旨いお酒をもとめてあちらこちら日記

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August 30, 2011
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8月27日開催された『大曲の花火』

昨年が100周年記念大会で、今回は101周年目となる伝統ある花火大会であり、内閣総理大臣賞が授与される格式のある花火競技会。

100周年大会が大いに注目され、今年はどうなんだろう?と思わせながらも、『実は予算規模は昨年と変わりません』とのワイン大使仲間のK氏の言葉どうりに極上の花火炸裂です。

しかも、快晴の天気に加えて、風が花火観賞に理想的な方角から吹き、10年に一度とも、『1995年以来の好条件』(前出K氏)とも言われた絶好の花火日和。

101年目なので今年は見送ろうと、見に来なかった方は一生後悔しかねない第85回大会なのでした。


今年の大曲花火大会の印象(あちらこちら的感想です)


  1.中間色全盛!

  2.10号割物の精度に疑問符!



1.中間色全盛!


従来からの赤色などと違う繊細で微妙な色彩表現。
透明感のあるブルー・グリーン・パープルなどの光りかた、
しかも、同じ『星』が二度三度さらには四度・五度と色合いを変えるなどの手の込んだ表現が多くありました。

一方で、その色彩表現にこだわるあまり、『創造花火』では全体の構成がやや平板な印象を与えるものもあったように思います。

『創造花火』で高い評価を得た『今夜、どこかのBARで~男と女の物語~』の、ドラマ仕立て&笑い取りつつ&圧倒的な超わかりやすい表現という花火に比べ、『中間色』を美しく見せる花火は、玄人好みであるかもしれませんが、表現にはさらなる工夫が必要だと思います。
中間色は上手く使えば『印象派の絵画』的な効果をもたらすと思いますが、繊細で微妙な色彩表現なので、使い方には従来以上のセンスが必要になってくかもしれません。

昨年の100周年大会は、日本古来の花火の色いあいである『和火』を取り入れた花火が多く、記念大会ならではの過去を振り返るモーメントが『和火』に向かった面があったのかもしれないと思い起こします。
『和火』は、燃焼温度が低いため、やや暗めの赤銅色(単色)で、TVなどではその色合いは表現しずらい点もあるのですが、実際に目の当たりにしたときの印象は、多くの日本人にとっては『感情に訴えかける懐かしい色合い』ではないかと思います。
一方で、『中間色』は繊細な透明感のある綺麗な色合いではあるものの、その繊細さゆえに見せ方も色使いを意識した、言ってみれば使用している『色の説明的な』プログラムとなりがちなのかもしれません。

『和火』の『情』に対して、『中間色』の『知』または『冷静』な訴えかけという構図。

今年の大曲の花火における『中間色全盛』という色彩表現のトレンドの面では、この一年の変化は非常に大きかったように思います。




2.10号割物の精度に疑問符!
10号とは、いわゆる尺玉のことです。
大曲の花火競技会では、10号玉2発を打ち上げますが、その一発目は『課題玉』
『課題玉』は、『芯入り割りもので三重芯以上』と規定されていますが、今大会三重芯を上げたのは27社中8社のみで、19社は四重芯以上の多重芯玉を打ちあげています。
(三重芯花火は大きく開く外周の中に三重の芯(光の輪)がある四重構造の花火。四重芯は五重構造)

(1ミリのズレが上空では1メートルのズレになるとも言われています)
今年は、その芯がうまく同心円に見えない花火が多かったように思います。
『芯』が多くなるほど花火を外側に開かせる火薬の量を減らさなくてはならないため、大きく開く花火を打ち上げるのが難しくなります。
今年は、大きく見せる花火作りをしようとして、微妙な花火の開き方のバランスを崩す結果となった物が多かったのかなぁ~と想像しています。


などと、少しネガテイブな面の印象を書いてしまいましたが、
普通の花火大会とは全く違う『競技花火』ならでは最高峰を狙う花火だけに、ギリギリを狙う花火作家には大いなるリスペクトを持った上でのあちらこちらの印象とご理解ください。


さて、第85回大会も終わったばかりですが、すでに思いは来年の第86回大会!

来年も行きます大曲の花火!











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Last updated  September 2, 2011 11:37:39 PM
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