しろうと自然科学者の自然観察日記

しろうと自然科学者の自然観察日記

PR

Calendar

Profile

しろうと自然科学者

しろうと自然科学者

Favorite Blog

家内が退院! またま… だいちゃん0204さん

隣町は日本で一番暑… New! hiromomoさん

この花に逢いたくて… New! himekyonさん

用水路~K川散策日記… ★黒鯛ちゃんさん

Keyword Search

▼キーワード検索

2012.03.13
XML
静岡県賀茂郡東伊豆町に来ています。海をへだてて、東側に伊豆七島が見えます。真正面に見えるのは、伊豆大島です。
伊豆大島s

宿舎から外に出ると、駐車場の脇の河津桜が満開を過ぎ、散り始めています。メジロが、たくさん集まってきています。
メジロは、河津桜の花の蜜を求めて、枝を飛び回っています。三脚もタイマーも使えないので、シャッタースピード60分の1秒、明るめに露出補正して、手振れを気にしながら撮影しました。
メジロ1sメジロ2s
メジロ3sメジロ4s
メジロ(目白)
1.メジロ科メジロ属メジロ。
2.和名の「目白」は、目の周りの白い輪に由来する。
3.東アジアから東南アジアに分布し、日本全土に分布する。学名は、Zosterops japonicusで、英名はJapanese White-eyeで、「日本」・「目の周りが白い」は、世界的に共通した名前の由来になっている。
カワヅザクラ(河津桜)
1.バラ科サクラ属カワヅザクラ。

3.早咲きのオオシマザクラ(大島桜)とカンヒザクラ(寒緋桜)の自然交配種と言われている。

斜面に、タチツボスミレが咲いています。奥多摩では5月上旬、奥多摩より1カ月季節が早い立川では4月上旬に咲きますが、ここ東伊豆ではさらに半月早いようです。
タチツボスミレ1s
花を正面から撮影したもの。       花を側面から撮影したもの。
タチツボスミレ2sタチツボスミレ3s
タチツボスミレ(立坪菫)
1.スミレ科スミレ属タチツボスミレ。
2.和名の「立坪菫」は、身近な道端や庭(坪)で見られることと、茎が立ち上がってくることに由来する。「スミレ」は、『牧野新日本植物図鑑』(牧野富太郎、北隆館)によると、「墨入れ」に由来するとのこと。花の形が、大工さんが使う墨入れ(糸に墨をつけて材木に直線を引くもの)に似ていて、それがなまってスミレになったというもの。これに対して、『植物名の由来』(中村博、東京書籍)によると、「墨入角(すみいれかく)」に由来するとのこと。古代の武者が持ち運んだ旗印(指物)で、墨取紙という正方形の紙を折り紙のようにたたんで作った紙細工がスミレ(菫)花の形に似ていることからスミレになったというもの。
3.日本を代表するスミレで、北海道から沖縄まで日本全土に分布する。

ツワブキ、ノビルがあちこちにみられます。
ツワブキsノビル

タネツケバナ、ヒメオドリコソウ、フキノトウも咲いています。
タネツケバナsヒメオドリコソウ1s
ヒメオドリコソウ2sフキノトウs

オオバヤシャブシが、花を咲かせており、雄花が木の全体に咲いて目立っています。ヤシャブシと似ていますが、ヤシャブシの仲間のほとんどは、枝先に雄花序をつけます。いっぽう、オオバヤシャブシは、基部から雄花・雌花(1本)・葉芽の順でつくという特徴があるということなので、オオバヤシャブシと思われます。さらに、雄花の手前に昨年の木質化した果穂(かすい)が残っています。
オオバヤシャブシ1s
右から、昨年の果穂、雄花(垂れ下がっている)、雌花(上に直立)、葉芽(左に突き出している)。
オオバヤシャブシ2s
直立する雌花と垂れ下がる雄花。
オオバヤシャブシ3s
オオバヤシャブシ(大葉夜叉五倍子)
1.カバノキ科ハンノキ属オオバヤシャブシ。
2. 和名の「大葉夜叉五倍子」は、「夜叉五倍子」が熟した果穂の表面が醜い夜叉に似ていることと、果穂がタンニンを多く含み、五倍子(フシ)の代用として使用されたことに由来する。タンニンを多く含んでいる五倍子は、黒色の顔料、お歯黒などに使われてきた。大葉は、夜叉五倍子より葉が大きいこと。


タケ1sタケ2s
タケ3s
タケ(竹)
1.イネ科、タケ亜科タケ連。
2.和名の「竹」は、生長が早いので「長生う(たけおう)」や「高生え(たかはえ)」の名があり、 しだいに「たけ」に略されたという説がある。
3.イネ科で、茎が木のように木質化する。開花の周期は、竹の種類によって異なるが、一般には60年から120年であると考えられている。日本には、150種から600種の竹があるといわれている。

オニタビラコが咲いていました。
オニタビラコ1sオニタビラコ2s
オニタビラコ(鬼田平子)
1.キク科オニタビラコ属オニタビラコ。
2.和名の「鬼田平子」は、田平子より大きいことに由来するという。田平子は、田の畔や田の中に生え、葉が田の表面に平らに広がることに由来する。
3.日本全国に分布し、道端や庭に自生する。なお、タビラコ(コオニタビラコ)は、七草粥に入れられる春の七草の一つで、仏の座(ホトケノザ)とも呼ばれる。

ハコベが、あちこちにたくさん生えています。花が開いていないので、種については、あらためて調べたいと思います。
ハコベ1sハコベ2s





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2012.03.22 07:01:21
コメント(1) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: