 珍しく夫婦ゲンカになりそうなケン一とルル子だが、ケン一の同僚のゴリさんが語る事件の背景により、誤解は解けた。そして一家は、犯人が向かった北国の村へ向かう。はたして、その村に犯人は潜伏しているのか…。

「センチメンタル・ハートブレイク」 48時間の特別番組を成功させたプロデューサーの男は、社内の愛人ともめてしまう。そして男が海外に向かう日、その愛人が殺された―。子役デビューの決まったシンちゃんは、テレビ局で事件の背景を聞き、真相に挑む。

「渋柿とマックスの山」 家族とゴリさんでスキーに行ったシンちゃんは、そこでタツヤくんと良いお友達になる。さらに、そのスキー場で事件が発生した。女子大生がぶつかってしまった女性が、わずかな時間のあいだに、何者かに殺害されたようなのだった。はたして犯人は誰なのか…。
ーーー


 シンちゃんのセリフも楽しいです。
「グミを買ってくれなきゃ、帰らない!」
 と幼稚園児らしいセリフの後、ほめられた時には、
『そう言われるのは初めてではない』
 と答えたり。
 あえて二重括弧にされているセリフは、実際には何て言っているのだろうと考えるのも楽しいです(そのまま言っているのかな)。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2012.12.01 16:58:05
コメント(0) | コメントを書く
[本の感想(な行の作家)] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Keyword Search

▼キーワード検索

Comments

のぽねこ @ シモンさんへ コメントありがとうございます。 久々の再…
シモン@ Re:石田かおり『化粧せずには生きられない人間の歴史』(12/23) 年の瀬に、興味深い新書のご紹介有難うご…
のぽねこ @ corpusさんへ ご丁寧にコメントありがとうございました…

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: