マンガ 100人の不登校たち

マンガ 100人の不登校たち

June 30, 2018
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一晩中家でゲームして夜明けに床につき、
昼過ぎに起きる。
適当に昼食をとりながら再びゲーム。
それが夕食と風呂の時間以外ずっと朝まで。
このような日が、3年近く続きました。

きっかけは
受験の失敗、失恋、気の合う友人が出来ない、
授業について行けない、先生とのコミュニケーション不足、

・・・などのストレスが積み重なった故だと思います。

何度もこのゲーム漬けの生活をやめようとしました。
兄弟にゲームソフトを隠して貰ったり、
兄弟の部屋の鍵付きの引き出しに入れてもらったり・・・
でも
頼むから返してくれと懇願したり、
部屋に忍び込み引き出しをハサミでこじ開けたり、
結局はゲームをしてしまう・・・。

ゲームをする喜びと同時に、
いつも自分をコントロールできない恥ずかしさをも
味わってました。


そんな自分が周りから軽蔑されているように思え、
『お前はこの大学にいるべきじゃない』と言われているんじゃないか、
そんな被害妄想にも陥っていました。

 『ゲームをする』
→『ゲームをする自分が情けない』


この繰り返し。


そこから抜け出すため僕が最初にしたことは、

『ゲームをする自分を恥じないこと』

だったのです。

ゲームをする時に
「これは自分の気分を前向きにするためにする」
と意識してゲームする。

そして終わった後は、
「ゲームをする前より気分が良くなったのだからOK」と言い聞かせました。

『自分はゲームをやめたくてもやめられない情けない人間』
という 受け身的イメージから
『自分は自分をより良くするためにあえてゲームをしている』
という 能動的なイメージに 変えたのです。

自分はどうしてもこのような行動をとってしまう、
と受け身的で、無力感を抱いてしまうところを
自分があえてこの行動(症状)を選び、
そしてその結果少しでも良くなったところを評価する、
ということをしてみた。

すると
徐々にゲームへの執着が薄れ、ゲームの時間が減っていったのです。
そして外へ散歩に出るようになったり、少しずつ勉強をするようになったり・・。

おそらく
『自分の行動を自分でコントロールできる』という
自己効力感が回復してきたのでしょう、
数か月後には、
人目が怖くて仕方なかった僕が
フリースクールで不登校生の相手をするボランティアをするようになり、
さらに大学院に合格、ペットも飼い始め、
家庭教師のバイトまでするように!

「こんな自分じゃダメだ 変わらなきゃ」と
自分を責めている時は変わらなくて、
「これでいいんだ 立派だ」と
自分を許して認めてあげると変わったのだから
まずは自分を傷つけないことからかな。
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参考文献:『星の王子さま』





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Last updated  July 4, 2018 02:08:31 PM


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乙生 弦吾

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登場人物紹介


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ことはカウンセラー Kotoha
ことはのカウンセリングルームのカウンセラー。

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保見先生 Yasumi
不登校の子達が慕う保健室の先生。

shirabe.PNG


調くん Shirabe
新米カウンセラー。小中学校で不登校生対応のボランティアをしている。

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間先生 Hazama
調、こと葉の指導教官。カウンセリングルームで働きながら大学で心理学を教えている。

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