New Zealand 虹の立つ国へ

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■第3章『移住先国の絞込み』



第3章 「移住先国の絞込み」

さて、色々と情報が集まるに従い、そろそろ移住先の国を絞り込んでみよう言う事なり、国の絞り込みを消去法で行って見た。

条件は、気候、風土、言葉、環境などで括って行く大雑把なもの。

アメリカ = 一番親近感があったし、憧れていた国でもあったが、治安の問
題上銃器があって危ないというワイフの意見で X 
親近感があっただけに、本当に残念。
後年アメリカでのGreen cardの取得のハードルがかなり高くな
ったと聞き、複雑な思いをしたものだ。
"もし"あの時アメリカを選んでいたら、今頃は…。
でも何事も たら・れば は利かないのである。


カナダ  = これは私の本命(スキーが好きなだけ出来るから)だったのだが、反対にワイフから雪が多いからダメ!と言われてX  

        真冬に雪が積もった家、暖炉で薪を燃やす! なんてロマンチックな事を考えていたのだが・・・。
正直かなりガッカリした。
移住する目的が環境の良いところへ というものであったので、その点カナダは一番であった。
英語も通じるし。
かなり最後まで粘ったのだが・・・。

スペイン = 気候的にも良さそうであったが、スペイン語が出来なくて(英語を話すスペイン人の友達はいたのだが)、習っている時間がないからX  
もしスペイン語が出来たなら、間違いなく移住していたと思う。
最近下の息子が3度目の欧州旅行でバルセロナに行ってきたが、それは素晴しい所だったと言う。
彼のガールフレンドはドイツ人だが、彼女もスペインがすっかり気に入ってしまったようだ。
いつかチャンスがあれば是非訪れてみたい。


で結果的に豪州とNZが残った。

この二カ国の共通部分は:
1)英語圏であること。
2)アメリカに比べ治安が良い事。
3)南半球にあり比較的気候が温暖である事。
4) 元英国の植民地であり、アメリカに比べ未だに英国気質を残している部分が多い事。

移住先の国を決めるのに、こんなに簡単で良いのだろうか?と思われるのはなかろうか? 
しかし、当時は時間・情報なども限られていたし、本当はこんな理由でもつけなければ取捨選択に悩むくらい、自分としては行きたい国ばかりだったのである。


ここで当時豪州とNZの永住に関する状況に簡単に触れておこう。


豪州
当時豪州ではすでに、永住権の申請にはポイント制が導入されており、自分のポイント計算をすると、ぎりぎりボーダーラインにぶら下がる感じ!?
しかし足切りポイントは毎月変化するとの領事館からの返事で、若干の不安を抱く。
この頃既に職能別の移住は可能であった。
職業は移住先の政府(国)が必要と認めた職種です。
その種類は多岐に渡り、医者、大工、パン職人、学校の先生なども含まれていました。
面白かったのはヨット作りの職人、セイルメーカー(帆職人)などもあった。

余談ではあるが、後年私の若い友人がNZおいて、このセイルメーカーで就労ビザを取り2年ほどNZで働いた事があった。
日本人のセイルメーカーなど今までに彼一人ではなかったろうか?
まだアメリカズカップに勝つ前の事だったと思う。

話は元に戻して、この時は手に職が無いサラリーマンのつらさを痛感したものだ。 


ニュージーランド
一方NZはポイント制導入前で、豪州に比べると割と門戸はオープンな感じ。
ビジネスプラン、投資プランなどもあったと思う
また職能別の申請も並行して行われていた。 




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