山寺のオカリナコンサート


ぴあののうえで
《山寺のオカリナコンサート》




 昨日は各務原の法福寺の本堂で、『山寺のオカリナ・コンサート』。

とても音響が良く、音が前に飛ぶよりも、上に飛んでいって、本堂に居て

聴いて下さっている皆さんも演奏している私も、すっぽり包み込まれてし

まったような、今まで経験したことのない素敵なコンサートでした。



しかも本堂のお仏壇を背にしての演奏は、やはり気がとがめるものです。

そこで、出来るだけ正面を避けて、お仏壇の傍らで、演奏させていただく

ことに。


最初、お聴きいただく皆さんが全員、本堂のなかに陣取って演奏場所の間

近に坐っておられるので、オカリナの音が強く大きく聴こえないか、ずい

ぶん心配しました。ところが本堂は天井が高く、前述のように、オカリナ

の音色が、前に飛んでいく、というよりも、爆弾のように、四方八方飛ん

で行き、特に本堂の天井高くまで到達して、天上からふりそそぐようなオ

カリナの音色を、身体全体でお聴きいただく皆さんにはとても心地よくお

過ごしいただけて、また演奏している私達もすっぽりとお釈迦様の懐に抱

かれた気分で、とても心地よいひとときと空間を共有できてとても良かっ

たと、感謝しています。

あっ、そうそう、もう一つ。コンサートを始める前に、住職が般若心教を

奉納してくださったのです。これがとても新鮮な経験で、聴いてくださる

皆さんと演奏する私達とが一体となって、心が統一されたような気分にな

りました。こうしてコンサートは流れるように進んで行き、コンサート終

了直後に、私は思わず仏壇に向かって、合掌していました。



このようなさまざまな体験は、とても新鮮で、脳が活性化されて、若返っ

たような気分を味わったのは、私だけではなく、お聴きいただいた来場者

の皆さん方も同じだと思います。今回のコンサートを提案し、当日も17

人ものお仲間をお誘い合わせてお出でくださったNさんと、この企画を実

現してくださった法福寺の御住職、そしてお手伝いいただいた皆さん方に

心から感謝いたします。



                    合掌




おかりなたち

おかりん



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