可愛いに間に合わない(ファッションと猫と通販な日々)

< 新しい記事

新着記事一覧(全43961件)

過去の記事 >

2016.04.13

『三蔵、妊娠したってよ』シリーズ第四十一段　～ネクスト４　ジョン～　映画『西遊記之孫悟空三打白骨精』によせて

カテゴリ： ◆映画・TV・華流・韓流・ショービズ

↓前回です♪
第四十段　～ネクスト３　ジョン～

★☆★☆
第四十一段

ジョンは幸運だった。

最上位のカーストの者が子供を失うと、どの階級からでも

希望の孤児を選んで養子にできるという慣例があった。

三人の子供を失ったポール・キューザックは、ジョンの前に

すでに二人の養子を迎えていたが、彼等は、最上位カースト、

つまり戦死した軍人の家庭の子供たちであった。

ジョンは、自分の力で這いあがったのだ。

キューザック家は、金星を支配していた。

下界の工場や会社の四割は、彼のものであり、

金星及び宇宙ステーョン・ヴェスペロを外界からの攻撃から守る

惑星防衛軍全軍の司令官でもあった。

また、その彼の率いる軍隊は、非常に勇猛果敢であるとして尊敬を集めてもいた。

戦時中には、しばしば、反政府側の大軍を撃退したし、

近くの惑星には援軍を送ってもきた。

大統領や総帥の要請にもしたがって、

土星にある大統領府に大量の兵士を送ったこともある。

金星内における権力の全ては彼のものであり

この世界で充分過ぎるくらいの恩恵を世界政府から授かっていた。

しかし息子を一度期に全員失ったことは、

彼の輝かしい人生と心に暗い影を落とした。

キューザック家は、地球にルーツを持つ、由緒正しい家柄であり

地球を脱出した時から７０年近く経過していたが

ずっと尊敬を集めて来たのだ。

それは大昔からの地球での化石燃料による利益が、

今だに彼の家系全体をうるおしていることにも現れているような、

圧倒的な経済力と圧倒的に強い軍隊を

率いてきたからに他ならなかった。

水星における政府軍の敗北は、事実上政府軍全体の責任であるとされたが

影では、彼の軍隊の参加が遅れたことが敗因であると

言われていることも知っていた。

だか怯むことは無かった。

弱い犬の遠吠えは、石ひとつ投げれば終わりだった。

今は投げはしないが。

そして、総帥。アレク・コーネリアスは、彼の妻の兄だった。

ポール・キューザックはアレクの寵愛を受けていた。

つづく

悟空現代版.jpg

ウィリアム・フォン、馮紹峰、フォン・シャオフォン、ペン・シャオペン　以上全部同じ人（笑）

お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう

Last updated 2016.09.06 12:10:37

[◆映画・TV・華流・韓流・ショービズ] カテゴリの最新記事

【毎日開催】

15記事にいいね！で1ポイント

10秒滞在

いいね! -- / --

次の日記を探す

おめでとうございます！
ミッションを達成しました。

※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。

Profile

すみれゆきの

いつのまにか母娘でやることになったブログです。娘は主に音楽関係を2017.04あたりから担当。 '17.07.22現在『アジアの音楽』『アジア以外の音楽』の両カテ以外の音楽の記事は娘です。私は映画やドラマなどを中心に気功や太極拳などの情報ファッションや猫や人間の健康に関することなどを発信してます。混乱します？そうでもない？娘は几帳面。私はイイカゲン。そんな感じの見分け方で(笑)

フォローする

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧